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【JDLA E資格】合格体験記 国内最難関AI資格 2021 #2

去年の社内公募でDX推進部のAIチームに異動し、AIプランナーとして働く中、AI領域の国内最難関資格であるJDLA E資格を受験し、合格することができたので勉強法等、公開していきます👍🏻

私のAI領域の前提知識はこんな感じです。
<前提知識>
 ・JDLA G検定 2020 #1 取得済み ←合格体験記を公開中
 ・Python3エンジニア認定基礎試験  取得済み ←合格体験記を公開中
 ・統計検定3級  取得済み ←合格体験記を公開中
 ・SIGNATEやKaggleへの参加経験はあるものの、功績はなし
 ・仕事でAutoMLの営業・導入コンサルを1年経験

■この資格を目指してみての感想
とにかく時間とお金がかかった資格でした。何十万ものお金はありがたいことに会社が全て負担をしてくれたため助かりました。(自己負担だと受けれないです泣)
勉強期間は6カ月。同じJDLAが出しているG検定と比較するとこちらは2~3週間程度の勉強期間で取得できたので難易度は歴然。。。
私の人生の中で一番勉強した資格でした😱

■試験概要
ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する。(引用:日本ディープラーニング協会HP)

■試験日・形式
実施頻度:2月と8月の年に2回
受験費用:33,000円(一般)22,000円(学生)
形式:CBT方式(会場受験)
試験時間:120分
問題数:100問程度(合格ラインは60%前後?)
合格率:60〜75%
合格発表日:試験日から3週間後

■試験を受けるための受験条件
この試験の大変なところは、JDLAが認めるプログラムを修了していることが条件になります。今現在、17個の認定プログラムがあるそうですが、私は「スキルアップAI株式会社」の認定講座を受講しました。この講座内ででてくる4つの課題にクリアすることで修了証を得ることができます。
この課題が厄介で画像認識のAIモデルを作るのですが中々苦戦しました。

<受講したJDLA認定プログラム>
現場で使えるディープラーニング基礎講座(スキルアップAI株式会社)

■実際に行った勉強法
⑴認定プログラムの講義をひたすら見て理解する

大事なのは覚えるではなくしっかりと理論を理解することを意識することだと思います。資格がゴールではなく、あくまでのその先の業務に活かすことが本来の資格取得の目的ですので。私は何度も動画や資料を見ては、何度もノートに書き写し、必死に頭に入れました。
その結果、A4ノート全部で8冊、、、汗

iOS の画像 (2)

⑵徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集(3周)

黒本と呼ばれるものです。解説がとてもわかりやすいので理解を深めやすかったです。解答を見て終わりでなく、解説の内容を理解すること、自分自身で深堀りして理解を広げることが実際の試験では大切だなと感じました。

⑶ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

こちらは動画講義や問題集でわかりにくい部分の補足資料として使いました。CNNの部分とかは大変助かったと思ってます。

(4)ゼロから作るDeep Learning ❷ ―自然言語処理編

こちらも動画講義や問題集でわかりにくい部分の補足資料として使いました。ただ、AttentionやTransformerなどはこれを見てもやっぱり難解に感じました。。。業務でも感じましたが自然言語って難しいな、、、


⑸ 模擬試験や例題(各2周)

認定プログラムを受講しているスキルアップAIさんが提供してくれる模擬試験や例題も行いました!これも有効的だったと思いますのでぜひ、スキルアップAIさんで認定プログラムを受講される方は試してみてください。

■受験してみた結果

とにかく難しい試験だなと試験最中も感じました。試験範囲を満遍なく聞いてくるなといった印象。
①応用数学(出題割合は全体の1割)
②機械学習(出題割合は全体の3割)
③深層学習(出題割合は全体の5割)
④開発環境(出題割合は全体の1割)

この試験の肝である深層学習はかなり難しく感じ、結果も6割しか取れなかったです。機械学習は満点とることができたので非常に良かったです。
時間的には見直しもゆっくりでき、比較的、余裕がありました。
2022年第2回からは試験範囲がまた少し変更し、より実践的になってくるのかなと思います。

■おまけ
とにかく容易に合格できる資格ではないと思います。多大な時間とお金を要しました。ただ、認定プログラムをしっかり受講し、試験対策を十分に行えば合格できると思います。
勉強する習慣、仕組み化がとても重要です。

本資格を取得することで、AIの概念・理論を知ることができます。実装力も問われる試験ですし、受験資格を得るための課題でも1つ画像認識のAIをつくるので体系的に学べます。
そして、なにより自信がつきます。今後も技術を理解したAIプランナーになれるよう引き続き頑張っていきたいと思います!

最後まで閲覧いただきありがとうございました。
受験される方は頑張ってください!!

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