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けいぶんしゃ。
『左京区男子休日』 台湾男子がこっそり教える!秘密の京都スポットガイド/男子休日委員会
大阪に引っ越してきて、右も左もわからなかった時。ある方がくださったこの本。この本の序盤に出てくるのが、タイトルにある「恵文社」なんだけど、
この本を読んでから左京区と恵文社がずーっと気になっていた。
そこから、調べて行くといろんな記事が出てくる。
京都の中心から結構遠いのに、なぜこの場所や本屋は人を惹きつけるのか。
気になって仕方がなかった...他の人とも恵文社の話しになることがあったし。
もう、これは行くしかない。
とうとう先週行ってきて色々感じたので勝手にレポろうと思います。
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「なんか好き。」そう思ったのが、この書店に足を踏み入れた時の印象だった。
なんで好きなんだろう...
そんな言語化できない思いと共に店内をぐるぐる歩き回った。書籍もあればCDや雑貨も、置いている物で言うと大型書店とほぼ変わらないなぁと思っていた。
けれど、他の書店とは違う雰囲気。
✳︎
大型書店と恵文社のちがい
店舗の大きさはもちろんそうなんだけど、なんだか、恵文社には脇役や主役て概念がない気がした。
なんでだろ...大型店舗に行くともっと主役と脇役の圧倒的な差を感じてしまうのは。
・同じ商品があまり置かれていない。
・本の1冊、1冊が独立している。
・同じ本も数冊もしくは1冊。
パッとかんじた恵文社の印象だ。
他にもあるけど、大型書店とは反対だった。
どこにでもある数冊ではなく、「ここだけにしかない」一冊 を大事にしているのではないかと思った。またそれらが、作り手を身近に感じさせ、主役や脇役の概念なく一冊一冊が独立しているようにも見えた。
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大型書店にいけば...
手っ取り早く有益な情報は得られる。
今話題の本や、著名人の書いた本、名著ありとあらゆる本まで数万冊にものぼる書籍の山だ。
素敵だ。
欲しい本をすぐに見つけることができる。
けれど、主役のように売れる書籍と脇役のように棚の隅に隠れている書籍との差があるように見えた。
たぶん恵文社の本を、大型書店で売られていたら埋もれていたかもしれない。だから大切に主役にしている優しさが好きなぁと思った。
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探しに行くではなく見つけに行く
書店は、大半が検索機能があって最近はネット検索もできるし事前に調べたり、レビューを見たりして買う本を判断する。
恵文社は、検索機が置いてないのも理由としてはあるのかもしれない。むしろネットで調べても出てくるのかわからない。
だからこそいいのかなってもおもっていて、
1つ1つが固定概念なしに手に取ることができる。だからこの書店には、作り手を大事にしている雰囲気があったのかなて書きながらおもった...
書店に行くと、たくさんの本で溢れているけれど「まだないもの」を見つけに行く感じがたまらないきぶんだった。
見つける時の偶発性
見つける時ほど、偶然的・偶発性が高いのではないかと思った。しかも、結構それらは大事だと思っている。
予期せぬ出会い、突然の出会いの方が最初は受け入れ難いかもしれないが、本当の出会いは狙い通りよりも、そういう場にあるのではないかと思う。
なので、偶然性は大切にしたいしそれを必然性に変換する能力も大切なのかもしれない。
なんてことを考えながら...
置いてるセンスがよかったよな。
センスについて深掘りしたらまた止まらなくなりそうだけど、激あつでした。
恵文社さんのコンセプトは「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」なんだって。セレクトショップ...きっと他の店には無い魅力ってそこにあるのかもしれないなぁと思いながら、本屋をでた。
さいごに
この空間を作るのもどんな思いで設置し、選書されているのか気になる書店だった。
なんとなく懐かしさがあるようで、一つ一つを大切に選んでいるんだろうなぁって勝手に感じた。小さな編集から大きな編集をしている感じ。
好きなものを集める作業は自分を知るきっかけにもなるかもしれない。
感じ方は人それぞれかもしれないけれど一度は、訪れてみるといいかもしれません。また多分これは訪れる気がする。大阪にもこんな本屋無いのかな...
探しに行くより見つけに行く書店て感じだ。
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