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2021年読書日記その6

『明智左馬助の恋』 by 加藤 廣 

読書日記その5で書いた加藤廣による本能寺の変3部作の最終巻。2巻目の『秀吉の伽』は飛ばしてこちらを読みました。

明智様左馬助を知っている人は相当の戦国史通でしょうね。明智光秀の一族かつ重臣で、琵琶湖を馬で渡ったエピソードで知られる武将です。勇猛かつ繊細かつイケメンとして描かれることが多く、ゲームの主人公にもなるほです。

そんな左馬助の目を通して描かれる光秀の生き様と本能寺の変の謎。小説ではあるももの史実の検証も入っていて、為にもなります。信長の遺骸がなぜ見つからなかったのかを現地や書物で調べたファクトをもとにして果敢に史実に挑む内容は読み応えたっぷりでした。歴史好きなら絶対に読まないとならない本だなと思いました。あの小泉純一郎氏も愛読の書らしいです。



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