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中学女子とスイングブロック練習 ~うれしい発見もありました~

富山県内の中学女子チームでブロック講習。
スイングブロックのステップをみんなでキャピキャピしながら取り組んでもらいました。
文句なくできてる選手もいれば、初心者でスパイクジャンプもおぼつかない選手もいて、面白かったです。

右に移動する時の「逆足ジャンプ」は初めてで、苦戦していましたが、2枚で跳ぶ練習をしたら、それぞれのペアでああでもないこうでもないと工夫してもらえて、結構盛り上がりました。
ペアをいろいろ変えながらやれたのがよかったと思います。

2枚できれいなブロック面を揃えるのはなかなか時間がかかると思いますが、それに必要な要素がどんどん育っていく様子が見れて、ちょっとした感動を覚えました。
ゲームに結果を出せるのはまだまだ先ですが、とても楽しみです。

「2枚でスイングブロックする練習を、いろいろペアを替えながら」やったのは、こちらの動画を見ていたからでした。
上手く跳べていなくても、跳んだあと2人でしゃべってるんですよね。

2人で何かつかみ合っている。
まさに今教育界で求められている「主体的・対話的で深い学び」が実現しているんだと思います。
「学び合い」の状況ができているのを見るとき、とても幸せな気持ちになれますね。

以前は「2人で跳ぶのは難しい」、「1人でしっかり跳べるようにならないと、2人で跳んでも練習にならない」みたいな感覚でいました。そして、上の動画を見て、「2人でやることで得られるものも大きいな」と思ったわけですが、やってみて本当に良かったと思いました。

「スキップ」ができない人は結構いて、これを教えるのもなかなか難しいのですが、推奨されているのが「できる人と手をつないで一緒にやる」という方法です。「動きが移る」んですね。「スパイクジャンプ」にもスキップと似たような難しさがありますが、さらに「ブロックジャンプ」の方が2人で合わせやすくて、「一緒にやる」メリットを得やすいですね。

「スパイクジャンプ」と「スイングブロックのジャンプ」は踏切りまでの動きとしてはほとんど同じなんですが、「スパイクジャンプ」の方がいろいろ難しいんですよね。

ボールとの接点を見つけるために
・床の平面のどこで跳べばいいか(スパイクジャンプ):平面上、かつ「飛んでくるボール」が基準
・ネット際のどこで跳べばいいか(スイングブロック):直線上、かつ「動かないネット」という目標がある

この違いはかなり大きいです。

これも、別の知り合いの方の動画で見たのですが、スパイク練習だとステップのリズムもフォームも無茶苦茶だったのが、スイングブロックの練習だとちゃんと踏み込みのリズムがあって様になっていました。

スパイクジャンプの方は「どこで跳べばいいか」が難しくてステップどころじゃない感じでした。

・片手でスイングしてボールを叩く
・両腕を真上に伸ばす

この難易度の差もありますね。スパイクスイング動作を体で覚えていれば問題ないのですが、初心者にとってはなかなかのことですね。

「スパイクジャンプ」の導入として「スイングブロック」から入るのはとても合理的だと思います。

「スイングブロックは難しいから、初心者には『正対して止まって真上に跳ぶ』しか求められない」なんて嘘ですね。

動画を提供してくださった小松さんのコメント

【私ももしかして、できない子と一緒に跳ぶことってどうなんだろうって思ったりしたのですが、試しにやってみたら意外と隣の子と合わせながら打ち合わせしながらやってたので、こちらからやらせちゃうより面白がってやってくれるからいっかって感じでした笑】

「こちらからやらせちゃうより面白がってやってくれるからいっか」って、最高ですね!

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