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青春とは、恋愛だけではないと思う

4冊同時読みのうちの2冊目。
恩田陸さんの小説「夜のピクニック」。この本を手に取った理由は、2、3年前、実際に夜中に歩くというイベントを実施している人がいたからだ。そのイベントには参加してないが、興味はあったので読んでみることにした。

2021年「本を読む量をふやす」
No.6『夜のピクニック』恩田陸

はじめに

高校生活最後のイベントでもある歩行祭。修学旅行の代わりにある行事で24時間で80km歩く物語。その24時間の中で、主人公の女子高生が同じクラスの話したことない異母兄弟の男子に話しかける物語。

青春とは

この本を読んで一番最初に思ったことを記す。
社会人の2年目が終了した。その2年間の中に、すぐ思い浮かべれる思い出のようなものは多くない。しかしながら、高校時代の3年間の思い出は何かと問われると、すぐに思い浮かぶことができる。どうしてこのような違いが生まれるのだろうか。これは決して1年間の差ではないと思う。おそらく1年後も大差はないと思う。この理由ははっきりしないが、おそらくこの現象が「青春」と呼ばれるものなのかもしれないと思った。共有した時間の長さや、成功・失敗体験などではなく、思い出すことができるものを「青春」と呼ぶのかもしれない。今まで「青春」とは学生時代に恋愛をすることだ思っていたが、この本を読むことで新しい考えに至った。
ちなみに辞書では、「生涯において若く元気な時代、主に青年時代を指す言葉」で表記されている。


ここまで読むと、読む人によっては、過去に寄りすがっているように見えるかもしれない。今に不満を抱えているように見えるかもしれない。ただ、決してそのような思いで文章を書いているわけではない。ことは伝えたい。

終わりに

しかしながら、「青春」と呼ばれるものであるならば、この歩行祭というイベントを実際にやってみたいかと思うことはなかった。この部分だけ見ると今を楽しく生きているようにも思える。
久しぶりに書くためなのか、小説で感想文チックになるのが嫌なのか不明だが、自分の納得いく文章を書くことができなかった。
今回から、ヘッダーに挿入する写真は枠内に収まるように、noteの文字数は1000文字以上という自分なりのルールを設けて書くことにした。結果として写真は歪み、文字は最後の最後まで加筆しなければ足らない文字数だったが、これはこれで新しいステップを踏めたと思う。(もちろんこれも加筆)

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