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イキイキ働くという幻想

イキイキと働く。自分らしく働く。
それぞれの意味を深く考えたことがある人はどれくらいいるだろうか。

イキイキと働きたいと思っていた。

新卒で入った銀行を1年5ヶ月で逃げるように退職した。
面倒臭がりで、新たな変化が大好きな僕にとって、銀行の風土、業務内容は全くといって合っていなかったと思う。

学生の頃はイキイキしていたのにな。
そんな風に思っていた。

自転車日本一周、バックパッカー、フラッシュモブ団体の立ち上げ...

自分の興味がある世界へどんどん足を踏み入れ
行動をしてきた。

自由度があって、新しさに抵抗がなく、変化のスピード感のある会社。
そんな環境で働きたいと思い今の会社に転職をした。

転職して3年が経過。

おかげさまで、自分の持ち味を生かし、仕事を続けられている。

自分が提供する価値の方向性にも世界観にも満足をしている。

転職をしてよかったと心から思う。

ただ、大変なことや、苦労することも多くある。
仕事のプレッシャーで心が休まらない夜を過ごすことの方が多い気がする。

自分が思い描いていた『イキイキと働く』というイメージとは少し違った。

イキイキ働くという幻想

自分が思い描いていた
『イキイキと働く』というイメージ。

それは、自分が持っている経験やスキル、持ち味で大きな苦労をすることなく、価値提供が可能な仕事をするということだった。
※多少、大変なことがあっても痛みや苦しみは少ないイメージ

同じように考えている人は多いのではないだろうか。

実現したい世界観の大きさと伴う痛みは比例する

僕たちが仕事に求めていることはなんだろうか。

僕が求めているのは以下3つだ。

・自分の持ち味を生かす。
・提供する価値の方向性に満足している。
・実現したい世界観に近づけている。

3つめの『実現したい世界観』という言葉。

何とも抽象度の高い言葉だけど
これが僕が仕事で一番に追いかけているゴールだと思う。

そのゴールが、今の身の丈以上の場所にあるのであれば、必ず痛みは伴うし、苦しみはある。

ゴールがアップデートされ続ければ、尚更である。

それでも自分の持ち味を生かし、叶えたい世界観の実現に近づくのであれば、自分らしい働き方が出来ていると言えるのではないだろうか。

自分らしく働ければそれで良い

社会人5年目となり、周りの友人から転職に関する相談を受けることが増えてきた。

今一度考えたいのは、イキイキ働くことと、自分らしく働くことは、似て非なる概念であるということ。

より良いキャリアの選択が出来るよう、深く考える必要がある。

自分らしく働ける環境は必ずある。
多くの人の転職が、自分らしさを発揮出来るフィールドへの挑戦となれば嬉しい。

かくいう僕は、自分らしく働き続ける為に
痛みも苦しみも大いに味わい、仕事に向き合っていこうと思う。

ではまた。

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