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現場マジシャンが持つべきは「iPad mini」だ!という話。

たきさんです。

実は半年前からiPad miniを導入しました。(嬉しい)

iPad mini 第6世代

これがマジで現場マジシャンに
オススメのデバイスでした!



何に使うのかというと、
音響デバイスです。

営業先の現場でよくある
結婚式場やホテルの宴会場。

著作権の関係から、

「CDとして購入して、それらを全て持っていかなければならない
現場が増えてきた」

という話も数年前から上がってきていますが、
個人的な体感としては
まだまだイヤホンジャックのデバイスで
流せる現場の方が多い
という印象です。

なんなら僕が活動を始めた10年前あたりは
イヤホンジャックの設備がなく、
「CDに焼いて持ってきてください」
って現場が結構多かったです。

CDプレイヤーで流すので、
次の曲を流したくても
読み込みに時間がかかって”なんとも言えない間”ができる

なんてことが日常茶飯事でした。笑

そう思うとデバイス1つで流せる時代って
めちゃくちゃありがたいですね。笑

なんなら最近はBluetooth接続で流せる時もあって
ワイヤレスの時代を感じます…



さて、話を戻しますが
イヤホンジャックで音楽を流せる現場が
それなりに増えきた頃から、
いろんなデバイスを試してきました。

・ipod touchから始まり(今の若い子知ってるんかな?)
・ipad proの第一世代、
・普段使いのiphone
・mac bookやタブレットPC

今でもよく見る
iphoneにBluetoothリモコンを接続する
というスタイルももちろん試しました。

そして最終的に落ち着いたのが
『iPad mini』でした。

なぜ、いろいろ試した結果
ここに落ち着いたのか?

”現場マジシャン目線”でお話ししていきます。

  • 自分で音響操作する人

  • 会場スタッフさんに任せる人

どちらであってもipad miniがオススメです。



①なぜipad miniに落ち着いたのか?


いろんなデバイスを試してきた僕が、
最終的に「ipad miniが最強だ」と感じた理由を
3つ紹介します。


1.「音響専用機器っぽさ」がある


これ、現場マジシャンなら
結構大事なポイントです。

よく音響デバイスとして
iPhoneを使っている人がいますよね?

それがマジックバーみたいな
観客からもクライアントにからも見えない。
つまり身内にしか見られない現場
なら全然アリだと思うんです。

ですが、これが
クライアントさんや観客から見える
いわゆる”営業”の現場だとどうでしょう・・・?

「音響これでいきます」



溢れ出る片手間感…。笑

これが音響専用に持っているiphoneだとしても
関係ないんです。

知らずに見た人からしたら
「ポケットから出してきたスマホ」であり
「暇な時はゲームしてるスマホ」
なんですよね。

会場の音響さんに
「これでお願いします」って渡した暁には・・・

「現場舐めとんかぁ?!?!」

ってなってもおかしくないです。笑


そこでipad miniです。

ちょっと想像してみてください。

『ipad miniって何に使いますか??』




iPad Proならクリエイティブ作業、
iPad Airならエンタメ鑑賞、
iphoneなら普段使いやゲーム。

でもiPad miniって
マジで使い道思いつかないんです!

いや、いい意味で。笑

ゲームするのも電子書籍読むのも
Youtube見るのもiphoneでいいんです!

クリエイティブ作業するなら、
miniは小さくてやりづらいんです!

だからこそ、

「この人は音響専用のデバイスとして
 iPad mini持ってるんだ!」

というイメージがつきやすいです。

それだけ、しっかりと事業投資をしている
ちゃんと”仕事”としてやっているマジシャンなんだと
思ってもらえます。

少し冗談ぽい感じになってしまいましたが、
こういう「現場での印象」って
マジでめちゃくちゃ大事です。


これは自分で操作する人も同様です。

iphoneの画面で操作する場合

・画面が小さくて操作しづらい
・ただスマホいじってるように見える

というデメリットがあります。

スマホで行うのと、
専用のデバイスで行っている感じが出るのとでは
クライアントさんから見た印象も
観客の見る姿勢も大きく左右します。


2.持ち運びの便利さ


今までいろんなデバイスを試してきましたが、
ipad miniはダントツで持ち運びやすいです。

・ノートPC
・タブレットPC
・iPadの通常サイズ

どれも重い!

しかし驚くことなかれ、

ipad miniの重さは
iPhoneと100gほどしか変わりません。

今までタブレットPCを運んでいた身からすると、
肩がめちゃくちゃ楽になりました。

また、
サイズが他のタブレットやPCより小さいので
肩掛けバッグでも余裕で入ります。

わざわざ音響デバイスのために
大きめのリュックを背負って、
肩こりを発動させつつも
壊れないようにリュックごと慎重に扱う・・・

なんて手間は一切なくなりました。笑

  • 取り回しのいいサイズ

  • 気軽に持ち運べる重さ

この2点だけでも、
購入した価値は十分にありました。


3.操作性の良さ


ipad miniのいいところは
その操作性の良さにあります。

単に使いやすいということではなく、
現場で大事なのは

「音響を操作する人が、そのデバイスを扱い慣れている」

ということです。

流石にipad miniを持ってる人は
そんなにいないかもしれませんが、

"iOSを扱い慣れてる人"
は多いのではないでしょうか?

日本におけるiphoneの普及度は約70%です。

それだけの人がiOSを扱い慣れている
ということ。

一時期AndroidのタブレットPCを使っていましたが、
その頃は9割のスタッフさんが
扱い方がわからずテンパっていました。笑

ipad miniに変えてからは、
テンパられることは無くなりました。



ということで、
ここまでipad miniが現場に適している理由
をお話ししてきました。


ここからは、

🥺「え、音響専用のためだけにわざわざ
  iPad mini買うのはさすがにもったいないわぁ」

って人のために
僕が実際どのようにipad miniを活用しているのか?

  • 現場&仕事編

  • プライベート編

の2つに分けて紹介していきます。


②たきさんのiPad mini活用法


1.現場&仕事編

今まで紹介してきたように、
現場では音響デバイスとして活用しています。

安全に持ち運びができて、
現場スタッフさんが使いやすいように

現場ではこんな状態で活躍しています。

「現場モード!!」

僕が使っているのは
iPad mini 第6世代。

正直、64ギガのwifiタイプで十分です。

第6世代以降の場合、
端子はUSB Type-cになるので
イヤホンジャックへの変換ケーブルも
一緒に使っています。

これを持ち運ぶのが嫌な人は、
本体にイヤホンジャックが搭載されている
世代のモデルでもいいかもしれません。


さて、外観を見ていきましょう。

持ち運びの安全性に加え、
現地スタッフさんやアシスタントの子に
操作してもらう時に平置きせずに済むように
スタンドになるカバーをつけています。

保護フィルムはサラサラタイプのものを使用。

ツルツルだと
指のコンディションによっては
摩擦が強くなったりして非常に扱いづらいです。

また、周りの照明が反射せずに
圧倒的に画面が見やすくなるのも特徴です。

これの2点だけでも格段に操作性が上がりますし、
裸の状態だと扱いに慎重になってしまうので
「スタッフさんへの配慮」だと思って
つけておくといいと思います。

(ちなみにこのカバーにすると、
 新幹線や飛行機移動中の映画鑑賞などにも便利です)

ちなみにサラサラのフィルムは、
僕はiphoneにも使っているくらいお気に入りです。

日光の反射を防ぎますし、
何より触り心地が抜群にいい!
そして指紋が残りづらい。

普通にオススメです。


次は裏面


タッチペンに関しては、
安価なものを使ってます。笑

精密なイラストを描くわけでもなく
ただ契約書のサインやメモ書き等
使うだけなので、

マグネット充電さえできればいいかなと。

全く問題なく使えていますし、
なんならApple Pencilにないブラックのカラーが
気に入ってます。

マグネット吸着だけだと持ち運びの際に
落ちてしまうので、
一緒にペンホルダーを使用しています。

これだけでマジでストレス減ります。


では次は・・・

2.プライベート編

「プライベートモード!!!」

基本的な使用用途は

  • デスク横に置いてXなどの通知の確認

  • 電子書籍の閲覧

  • 軽いメモ書き

  • ベッドに持って行ってNetflix鑑賞

  • 出先で文章執筆

あたりですかね。

そして地味に便利なのが、
「ユニバーサルコントロール」という機能です。

これは
macで使用しているマウスやキーボードを
ipadでも使えてしまうという機能で、

僕はコンテンツを制作している時なんかは
iPadの方にデザインアプリを開いておいて
サブモニター的に画像を作成したりしています。

こんな感じで作業スペースが広がります。


さて、裏面を見てみましょう。

ちょっとごちゃついてますが、
試行錯誤の末たどり着いた配置です。

個人的にはこの
「ザ・ガジェット感」が非常に気に入っています。

ペンとホルダーは先ほども紹介した通りなので
省略します。

せっかくのスペースグレイの色味を
楽しむためにあえて透明なカバーにしています。

周りのガジェットを貼ったり剥がしたりしてるので
そこそこ跡がついてますが気にしないでください。

それも味です。笑

柔らかい素材でできているため、
「仕事モード」との切り替え時に脱着で
本体を傷つける心配がありません。
(ここ大事!)

いざ売るとなったときに
価値が下がりづらいのがApple製品です。

少しでも傷の心配がない方法を取ることを
オススメします。


ipad mini最大の難点は、
その絶妙なサイズ感から
どう持っていいのか分からない
という点です。

それを解決するのは
可動式のスマホリング

これを画像のように貼ることで、
縦向きでも横向きでも安定して
ホールド
することができます。

これは電子書籍や映画を見るときに
なかなかに重宝します。


そして真ん中に張り付いているでっかい四角は
スマホスタンドです。

使わない時は極薄なのに、
開いた瞬間に縦画面でも横画面でも
超安定して立てられるスタンドに変化します。

僕の場合はどうしてもデスク脇に置いて
サブモニター的に使うことが多いので、
このスタンドは超絶重宝しています。

立てたらこんな感じ。


ぶっちゃけ、仕事以外で持ち出す時は
このプライベートモードのまま鞄に
放り込んでいます。

くっそ便利です。

さて、
ここまでなんかガジェットマニア
みたいになってしまったので、

ここから先は少し
パフォーマンス的な話をしていきます。

③僕が自分で音響操作をしない理由


大前提、僕は
自分で音響操作をすることは基本ありません。

9割の現場で会場スタッフさんに
お願いしていますし、
それが難しい場合はアシスタントの子に
やってもらっています。

これには理由があります。

マジシャンが舞台上で音響操作をするのは、

観客にとってはめちゃくちゃノイズだから

です。

普段から自分で音響操作をする人からしたら
一瞬理解に苦しむかもしれませんが
一回聞いてください。

例えばBluetoothのリモコン。

これ、観客からしたら「何それ?」です。

音響操作をするだけで
”パフォーマンスになんら関係のない疑問”

を生んでしまいます。
(↑これがまさにノイズと呼ばれるものです)

中には

「バレないようにやってるから大丈夫だよ!」

という方もいるでしょう。

そういうスキルのある方は
それでいいと思います。

僕は慣れませんでしたし
それなりの金額を提示している手前、
「自分1人でなんとかしてる感」は
例え会場スタッフさんにも見せたくない。

という個人的なポリシーもあって
使わないという選択をしています。

「音響操作がノイズになる」というのは、
リモコンを使用せずに
デバイス本体で操作する場合も同様です。

リモコンによる「何それ?」という
ノイズはないものの、
パフォーマンス中にiPhoneやiPadを
操作して曲を操作している状態は見えてしまいます。

観客から見ると、

🥺「めっちゃ音響操作してるやん・・・」

曲を切り替えるたびに
この思考が観客の頭の中に発生します。

↑これも立派なノイズです。

つまり、
音響操作のたびに観客を現実に引き戻す』
という状態なんです。

これでは、
どれだけ魅力的な演出でも
どれだけ構成がしっかりしていても
ショーやパフォーマンスに
没頭するような引き込み方はできません。

僕は、
・盛り上がる
・楽しい
のような誰もが想像できる部分だけではなく、

・不思議というものの深み
・エンタメとしての余韻

といった観客が知らなかった+αの価値
提供するところを基本的にゴールとしています。

それが「プロ」と名乗る者の役割なのかな
と考えています。

だからこそ
音響はわかりやすいキューシートを作って
現地スタッフさんやアシスタントに任せることで、

自分はパフォーマンスと目の前の観客に
集中できる環境を整える。

そんな方針で活動しています。

もちろん、
音響操作が上手すぎて
同時進行でできる人もいるかもしれませんし

同じゴールを掲げていない
別のポリシーを持つ方も沢山いると思います。

ですが、これだけは言わせたください。



『iPad Miniはマジでオススメです!!!』



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