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定年退職後の私の日々(音楽活動編3:リモートセッションサービスSYNCROOMで楽しむ)

 以前にYAMAHAが運営するネット合奏サービス「NETDUETTO」に関する記事を投稿したが、その直後に後継サービスである「SYNCROOM」が運用開始された。

数回にわたってバンド練習に利用してみたので、評価・感想等をレポートしたい。

 まずは、現時点での我々の利用環境によるサウンドクオリティを紹介するために、ミドルテンポのレパートリー曲の練習演奏音源を参考までに下記にアップロードする。これは、SYNCROOMに搭載されている録音機能を利用した音源だ。



 上記演奏時(上限の5拠点利用)の利用環境は下記となる。

・A氏(Kyb)  東京都在住、光接続インターネット回線(100Mbps超)、自宅内有線LAN、WindowsPC
・B氏(1stEg)    神奈川件在、光接続インターネット回線(100Mbps超)、自宅内有線LAN、MacPC
・C氏(2ndEg)   大阪府在住、高速無線接続インターネット回線(100Mbps超)、自宅内有線LAN、WindowsPC
・D氏(Dr)          神奈川県在住、光接続インターネット回線(100Mbps超)、自宅内有線LAN、WindwosPC
・私(Bs)             神奈川県在住、光接続インターネット回線(20Mbps未満)、自宅内有線LAN、WindowsPC

1.各楽器の発音タイミングのバラツキについて

 旧サービスと比較すると新サービスであるSYNCROOMの遅延は小さいような印象を受ける。とはいえ、ネット環境が微妙にフラつく事があり、発音タイミングも影響を受けることがたびたびある。とはいえ、バンド活動の維持を最低限の目的として利用するには十分なクオリティだと考えている。

 私の自宅のインターネット接続速度は他のメンバーと比較してかなり低い(20Mbps)が、SYNCROOMのリアルタイム遅延データを見る限りは悪影響は無い。どちらかというと、サウンドクオリティは私の環境が一番良いような印象を受ける。利用しているPCがゲーミング用のハイスペック機種(core i7 8700  16GBメモリ)なので、そちらの効果があるのかも知れない。 

2.各拠点での音質について

 SYNCROOMには録音機能が新規に実装された。録音機能は演奏中は一拠点でしか利用できない。同じ曲の演奏を複数回行って、それぞれ別の拠点で録音して演奏音源を比較することができる。

 5拠点全てで録音をして比較してみたが、拠点によって音質にかなりの差がある。現時点では大阪在住のC氏の利用環境のパフォーマンスが突出して悪い。理由は良くわからないが、無線接続のインターネット環境だからだと推測している。

 ちなみに、近日中にC氏のインターネット接続回線は高速無線接続から光接続に変更の予定だ。通信接続の有線化はこのサービスのパフォーマンスを良くするための重要な要素のようなので、積極的に投資はしてゆくつもりだ。

 まだ改善の余地はあるが、現時点でもバンド活動維持を目的とするには十分な音質だと判断している。


※補足1(2020年07月22日)

 実際の音を聞いてもらった人から「LANケーブルの品質確保の重要性」について御指摘を受けた。CAT8にすべき・・・とのこと。色々と奥が深い。