年始のご挨拶 / やっぱり「ラブマーケティング」なんだ

新年明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

「価格ではなく、価値でモノを買っていただけたら素敵だよね。」

2015年1月からこの気持ちで、出来るだけ多くの人に共感していただけるよう商品ストーリーをコツコツ書かせていただいてきました。おかげさまで、現在では約300ブランド、421の商品ストーリー、23万人のお客様に支えられており、本当に感謝しております。

年の瀬に、素敵な本に出会い、2020年に追求していきたいことが決まりました。

素敵な本は「ファンベース: 支持され、愛され、長く売れ続けるために / 佐藤尚之」という本です。毎日電車やお風呂の中で読んでいました。

売上をあげるため、注文者数を増やすために、いくつか施策をやってみるも、単発で終わってしまっているよね。短期の施策としてはいいけど、中長期の施策につながらないのでもったいないよね。つまり、一度ユーザーは獲得するも、それで終わりになっているよね。本は、そんな話からスタートします。

確かに、ずっと買ってくれる優良なお客様を出来るだけコストをかけずに獲得できれば、商売としても経営としても願いたいところ。マーケティング的に言えば、CPOの最小化とLTVの最大化、このバランスを取りながら、いかに分母を増やせるか。

でも、それってどうやってやるの?ここが一番難しいところですよね。

最近はインスタハックやクラウドファンディングで売上を一時的に急激に上げられるも、その後は終息する、という流れに直面するブランドが多いと聞きます。検証すると、これらのブランドには「共感できるメッセージ」がなく、いい商品にたまたま出会いたまたま買った、というユーザーが大半で、ただモノを売って終わりということが分かりました。

FacebookもInstagramもターゲティングが優れていますが、市場は枯渇しますし、みんなが同じ施策をするので、顧客獲得コストも上がってきています。

結局は、モノは買ったけど、共感できるメッセージがなく、その後ファンとして定着しないということになるのだと思います。

特に立ち上がってまもないブランドは、ビジネスもやりながら、「ストーリーテリング」も進めていかないといけない、そんな時代に突入中です。

本当に好きという感情が、愛の詰まった商品や情報を作り、知った人・買った人が笑顔になる。ブランドにとって究極の答えは「ラブマーケティング」なんでしょうね。

MONOCOは、今までは、私たちが実際に共感した商品を、ストーリーを通じて販売していました。

これからは、ブランドにもっとファンが作れるように、ブランドのメッセージを客観的に伝える記事、作った人の顔が見えるインタビュー記事、商品誕生秘話など、購入者がもっと共感できるもっと応援したくなる「伝え方」を進めていく必要があると感じています。

まだまだこれからではございますが、少しずつ検証しまして、確実にブランドのファンが増えていく、そんなサービスを提供できればと思います。

2020年も何卒よろしくお願いいたします。
いつも有り難うございます。

柿山

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