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作業を点だけで捉えていると、作業は遅延する

作業が遅延する人の特徴です。

点しかみていない

■ 点しか見ていない人の動き方

例えば「カレーライスを1時間以内に作って!」とお願いされたとします。

点しか見ていない人は、一生懸命野菜を切り、一生懸命肉を切り、一生懸命具材を炒め、水を入れ、カレールゥを入れて、カレーを煮込みます。そこで気付きます。

ご飯を炊いていないということに。

こうして、作業の遅延が発生します。目の前の1つ1つのタスクは見ているのですが、全体を見ていないためにこういう作業漏れが起きます。カレーライスならご飯は必須ですよね。

でも、作業が遅延する人は決して不真面目なわけではありません。目の前のタスクを一生懸命にやっているのですが、惜しいのが「点でしか作業を捉えていない」ということだけなのです。

■ 全体を見渡す人の動き方

作業を点で捉えるのではなく全体を捉えます。全体を見渡して何をするのかざっと考えます。

カレーライスを構成する要素はなんだろう?

野菜、肉、カレールゥ、ごはんかな。じゃあ、野菜を切って、肉を切って、具材を炒めて、水を入れて、カレールゥを入れて煮込もう。ご飯も炊かないとカレーライスにはならないな。

このように、「目的とする成果物を構成する要素」から、必要な作業をイメージすることが、全体を見渡す動きになります。

■ 手を動かす前に全体を見渡そう

これを「事前準備」と言ったり「計画」と言ったりします。

仕事をするうえで「全体を見渡す」ということはとても重要で、これが不足していると作業の順番をミスったり、作業漏れが発生したります。それが計画外となり、プロジェクトの遅延につながります。

私が見てきた作業が遅延する人はこの「全体を見渡す」というのが不十分でした。

従いまして、作業を点で捉えるのではなく、全体を捉える感覚で仕事ができるようになると、作業遅延は削減できます。

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