![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13131882/rectangle_large_type_2_f11c052ef7e6fde6c6e5a05be01cb06b.jpeg?width=800)
プロジェクトを止める勇気
プロジェクトマネージャは常にプロジェクトを前に進めなければなりません。しかし、ときにはプロジェクトを止める勇気が必要になることがあります。
■ 問題が発生した時に考える2つの選択肢
・プロジェクトを止めずに問題分析をする
・プロジェクトを止めて問題分析をする
どちらを選択するかは状況次第です。
前者の場合「手戻りリスク」や「問題による傷口が広がっていくリスク」があります。従いまして、プロジェクトを止めてしまえば、現状より症状が悪化することはなくなります。しかし、進捗が止まります。これはこれでリスクです。
従いまして、どっちが良いとは明確にはいえません。
■ 問題は「止める」選択肢が検討されていないこと
私が見てきたプロマネの多くは、「プロジェクトを止める」ということが検討のテーブルにすら上がっていません。
問題が起きているということは「想定していなかった何かが起きている」可能性が高いです。何が起きているのかわからない状況でプロジェクトを進めても、それが全て手戻りになる可能性があります。
従いまして「止める」という選択肢も持った上で「進める」「止める」を評価すべきということです。その結果「進める」であれば良いと思います。この時検討したことは、次に問題が起こった時に必ず活かされます。
■ プロジェクトを止める決断を下すのはプロマネの特権
「プロジェクトを止める」というのはプロマネのみに与えらた権限です。プロジェクトメンバーにはできない選択肢なのですから、必要ならその権限を使いましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました! いただいたサポートは全て執筆活動の資金としてありがたく活用させていただきます。