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自転車観光のいいところ 〜「寄り道」のオススメ〜

こんにちは。
公立高校で歴史を教えています、たこぽんです。

以前、折りたたみ自転車を持って伊豆大島へ行ってきたのですが
(その時に思った「皆勤」についての思いの記事はコチラ)、
改めて自転車で観光地を巡るのはいいなぁと実感したので、
書いていきたいと思います。
今日のテーマは「寄り道」です。

観光旅行は「寄り道」しにくい

皆さんは観光をする時の移動手段ってなんですか?
自動車?電車?バス?徒歩?

例えば車、自動車での観光。
確かに自動車って便利ですね。
遠くの観光地でも、車にさえ乗ってしまえば、
どこへでも行けます。

目的地から目的地までの移動については
早くて便利な自動車ですが
途中までの道のりにあるものには意識が行きにくい。

自動車の「速度感」って、観光には速すぎるんですね。

さらに、途中で何か気づいて「見たい!」と思っても、
近くに駐車場があるとは限りません。

この点はバスや電車でも同じです。
自分が「見たい!」と思った場所への「寄り道」がしにくい。
自分のタイミングで観光しにくいのが、
自動車や電車、バスのデメリットです。

それに対して、徒歩ではどうでしょうか?
観光といえば、大体の場合が徒歩で観光地を回りますね。
徒歩の場合、ゆっくり観光地を回ることができます。
観光地の雰囲気を感じることができるのは
徒歩観光の大きなメリット
です。

さらに徒歩観光は自由度が高い
ちょっと気になった場所に「寄り道」することも可能です。
この辺りは自動車観光よりもは自由に
行動することができます。

しかし、例えば気になった場所まで「4km」
という表示があった場合、徒歩で見に行けるでしょうか?
4kmを歩くのには、結構時間がかかります。

旅行中は滞在時間が限られています。
せっかくの旅行で移動に時間がかかってしまう場合、
二の足を踏んでしまうことが多いですね。

自転車は旅にちょうどいい「速度感」

これらのデメリットを解消できるのが自転車なのです。

というのも、自転車の「速度感」って、観光にちょうどいいんですよね。
自転車で走っていると色々なものが目に飛び込んでくる。
でも、その景色も速すぎず、ちょっと気になるものがあれば
自転車を止めて、見に行くこともできる。
この「速度感」が観光には最高にマッチしています。

バスや電車だと、自分の都合で止めることができないので、
この辺りは自転車ならでは。

そして、自動車のように駐車場を心配する必要もありません。
自転車程度の大きさのものであれば、
だいたいの場所に駐輪することができます。
さらに折りたたみ自転車だと駐輪する場所がなくても、
折りたたんで持って行くこともできます。

カフェの座席のかたわらに折りたたんだ自転車

これらのメリットから、自転車での旅行は「寄り道」に最適!
最後に実際、私が伊豆大島で行った「寄り道」についてお伝えします。

伊豆大島での「寄り道」

伊豆大島観光で有名な場所といえばコチラ。

地層大切断面。100回以上の火山の噴火・堆積によってできあがった地層面。

地層大切断面です。
伊豆大島の三原山は火山噴火が活発。
何度も火山の噴火があり、それらの火山灰が堆積、
そしてさらに噴火…
ということを繰り返すことで、大島の地層が出来上がりました。

私もコチラの大切断面を見るために自転車を走らせたのですが・・・
途中で気になる神社を発見

石段の続く雰囲気のある「大宮神社」

大宮神社です。
通りすがらに、上へ続いていく石の階段が見えて「いい雰囲気だな・・・」
と思い、自転車をこぐ足を止めました。
そして、そのまま「寄り道」

自転車は、気軽に「寄り道」できるので、
自分のタイミングに合った観光ができます

階段を登っていくと、石垣に囲まれた社が見えてきます。
その日は静かに風が吹いており、とても神秘的な雰囲気が漂っていました。

祀られているのは阿治古命(あじこのみこと)
と天照大神(あまてらすおおみかみ)の二柱。

もともとこの辺りの地域は「阿治古(あじこ)
と呼ばれる地域でした。
室町時代、三原山の噴火が絶えず、村落の安全を願って
阿治古命(あじこのみこと)を
おまつりしたのがはじまりとのことです。

天照大神は有名な神様なので知っていましたが、
阿治古命という、地域特有の神様のことを知り、
噴火が多い大島ならではの神様だということを実感。

自転車観光の「寄り道」ができたからこその旅行でした。

観光地に行ったら、自転車での「寄り道」を!
「レンタサイクル」の使用や
もちろん、私みたいに「折りたたみ自転車」の使用、
オススメですよ!


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