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壁にぶつかった時には「諦める選択肢」も持っておく

仕事で壁にぶつかることはよくあります。

例えば、謎のコンパイルエラーに遭遇したり、サーバーのご機嫌に振り回されて困り果てたりします。サーバーのご機嫌というのは、昨日はうまくいかなかったのに「何もしてないのになぜか今日はうまくいった」ということです。

私が過去に最も驚いた障害報告書は、原因欄に「太陽フレア」と書かれていたことです。どうやってそれが原因だと特定できたのか謎ですが、自分の知識の及ばないことはあります。

そんな自分の知識では「できないこと」に遭遇した時にどうするか?

■ できるようになる

最初に目指すはこれです。これがもちろん理想ですが、私が現場で若手社員を見ているとこんな状況に陥っている人がいます。

丸一日使って一行もコーディングしていない

何もしていなかったわけではなくて、悩んでトライアンドエラーした結果すべてに失敗して進捗率ゼロという状況です。結果だけ見れば何もしていないのと同じなのですが、プロとしては結果が必要ですので、これはまずいです。

■ 諦める

なぜそのようなことになったかというと「諦める」という選択肢を持たなかったからです。

自分でやり切るは理想ですが、成果を出すことにも拘らなければなりません。また、自分でやろうとする人には以下の心理も働いて、他人を頼ることができなくなっています。

「ウザイと思われるかもしれない」
「他の人の作業を邪魔してしまうから気が引ける」

こう思う人は考えを改めてもらいたいし、プロマネなら適切にフォローしてあげて欲しいです。もっとも困るのはこれです。

仕事が進んでいないこと

結果的に、その遅延は誰かが引き取ることになりますので、能動的に頼るのか、強制的に頼るのかの違いでしかありません。

また、傷口は浅い方が助けやすいので能動的に助けを求めてくれる方が、プロジェクトメンバーは幸せになります。「諦める勇気」はプロとして必要なマインドです。

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