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銅『3大栄養素の代謝を担う、縁の下の力持ち!』

▼目次
■これだけは知りたい”銅”について
■銅が多い食品
■これを知っていたら”銅博士”

■これだけは知りたい”銅”について

3大栄養素の中でも特にタンパク質と関連性の高い銅。
鉄とヘモグロビンの結合を助ける働きがあり、銅が不足すると貧血の恐れがあります。

健康な皮膚や丈夫な骨、血管の維持には欠かせないミネラルですので、一度注目してみてください。

■銅が多い食品

銅が多く含む食品は、イイダコ、シャコ、アーモンド、納豆、牛レバーなどです。

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■これを知っていたら”銅博士”

 少しマニアックですが、銅についてもう少し詳しく知りたい方向けの内容になっています。
参考文献はこちらになりますので、気になった方はこちらもご覧ください。

体内における銅は、主に肝臓に依存し、銅を輸送するセルロプラスミンというタンパク質と結びついて組織に運ばれます。
銅は約10種類の酵素の構成成分として、様々な働きを支えています。
骨髄でヘモグロビンが作られるときに、銅を含むセルロプラスミンが、鉄とヘモグロビンの結合を助けてくれます。
銅には鉄の吸収を促す働きもあるので、鉄が十分でも銅が不足すると、鉄欠乏性貧血を起こしてしまいます。
また、有害な活性酸素を除去するスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の成分となり、体内での過酸化脂質の増加を防いでいます。

また、銅を含むセルロプラスミンは、紫外線から皮膚を守るメラニンを合成したり、血管や骨を強化するコラーゲンやエラスチンを生成するとき等に働きます。
健康な皮膚や丈夫な骨、血管の維持には欠かせないミネラルです。
ただし、亜鉛やモリブデン、ビタミンCを大量に摂取すると、銅の吸収が阻害されるので注意してください。

以上が銅についての少しマニアックなお話でした。
ミネラルの一種である銅ですが、ミネラルの全体像をまとめた記事もありますので、ご興味ございましたら合わせてご覧いただければと思います。


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