見出し画像

歌曲集「リーダークライス」

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、シューマン作曲の『歌曲集「リーダークライス」』です。(数字は22-342・名曲解説全集22巻第22巻-P342)


ロベルト・シューマン先生。1810年-1856年(46歳)の、ドイツの作曲家でしたね。

歌曲集「詩人の恋」の回ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調の回に続き、3回目の登場です。


本日の曲は、『歌曲集「リーダークライス」』。

30歳ころの作品です。この曲の作曲年は1940年は、「歌の年」と呼ばれている年になります。

そうです、クララ・シューマン先生とご結婚された年なんです。

24歳ころには、「新音楽新報」の発行を始め、27歳ころにはクララ先生との婚約をひそかに行い、30歳にはイェーナ大学より哲学博士の称号を授与され、翌年の31歳ころには、長女が生まれ、交響曲第1番が作曲された、そんな時期です。


詩は、アイヒェンドルフ先生(1788年-1857年のドイツの詩人・作家、男爵(貴族))のもの。

森の神秘や青い月、輝く星、静かに野を過ぎてゆく風など、森の詩人と呼ばれているそうです。

第01曲:異郷にて
第02曲:間奏曲
第03曲:森の語らい
第04曲:静けさ
第05曲:月の夜
第06曲:美しき異郷
第07曲:城の上にて
第08曲:異郷にて
第09曲:憂愁
第10曲:たそがれ
第11曲:森にて
第12曲:春の夜


歌曲はこれまであまり聞いてこなかったので、全然勉強中の身ですが、この曲集はとてもシューマン先生らしい感じがします。

上記の通りの時期の作曲ですが、良い時期だったその影響は、詩の選定に対して最も影響を与えているのかと思いました。


2日前に、湯浅譲二先生の『芭蕉の俳句によるプロジェクション』を紹介しましたが(実際にはほとんど曲は聞けていませんがww)、なるほど、その言語のもつ響きとメロディの自然さを考えると(他の回でももっと適切な例があった気がしますが思い出せず…)、シューマン先生はやはりそれがうまいのかもしれませんね。ドイツ語わかりませんがww

でもすごく自然に聞こえるし、メロディが、伴奏も良いですね。



本日の音源は、Damon J.H.K.さんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?