見出し画像

第3話 ITの革命児・Tさんとの出会い

卓球のウェブメディアを立ち上げたいと一念発起した西村であったが、何から手をつけていいかまったくわからない状況。まずは、自分が何を知って何を知らないか、整理するために自分が作りたいものの全体像を描くのであった。

全体像を描きました。(この時、作成したラフは後日公開しますね)そして、ウェブメディアを立ち上げるうえで知る必要がある項目を書き出すと、全部で4つありました。

ひとつ目はWebの編集とライティング。
ふたつ目はWebの周知活動。
みっつ目はマネタイズの方法。
よっつ目はウェブのデザインとコーディング。

それぞれの項目に、自分が今、知っている知識を書き足しました。ひとつ目の項目、Webライティングに関しては、多少の知識がありました。2年前、大手旅行会社からWebライティングのお仕事をいただいていたので。でも、ここで手が止まったんですね。2項目目からは何も書くことがない。何も知識がない……。

私は、2項目目から白紙のノートをずっと見つめておりました。1時間、2時間、3時間ー6時間。昭和の泥棒のごとく、脳の引き出しを片っ端から開けて、ひっかき回し、金目のもの(知識)を探しました。ですが、唐草模様の風呂敷は広げる機会さえありませんでした。トホホ。

頭の中では忙しく動き回っていても、白紙のノートを見つめるだけの中年女性の外観は静。周りの人は心配だったと思います。その心配にしびれを切らした起業塾お世話役のAさんが、私に声をかけました。「ホームページの制作に詳しい人を知っているんだけど、紹介しようか?」「ワンワンワン! キュイーンキュイーンキュイーン」。この時、拾われて間もない捨て犬の如く、激しくシッポを振ったと思います。

私の知らない知識を持ってらっしゃる方、私が欲することを可能にしてくれる方、私を救いあげてくださるIT神!!! 今すぐお会いしとうございまする。どこにいつ行けばよろしいのでしょうか。私は予定の書き込みゼロのスケージュール帳を鞄から引っ張り出し、必要のないスケジュール調整をしようとしました。するとAさんは、私のイスをくるっと回し、神と対面させてくれました。「西村さん紹介するね。Tさん」。なんとTさんは私の真後ろに座っている起業家のひとりでした。

Tさんの第一印象は穏やかな人。喋り口調もおっとりと優しく、1/fのゆらぎを発しておられました。「相談にのりますよ」とTさんに誘われて会議室へ。この人なら私の悩みを受け止めてくれるにちがいない。そんな期待を胸に、Tさんの質疑応答にこたえること数十分。私の無知の電磁波によって、Tさんの満ち溢れるアルファ波がここまで乱れるとは思いもよりませんでした……。

WEB公開予定日まで90日

つづきはこちら↓






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?