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ナトリウム 『高血圧の原因に!』

▼目次
■これだけは知りたい”ナトリウム”について
■ナトリウムが多い食品
■これを知っていたら”ナトリウム博士”

■これだけは知りたい”ナトリウム”について

ナトリウムは、いわゆる”塩分”の事です。
健康を気にしている人は、減塩の醤油などを選ばれますよね?
ナトリウム自体重要な栄養素ではあるものの、ほとんどの食品に含まれる事から不足する事はまずありません。
特に日本人(日本料理、味付け)はナトリウムを過剰に摂取してしまう傾向にあります。

ですので、『ナトリウム(食塩)は必要以上に摂らない』事を覚えておいてください。

■ナトリウムが多い食品

ナトリウムが多く含む食品は、イカ塩辛、カレー、タラコ、コンソメや醤油です。
ただし、ナトリウムはほとんど全ての料理に含まれていますので、すぐに摂り過ぎてしまいます。
濃い味付けや市販の総菜などを食べる機会が多い人は特に注意が必要です。
味に物足りなさを感じる人は、スパイスやだしを効かせるなどの工夫をして減塩対策を心がけてください。
個人的には、粗びきの黒コショウをよく使っています。”粗びき”というのがポイントです、なにか、おしゃれな感じがしますよね(笑)
私が使っているものも参考にしながら、ご自身に合った味付けを見つけ出してみてください。

こちらの胡椒は、初めカルディで購入して気に入ったのがきっかけです。

カルディにはブラックペッパー以外にもかなり多くの種類が存在し、私はニンニクや麻辣ペッパーなど5種類ほど使用しています(笑)

Amazonでも購入出来ることに気がついてからはネットでポチってます。


■これを知っていたら”ナトリウム博士”

少しマニアックですが、ナトリウムについてもう少し詳しく知りたい方向けの内容になっています。
参考文献はこちらになりますので、気になった方はこちらもご覧ください。

人の多液は細胞外液と細胞内液からなり、この浸透圧を調整しているのが、ナトリウムとカリウムです。
ナトリウムは細胞外液中に多く含まれており、体内には体重の0.15%程度存在しています。
細胞内にナトリウムが多くなると、ナトリウムポンプという調整機能が働いて、ナトリウムを細胞外へ排出すると同時に、細胞外のカリウムを細胞内へ取り込もうとします。
この仕組みにより、細胞内外でのナトリウムとカリウムの比率が常に一定に保たれ、体内の水分量やそのほかのミネラル成分の濃度が調整されています。
ナトリウムと塩素が結合したものが、私たちが普段食べている食塩(塩化ナトリウム)です。生成塩は、99%以上が塩化ナトリウムですが、精製度の低い自然塩は、他のミネラルも豊富に含んでいます。
自然塩をとることでナトリウムだけではなく、ミネラル全般をバランスよく摂取する事ができます。

通常、過剰に摂取した塩分は腎臓から排出されます。
しかし、摂り過ぎる状態続いたり、腎臓の働きが弱まると、体内(血液と組織間液)にナトリウムが増えてしまいます
すると、血液中の浸透圧が上がるため、水を血液中に貯留させる事で浸透圧を下げようとし、血液中の水分量が増え、血管からしみ出た水分で組織間液も増えたりします。
これがいわゆる「むくみ」です。
さらに、血液中の水分量が増えると、血管壁への圧力が上がります。
ナトリウムには血管を収縮する働きもあり、これが原因となって高血圧が引き起こされてしまうのです。
その他、ナトリウムは神経伝達にも関与します。
細胞膜を通して、細胞内外にあるナトリウムとカリウムが入れ替わるときに、お互いのイオンの電気信号が刺激となって神経組織を伝わります。
この刺激は脳から神経組織を通して筋肉に命令が伝えられるときにも起こり、その結果、筋肉細胞が緊張し、収縮することができる仕組みです。
さらに体液のpHの調整役でもあります。人の体液は通常、弱アルカリ性に保たれていますが、これはナトリウムの緩衝作用によるものです。
これらのように、血液の浸透圧やpHなど、様々な体内のバランスを調整する役割がある、『体の調整役い』なのがナトリウムの特徴です。

最後に、ナトリウムから食塩相当量を求める方法をご紹介します。
ナトリウムの多くは、塩素と結びついた食塩(塩化ナトリウム)として摂取されています。
そのため、食品中の含有量も食塩相当量で考える事が多く、また、1日の食事摂取基準の目安量も食塩相当量で示されています。
食塩相当量は、次のように求めることが可能です。

食塩相当量(g)=ナトリウム量(g)×2.54

※2.54という係数は、食塩の分子量(58.5)をナトリウムの原子量(23)で割った値です。

以上がナトリウムについての少しマニアックなお話でした。
ミネラルの一種であるナトリウムですが、ミネラルの全体像をまとめた記事もありますので、ご興味ございましたら合わせてご覧いただければと思います。


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