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これで安心=経済成長=個人消費の増大。秘策「戦略十訓」 電通。

将来が不安ですね。
なので不安解消に新NISAをはじめるにしてもその他の金融商品に手を出すにしても、なにしろ、経済成長が前提なものだから、これから我々がいちばん大切に考えなければならないことは、経済・経済・経済。

岸田首相の経済3連発、頼もしかったですね。

ちょっと(←かなり、っすね笑)古い話ですが「権藤・権藤・雨・権藤」を思い出します。
・・・若い衆(粋な感じで「わけーし」と読んでね)は知らねーっつうの。

ちなみにプロ野球での話でして、以下。
https://ja.wikipedia.org/wiki/権藤博から引用しますと

連投に連投を重ねる権藤を指した「権藤、権藤、雨、権藤(雨、雨、権藤、雨、権藤と続く)」という流行語も生まれたが、この言葉が生まれたきっかけは、当時巨人の投手であった堀本律雄が「中日の投手は権藤しかおらんのか、つぶれてしまうぞ。権藤、雨、旅行(移動日)、権藤、雨、権藤や」と記者に語ったことからだという。1961年7月4日からは「雨・完封・雨・移動日・完投・雨・移動日・先発(5回を投げる)・雨・雨・移動日・先発(5回を投げる)」という、このフレーズに近い12日間だったということもあった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/権藤博

GDPの6割近くを占める個人消費

あ、すみません、話を戻しまして。

みなさんもご存知のとおり、経済成長の指標としてGDPっていうのがありますでしょ。
でもまぁほら、アメリカ産の指標「GDP」ってほんとはどうなのよ、みたいな話もいっぱいあって突っ込みどころ満載なんだけど(けっこうおもしろいっすよ)、それはひとまず、別の機会に。

で、その「GDP」なんだけど、ドイツに抜かれたとかどうとか、そんなニュースを聞いたりすると、よくわからないものの「えぇぇー」と、われわれ庶民も驚いたりしています。

で、GDPのためにも、我々は“経済成長”をさせなければならないのだが、どうしたらいいかというと、比較的かんたんだと思う。
個人消費だ。
「GDPの6割近くを占める個人消費を伸ばせ」と。

日経新聞や産経新聞は経済成長路線ですから、この論調で押せ押せですね。
少子化だと困る、とも。
もちろんそれは経済成長に影響があるからで、そりゃそうですよね消費してくれる個人(消費者)がいなくなれば個人消費もクソもない。
なので子どもはまさに“お宝”なのだ。

さてそんな個人消費を伸ばすにはどうしたらいいかというと、賃上げだ。
給料アップさせるから、またいっぱい買ってくれと。
物価も上げてあるから、市場で行ったり来たりたりするカネの量も増えますでしょ。
そうするとGDPに好影響だ。

まさに、経済・経済・経済〜\(^o^)/

ところで。
こう見えてもワタクシは某大学の法学部政治経済学科卒でありますから、「資本側と労働側でどうのこうの」みたいな争議話も嫌いではないのですが、でもなんか、大学生のときに習った話と、いま現在、ちがうんだよね。

というのもですね、岸田首相がですよ、自民党の首相なのにですよ、経団連(資本側)に行って、あろうことか労働者の賃上げをしてくれと。
賃上げしたら資本側の利潤が減るじゃんよ。
資本側の自民党がいうセリフっすか(笑)

さらに、もういちど申し上げますが、自民党の首相なのにですよ、こんどはなんと、連合(労働者側)が開催したメーデー中央大会(令和6年4月27日)にも参加だ。
あなたは社会党(←死語っすね・笑)かっ!!!

・・・とおちょくってますが、ニッポンの風土そのものが体現されているこの“なぁなぁな馴れ合い路線”を「労使協調路線」と言っております。

ここまでおちょくっておいて言うのもなんですが、ガチンコでストだなんだで戦うよりも、ワタクシは、この「労使協調路線」のほうがいいと思います。

オレも馴れ合いが得意だ。

ちなみに、現職首相の「労働者側のメーデーに出席」は9年ぶりだった昨年に続き2年連続とのこと。
で、メーデー会場にはスーパースターが大集合となりました。
自民党の岸田首相でしょ、そしていずれも連合を支持母体とする泉健太代表(立憲民主党)と玉木雄一郎代表(国民民主党)の両党首。
あと1名はどなたでしょうか。
そうです、小池百合子氏(東京都知事)。

さぁ消費者に大量に売ろう

ここでひるんではいけない。
経済成長のためにも、踊らされたとはいえ新NISAに将来を託しているみなさんを救うためにも(将来、株が大暴落=資本主義経済が崩壊してたら目も当てられないでしょ)、資本主義経済の原動力となる大量消費社会を維持しなければならぬ。

賃上げでカネ持ちになった彼らに欲望という名のブーストをかけて、個人消費に走らせよう。

それがみんなのシアワセなのだ。
ではみんなでマントラを唱えよう。

権藤・権藤・雨・権藤、、、、じゃなくて。

経済・経済・経済〜\(^o^)/

無駄遣いが美徳なのであります。

でもどうやって大量消費社会を維持するか

だめですよ、ミニマリストとか。
洋服は10着だなんて、とんでもない。
お買い物が好きな女性のみなさん、みなさんは全員イメルダ・マルコスさん(通称イメルダ夫人)をめざしてください。
お国のためです。
欲しいものがない、なんて言わせない。

ではどうするか。
ちゃんとあるんです。
我らの電通が作ってくれています。
戦略十訓。

これを、全社あげて、着実に実行してくれたまえ。

  1. もっと使わせろ

  2. 捨てさせろ

  3. 無駄遣いさせろ

  4. 季節を忘れさせろ

  5. 贈り物をさせろ

  6. 組み合わせで買わせろ

  7. きっかけを投じろ

  8. 流行遅れにさせろ

  9. 気安く買わせろ

  10. 混乱をつくりだせ

すばらしいですね。

「もっと使わせろ」「無駄遣いさせろ」は、“便利さ”や“快適さ”を訴求すればいいんじゃないだろうか。ちょっとでも暑くなったらクーラーだ、便利な便利なオール電化だ、身体のために浄水器だ、うんこは汚いトイレウォシュレットだ、などなど。昔のニッポンはそんなもんなくても普通に暮らしていたんだけどな。

「捨てさせろ」「流行遅れにさせろ」は簡単ですよね。新製品を投入しちゃえばいいんだしね。そんなに性能の違いはないんだろうけど、スマホとか。上手に“流行遅れ”を生み出して、さぁ捨てて買え。

「組み合わせで買わせろ」は、これは年がら年中、我々も消費者になるときにうっかりやられてますよね。ポテトはいかがですか、とか。1個でいいところを3個セット(1個単価を安く見せる)とか。食品だと結局使わず腐らせる、みたいな。

「贈り物をさせろ」も素晴らしいアイデアです。ほんとは無駄遣いなのに心が弾みます。なまじ贈り物に「気持ち」がこもっちゃったりすると、もらった方は捨てるに捨てられずで困ったりしますが、消費(経済活動)優先でいきましょう。「クリスマスだバレンタインデーだホワイトデーだ」は言うに及ばず、そのほか知恵を絞って生み出しております「母の日父の日そして誰の日(笑)」。がしかし、いままでの王道は「お中元お歳暮年賀状」だったけど、最近は盛り上がってないか。

「きっかけを投じろ」は、「お子さんも小学生になられますし」みたいなヤツか。新生活だということで、たしかに、うっかりじゃんじゃん買いそうだ。彼ら彼女らの浮かれ気分に乗じましょう。

「気安く買わせろ」は、とりあえずお試し価格で、みたなノリか。初回無料というふうに見せかける商法が流行りの昨今、けっこうトラブってるみたいですね。

「混乱をつくりだせ」を「混乱を作り出す=不安を煽る」ということだとすると、これも簡単ですね。いちばんわかりやすいのが「長生きリスク=老後の不安」です。「いまから老後資金や年金をどうのこうの」で、はい新NISA。ちょっと前だとFXとか、中古ワンルーム投資とか。いずれにしても「将来の不安」が金儲けのネタになります。美容業界でいえば“老化”もこの「将来の不安」に入りますので、「アンチエイジングに●●」というような商材を適当に、じゃなくて、うまく作って伝えることができるとバカスカ売れます。

やられるな!!!!!!!

以上、戦略十訓でした。
なのでみなさん、これに踊らされないよう、慎重に。

なに、簡単ですよ。

それ、ほんとに私、欲しいのか。

だれかに仕向けられているのではないか。
これを買うと誰が儲かるのか。

一瞬、冷静になりましょう。

生きていくのにどうしても必要なモノなのか。
そういうものだけ、身の回りにあるといいですね。

ちなみにSNSやらなんやらで“投資詐欺っぽい”のにやられやすいタイプは、というかその手のグループの人から聞いたという人から聞いたのだが(つまり伝聞情報だが)、

「将来を過度に不安に思っている」+「自分だけ逃げ切ろうと思っている」

この両方の“センス”を持ち合わせている人がカモだそうです。

ということで、今回は「経済成長のどうやり遂げるか」をテーマに記してみました。
最後までおつきあいくださいましてありがとうございます。

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