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定年退職後の私の日々(人間関係編15:介護は人間力を問われる)

 前回の記事から半年以上も間が空いてしまった。理由は色々あるのだが、要は少々バタバタしていたのである。

 一番の要因は母親の介護問題だ。以前の記事にも記載しているように、これまで介護問題の現実から意図的に目を背けていたのだが、ある日突然に現実として直面せざるを得なくなったのである。

 アクシデントで母親が足と腰を骨折してとんでもない状況となり、母親と同居している弟から応援を要請されたのだ。

 「私は介護には関わりたくありません」とはさすがに言えないので現場に駆けつけた訳だが、これまで介護に関わった事が全く無いのであらゆる体験がともかく強烈だ。いやー、介護の現場は凄い。なんやかんやでニケ月対応したが、状況が多少好転したのでひとまず一時離脱ということで帰宅したのだ。正直、2ヶ月が限界である。

 今後も予断は許されないだろう。応援要請がいつ来るか?も全くわからない。正に待機状態である。現状ではまとまった事は何もできない。長期旅行に行くのはかなり難しいだろう。

 定年退職時の人生設計では不覚にも「老老介護」は想定していなかった。うーむ。これは困った。色々な意味で介護は人間力を問われるのだ。