[退学Advent Calendar Day4] SESに就職できたから早稲田中退したんだよ
はじめまして、オノタカユキです。
たまたま辺鄙なAdventCalendarを見つけてしまい空いている日付があったので僭越ながら投稿させていただきます。
目次としては↓な感じです。
①自己紹介 ⇛ ②中退理由 ⇛ ③SESの日々 ⇛ ④中退メリット(はない)
名乗るほどのものでもないが
東京の会社で求人情報検索サービスのエンジニアとして働いています。
iOSアプリからBE、インフラまで幅広くやっていますが技術力はほぼなく。気合と根性論でエンジニアを続けて6年目になります。
趣味はランニングとクラフトビールとラーメンです。
将来の夢は宇宙に行くことです。
中退理由
正式に辞めたのは大学3年の3月ですが、3年が始まってから履修登録もしてませんでした。 大学には行かずに昼は雑貨店、夜はネットカフェでアルバイトしてバイトが無いときはバイト先の先輩と昼間から酒を飲み歩いてました。
さすがに親も子供の異変に気づき怒られそうになったので、正社員として雇ってくれる会社を探しました。
コールセンター、教科書のルート営業と2社続けてお祈りされて、「未経験可」「研修中も給料でます」の謳い文句に誘われて受験したのがA社でした。
当時はシステム開発なんて何も興味はなかったので、業界がどういう構造になっているかも理解していませんでした。そもそもどうやってお金を稼いでいるのかもわからない企業に入社するなんて世間知らずにも程がありました。
A社に無事入社した私は晴れて早稲田大学中退の称号を得ることができました。(ちなみに退学届のサインは自分で偽造して書きました。)
おそらくA社に入社していなかったら留年して大学を卒業していたでしょう。今頃世界中を飛び回るスーパーサラリーマンになってたかもしれません。
SESの日々
最初の2ヶ月は月収15万円でJavaやHTMLの研修を受けました。 同期のメンバーはすごい良い連中で今でも定期的に飲みに行っています。 最初の現場に配属される直前に研修担当の方に個別で呼び出されて、"システム業界の常識"を伝えられます。業界構造の説明と「みんなやっていることだ」「こうしないと仕事がとれない」「先輩と一緒だから大丈夫」「失望しないでほしい」というセリフがあったのを覚えています。当時の私はそんなことより現場配属されて給料が爆増する期待に胸を膨らませていたので、ネガティブな感情は0でした。
現場配属後は絶好調でした。大学生よりサラリーマンのほうが得意だったようで、まさに天狗状態でした。最終的には現場のプロパー社員にも上からの態度でした。 (転職後その鼻は見事に折られます。)
SESでは上塗りされた経歴書で現場に配属をされます。その経歴書を嘘でなくするためにめっちゃ勉強することになります。上塗り履歴書ドリブンで圧倒的な成長ができれば天国、できなければ...
中退のメリットはない
志を持ってないで中退するメリットはありません。ただ高い学費とこれまでの受験勉強やキャリアが無駄になるだけです。 肩書がないので自分の実力だけで社会を生き抜いていかなくてはいけません。システム開発現場では学問としてCSを収めていないと知識の深さで圧倒的な違いを見せつけられます。あえてメリットをあげるとすれば飲み会で圧倒的な話題を作れるくらいです。
でも大学に本当に行きたくなくなったら、行く価値がないと感じているが他にやることもないならば、一度休学し企業に入って働いてみることをおすすめします。絶対に大学に行く理由が見つかるはずです。
大学を辞めるか悩んでる人はオノタカユキまでメッセージをください。(変な勧誘はしないので)
最後にちょい重い話
私はA社の最初のボーナスをもらった後に家族に黙って家出をしました。
そこからの生活は人間関係もほぼ0、かつお金もなかったので本当にきつかったです。まあ今もきついんですがw
20代前半の頃は周りの人間のことなんか何も見ていませんでした。全員自分のことしか考えてないと信じ切っていました。その結果、自分本意な行動で多くの人を悲しませてしまいました。
再来年の今頃には30歳になっています。それまでに周りの人を幸せにできるように正直に生活していきたいと思っています。
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