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人は心理的安全な環境で素直になれる

何か問題が発生したときに、

A「私は言われた通りにやりました」
B「いやいや、そんなこと言ってないよ」
A「いえ、ここに記録もありますよ」
B「それはそういう意図には読み取れないよね?」
A「普通に読んだら読み取れますよ!」

という責任の押し付け合いが始まることがあります。

どっちでもよくないですか?
それよりも「あるべき状態」に戻すことに時間を使いませんか?

って思います。きっと当人たちもそうしたいハズです。

1.  なぜ責任の押し付け合いが発生するのか

私は押し付けるメリットがあるもしくはデメリットを回避できるからだと思います。では、それはなんでしょう?

おそらく「他人を責める環境」があるんじゃないでしょうか。もし責められなかったら素直になれると思うんですよね。

何か問題が起きたときに、

A「ごめんなさい、私が間違ってしまいました」
B「いえいえ、私も伝え方が悪かったです」

こんな光景もありますよね。これは「責められない環境」だからじゃないでしょうか。

2. 心理的安全な環境

「心理的安全性」とは、他者からの反応に怯えたり、羞恥心を感じたりすることなく、自然体の自分をさらけ出すことができる状態

仲良しグループとは違います。相手がイラっとすることは言えない、相手からもガツンとキツイことを言われないというものではありません。そういう言いにくいこともハッキリと言えるけど、翌日にわだかまりを残さないという環境です。

至る所で言われていることですけど、やっぱりこの環境を作る努力をみんながしないといけないのかなと思います。

なお、私はその環境を作るためにもっとも大事なことは「発言機会が平等にあること」だと思います。人は嫌いだから嫌うんじゃなくて、知らないから嫌う生き物です。だからお互いのことを「知る」ことが重要で、和になる必要条件だと思っています。

ですので、私は発言機会を平等にするために、あまり話をしていないなと思う人がいたら「〇〇さん、どうですか?」と話を振るようにしています。普段は静かなタイプでも振ったら結構話好きだったりするんですよね。

3. 人は心理的安全な環境で素直になれる

「あいつは責任を押し付けてくる!性格に問題がある!」みたいなことがあったら、きっとその人を嫌いになると思います。でも、それはその人の本当の姿ではなくて、環境によってそういう行動を引き起こさせている可能性は無いでしょうか?

職場環境が悪いと「ここにいたら性格悪くなりそう」って思ったりしませんか?私もありましたけど、その環境は責任の押し付け合いがありました。心理的安全な環境ではありませんでした。そう考えると環境が性格を作っているとも言える気がします。

そういう観点から「心理的安全な環境」でなければ、人は素直になれないのかなと思います。

4. 心理的安全な環境の作り方

上述したことの逆をすれば良いと思います。

・発言機会を平等にすること
・お互いを知ること

リモートワークが広まったことによって、実はこれらが疎かになっているのではないかと思います。リーダーからの一方的な連絡に終始したり、雑談機会が失われて相手を知ることができなくなったり。

心理的安全な環境の作り方を調べれば色々なことが出てきますが、実は単純に会話をする機会を増やすだけでいいのではないか?と思う今日この頃です。


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