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仕事を成功させるために考えることは、「関係者」が誰かを意識すること!そして「自分たち」も忘れないこと!

どんな仕事でも同じだと思います。

今、自分がやろうとしてる仕事を成功させようとする場合に最初に考えることは「この仕事の関係者は誰だろう?」ということです。

■ 関係者を洗い出そう!

若手には難しいかもしれませんがどこまで洗い出せるかで自分の視野の広さが分かります。

洗い出しやすいのはお客様かもしれませんね。ただ、お客様と言っても対面にいる人だけではありません。接しているお客様の向こうには、お客様の上司、関連部署、経営層の方々。さらにはお客様の会社と取引のある会社も関係者になる場合もあります。

次に、自社に目を向けてみると、直属の上司、その上の上司、関連部署、経営層の方々。自社もわりと見えやすいのではないでしょうか。関連部署は営業部、人事部、総務部、経理部、品質保証部・・・いっぱいありますよね。

そして、絶対に忘れてはいけないのが自分たちです。

■ 「自分たち」が漏れていることが多い

私は他のプロジェクトで疲弊しているプロジェクトメンバーを多々見てきました。

プロジェクトメンバーは、鬱に過労でボロボロ。
「こんな会社辞めたい」と言い出す始末。
お客様は予算内で高品質のソフトウェアに満足!
上司は売上利益の目標をクリアして満足!
お客様、上司、プロマネは満面の笑み。
プロジェクトメンバーは疲労困憊。

この状況でも成功とするプロマネがいます。成功扱いになるため、状況の改善が図られません。結果、この状況が次のプロジェクトでも継続されます。

プロジェクト管理を全く分かっていません。自分たち(プロジェクトメンバー)が満足していないプロジェクトは失敗なんです。私は一番大事な「自分たち」を疎かにして今後の発展はないと思っています。

■ プロジェクト成功の定義は関係するすべての人が満足すること

文句なしで大満足の人もいれば、まぁまぁ満足かな、という人もいると思います。理想は全員が大満足ですが、それは現実的ではないためそこまでは求めません。

満足の度合いにばらつきがあっても全員が満足することがプロジェクト成功の定義なのです。ですので、プロジェクト成功の目標には「自分たちの満足」を必ず含めましょう。

プロマネは「プロジェクトメンバーが何で満足するのか?」を正確に把握した上で、プロジェクトの目標設定をしておかないと、プロジェクトメンバーを苦しめることになります。


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