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うまく計画を立てられない人は、状況把握が足りないのかも?

計画をうまく立てられない人は多いですよね。ですが、そもそも完璧な計画を立てるというのは難しいのです。

■ 本人は正確な計画を立てたつもり

やるべきことを洗い出して、細分化して、優先順位を付けて、タスクの依存関係を見て、タスクにかかる日数を考えて、どのタスクから消化するのが効率的かを考えて、タスクを並べ替えて・・・。よし完璧!

と思っても完璧にはならないんですよね。。

■ 失敗するパターンはこれだ!

例えば試験勉強を例にします。

・試験まであと10日
・科目は数学
・試験範囲は教科書の1ページから50ページまで。

ということは、1日5ページずつ勉強していけばいいな!
これが失敗パターンです。

■ 状況を把握しよう!

私の経験上、多くの人は「状況把握」が漏れています。

例えば、まずは自分のスキルです。
そもそも今の数学力はどれくらいなんでしょう?
1ページ目からさっぱりわからないのか、後半だけがわからないのか。

次に難易度
公式を暗記するだけでいいのか、応用問題があるのか。全くわからない部分があるなら事前に先生に解き方を教えてもらっておく必要がありますよね。

次に期間
自分のスキルと難易度を鑑みて算出します。普通に考えれば教科書の後ろの方が難しくなりますので、教科書の前半より後半の方が時間がかかるのは想像がつきます。

ですので、上記例のように単純にページ数を日数で割り返しただけでは失敗します。

■ 仕事も同じ!

自分を含むチームメンバーのスキルを把握し、タスクの難易度を見ます。そのためにはタスクを一通り見渡す必要があります。

この「タスクを一通り見渡す」ということが漏れています。この際に、どのレベルで見るかと言うと「作業プロセスがイメージできるレベル」です。

・メンバーのスキルを把握する
・作業プロセスがわかる(難易度がわかる/準備すべきことがわかる)
・期間がわかる(スキルと難易度から算出)

最低限、この程度の状況把握をしないと、計画はブレブレになります。

■ 敵を知り己を知れば百戦危うからず

これは孫子の兵法です。
ここに全て集約されるかなと思います。
ちなみにこれに続く言葉はこれです。

敵を知らずして己を知れば一勝一敗敵を知らず
己を知らざれば戦うごとに必ず危うし

敵(タスク状況)を知り、己(スキルなど)の状況を知れば、百戦しても勝てるということ。つまり「状況把握」が大事だということです。

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