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横浜在住のフットボールジャンキーシニアです。44歳で突然サッカーに目覚め、それからは毎…

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横浜在住のフットボールジャンキーシニアです。44歳で突然サッカーに目覚め、それからは毎週末サッカーかフットサルを欠かさずに生きがいとして暮らしています。仕事はインターネットプロバイダー「BIGLOBE」でメディア・Webマーケの部長やっています。元編集者のため書物も好きです。

最近の記事

2022年読書日記4 『雪に撃つ』 by佐々木譲

ミステリ界でおなじみの道警シリーズ最新作です。道警シリーズについては下記サイトなどを参考にしてください。 同シリーズは累計でもう300万部くらいに積み上がっているのでしょうかね。警察の組織と捜査のリアルさ、北海道の土地と人々の息遣い、登場人物造形などがどれもどれも渾身の勢いで描かれており、シリーズどの1冊も読み始めたらぐーーーっと引き込まれていきます。寝る前に読んだら危険ってやつです。 そんなシリーズ最新作は雪まつりの札幌が舞台です。別も場所、別の文脈で起こった事件が実は

    • 2022年度読書日記3 『監督不行届』 by 安野モヨコ

      エヴァの庵野監督の人となりやエピソードを書物や映像で見る限りは危ねーーやつだし、人付き合いに向いてないし、結婚には縁遠いのだろうなと思ったのは約20年前くらい。が! 『頑張るマン』などで知られる安野モヨコととても円満な夫婦生活を送っていることをファンならよく知るところですよね。お互いどこに何を感じてくっついたのか不思議なんですが、そんななれそめはすっ飛ばされて、奥様から見たダンナの行状を漫画で綴ったものです。 いいですねタイトル。中身もいいですよ。庵野監督のオタク生活、それ

      • 2022年読書日記2

        『羽生善治 戦う頭脳』by文春ムック編集部 棋士は天才か変人な気がずーっとしていました。正しくは天才かつ変人。一見すると平凡でフツーの見た目の棋士であっても、行動を知ったり、エピソードに触れたりすると、やっぱ、違うはこの人はと思うこと多々じゃないですか? 思いっきり偏見なのでしょうか。 羽生さんはそんな棋士の中ではあまり変人らしさを感じさせないです。そりゃヤバいわと感じるエピソードもありましたが、論理的で常識人って感じ。羽生マジックと言われる一手であっても、本人からすると

        • 2022年読書日記1

          『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』 by マシュー・サイド 今年初っ端の本は超オススメです。一般的に失敗から学べる組織が強いと言われますが、それを豊富な事例で明らかにしてくれる本です。逆に、失敗をバッサリ切り捨てる/または失敗したことを認めない業界がいかに独りよがりで閉塞的かを表してくれています。きっと失敗したことを認めたくないから失敗から学ばないのだろうな。失敗は当然恥ずかしいですよ。でもイチローだって7割近く失敗するのよ。大事なのはそこから何を学ぶか

        2022年読書日記4 『雪に撃つ』 by佐々木譲

          2021年読書日記23・24

          『孤狼の血』と『狂犬の眼』 by 柚月裕子 とってもエグい描写をそのまま映像化が話題になったけど、作品の出来自体がとてもよい映画の原作シリーズ。めちゃめちゃおもしろいです。柚月裕子の筆力脱帽でした。なお映画1作目は役所広司、2作目は松坂桃李が主役でした。2作目は日本アカデミー賞助演男優賞を受賞した鈴木亮平の怪演が忘れられんです。

          2021年読書日記23・24

          2021年読書日記16・41

          『プロデュースの基本』by 木崎 賢治 と 『筒美京平 大ヒットメーカーの秘密』 by 近田春夫 前者は、古くは沢田研二から新しいところだとBUMP OF CHICKENまでを手掛けたカリスマプロデューサー、後者はシングル売上7560万枚という稀代の作曲家。つまり音楽業界の偉人についての本2冊をまとめて。何かを生み出したい人は絶対読んで。仕事であれプライベートであれ。そしてプロの矜持。

          2021年読書日記16・41

          2021年読書日記 42・43・44

          『泣くな研修医シリーズ 1・2・3』 by 中山祐次郎 えーい、もはやまとめて。研修医だった「雨ちゃん」がやがて外科医として成長する物語。おすすめです。よい本だと思います。常識外に挑戦する著者の経歴もすばらしいものです。

          2021年読書日記 42・43・44

          2021年読書日記22

          『ワークマン式「しない経営」――4000億円の空白市場を切り拓いた秘密』 by 土屋 哲雄 急成長しているワークマンについて幹部自らが綴った本ということで期待して読んだのですが、そこまでではなかったです。すべて後付けという印象(あくまでも印象です)。

          2021年読書日記22

          2021年読書日記20

          『日本人はなぜシュートを打たないのか?』by 湯浅健二 今年中にレビューが間に合わないので読書ログとして。シュート打たなきゃゴールは生まれん。

          2021年読書日記20

          2021年読書日記19

          『英雄の書』by 黒川伊保子 今年中にレビューが間に合わないので読書ログとして。著者は最近トリセツシリーズで有名ですね。

          2021年読書日記19

          2021年読書日記18

          『ハーバードの日本人論』by 佐藤智恵 今年中にレビューが間に合わないので読書ログとして。

          2021年読書日記18

          2021年読書日記その17

          『夏の災厄』by 篠田 節子 今年中にレビューが間に合わないので短く。いかん、去年と同じだ。 コロナ禍になって注目された過去の名著。BOOKOFFでも売り切れ続出でしたね。市井の人の新型インフルエンザとの戦いを描いたもの。

          2021年読書日記その17

          2021年読書日記その15

          『日本史の論点 邪馬台国から象徴天皇制まで』by 中公新書編集部 今年中にレビュー終わらないので、コメントなく読書ログとして。

          2021年読書日記その15

          2021年読書日記その14

          『新聞という病』by 門田 隆将 東日本大震災の福島第一原発事故を描いて映画にもなったルポ作品を読んだことから、その著者の別の本も読んでみようと思ったのだけど、この門田さんは右寄りのジャーナリストとして有名なんですね。バイアスかかり過ぎの記事に辟易でした。興味あればどうぞ、くらいの本です。ジャーナリストに主義信条は必要だけどバイアスはいかんよ。

          2021年読書日記その14

          2021年読書日記その13

          『樹木希林 120の遺言〜死ぬときぐらい好きにさせてよ』by 樹木希林 樹木希林の言葉がありがたがられているので、過去のインタビューなどから抜き出した彼女の言葉をまとめたものですが、それを遺言というのは商売っ気が過ぎていてイヤ。そして、おもしろくなかったです、この本。読んで損した。

          2021年読書日記その13

          2021年読書日記その12

          『「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 』by湯谷 昇羊 「むろん、オムロン」なんてキャッチフレーズを覚えている人は、どれくらいいますか? 30歳以下、いや40歳以下でも知らない人がほとんどという気がします。身近なところで言うと、体温計、血圧計を作っている会社です。 そんなオムロン創業者である立石一真さんの立志伝。結構お歳を召してからオムロンを急成長させたのですよね。書名通りに困難にへこたれずに、必ず工夫して実現するパワーには、あのドラッカーさんも賞賛していたそ

          2021年読書日記その12