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プロジェクトを止める勇気

プロジェクトマネージャは常にプロジェクトを前に進めなければなりません。しかし、ときにはプロジェクトを止める勇気が必要になることがあります。

■ 問題が発生した時に考える2つの選択肢

・プロジェクトを止めずに問題分析をする
・プロジェクトを止めて問題分析をする

どちらを選択するかは状況次第です。

前者の場合「手戻りリスク」「問題による傷口が広がっていくリスク」があります。従いまして、プロジェクトを止めてしまえば、現状より症状が悪化することはなくなります。しかし、進捗が止まります。これはこれでリスクです。

従いまして、どっちが良いとは明確にはいえません。

■ 問題は「止める」選択肢が検討されていないこと

私が見てきたプロマネの多くは、「プロジェクトを止める」ということが検討のテーブルにすら上がっていません。

問題が起きているということは「想定していなかった何かが起きている」可能性が高いです。何が起きているのかわからない状況でプロジェクトを進めても、それが全て手戻りになる可能性があります。

従いまして「止める」という選択肢も持った上で「進める」「止める」を評価すべきということです。その結果「進める」であれば良いと思います。この時検討したことは、次に問題が起こった時に必ず活かされます。

■ プロジェクトを止める決断を下すのはプロマネの特権

プロジェクトを止める」というのはプロマネのみに与えらた権限です。プロジェクトメンバーにはできない選択肢なのですから、必要ならその権限を使いましょう。

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