約束
まだ夏休み中だけど、今日(日付跨いだので昨日)カウンセリングの為に大学へ行った。
相談内容はあまり詳しく書けないけれど、先日行ったセカオワのLIVEについてと秋学期の授業のことについて聞かれた。
けれど、自分の口からは一言も発せなかった。
実は2週間前にも面談に行ったのだけれども、その時も一言も発せずに終わったので、「今回こそは」と思っていたのに、、、
どうやら、休みが長いと休みの前よりも声が出しづらくなってしまうらしい。
喉に全然力が入らないというか、力を入れる前に「あぁ、今日はダメだ…」と思わせる"何か"が喉から胸の辺りにかけてある気がする。
話せなかったこともショックだったけれど、それ以上につらかったのは相談したいと思っていたことを全く伝えられなかったことだ。
ちなみに、その相談したかったことというのは、将来への不安である。
前日、何歳まで司法試験に挑戦するか、ということを考えていた時、ふと、このままの自分だと合格もできず、万が一合格しても働けないのではないかという不安に襲われた。
そこから胸がチクチクし始めて、小1時間ほど勉強が手につかなくなってしまった。
それに、以前そのカウンセラーの方から話す練習をしてみようか、と打診されていたので、将来の為にも話す練習をしたいという方向で話を進めたかったのだ。
でも、今日(昨日)はいつもより20分ほど早く面談が終わってしまい、そのことは伝えられなかった。
私は面談がいつもより短めに終わってしまったことに戸惑いながら、大学を後にした。
家に帰って一息つくと、急につらくなってきてしまった。
『いつもは最近の悩みを聞いてくれるのに今日は聞いてくれなかった。
もしかして、私のことはどうでも良いって思われてるのかな…
そんな薄情な人じゃないのはわかってるけれど、いくら善人でも私みたいな常に真顔で、無口で、全く目も合わせないし、その上不細工な人間と定期的に会ってたら、仕事とはいえ嫌になるって。そりゃ不快だよね。自分でも思うくらいだから他人からすれば尚更だよ。
そもそも私はカウンセラーの方に何を求めているのだろう。
結局は自分の力でなんとかするしかないのに。
今日一言も話せなかったのも自分の心が弱いせいだし、自分から相談しないから時間切れになっちゃうんだよ。自分が悪い。
どうでも良いと見放されちゃうような人間なんだから、自分から伝えないと誰も気遣ってなんかくれないよ。意気地なしだなほんと。そんなんだから友達もいないんだよ。全部自分が悪いよ。』
こんなことをずっと考えていたらまた胸がチクチクし始めた。
もういっそのこと、あらゆる理想を全部捨てちゃえば楽なのかもしれない。
でも、私には約束がある。
決して破る訳にはいかないもの。
あの人が銀河街で見つけた答えも、
ステージに立ち続ける覚悟も、
全て受け止めてきたから。
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