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ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調(シューマン)

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、シューマン作曲の『ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調』です。(数字は12-287・名曲解説全集第12巻-P285)


ロベルト・シューマン先生。1810年-1856年(46歳)の、ドイツの作曲家でしたね。

歌曲集「詩人の恋」の回以来、2回目の登場です。


本日の曲『ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調』は、41歳ころの作品です。先生、46歳で亡くなりますので、晩年に近い作品ですね。

交響曲第3番 変ホ長調「ライン」の翌年に作られた曲です。なお、この交響曲は、交響曲の中では最後の作品です。4番は、2番目に書かれた作品が改定されたもの。

曲は素晴らしい曲が続いている時期ですが、デュッセルドルフの管弦楽団と合唱団の指揮では統率力や技術に欠き、うまくいっていなかった時期でもあります。

ブラームス先生に出会い、クララ先生に紹介、雑誌でも大々的に紹介するところなどは、シューマン先生の能力の高さは充分保たれている気もします。

自殺未遂は、この後もう少しした頃のお話。

でも、大枠この時期のお話です。


ヴァイオリン・ソナタは、2曲書いています。なんと、第1番は4日間、第2番は6日間で完成。チェロ協奏曲は1ヵ月以内、交響曲第3番は1ヵ月ちょっとという、この時期、かなりの速いペースで作曲が行われていました。


ヴァイオリンとピアノの曲ですが、ヴァイオリン1挺とピアノしかないと思えない、かなり濃い、音に満たされた、充実した音楽です。


やっぱりシューマン先生、良いなって、スゴいなって。


出だしで掴まれます。

熱情の塊。

King of ロマン派、じゃないでしょうか。

本日の音源の演奏がいいのかもしれませんが、かなり良いです。



本日の音源は、Griffon Classicさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。


本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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