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タスクは98%から進まない。「進捗率」ではなく「残作業時間」で管理しよう!
みなさんは進捗管理ツールに何を利用しているのでしょうか。
MSProject、Redmine、JIRAなどなどありますが(すみません、システム開発以外の管理ツールを知りません。。)、私はRedmineです。
以前はMSProjectを使ってガントチャートで管理していました。その時の話ですが、担当者に進捗率を入力させると98%から進まないということが多々ありました。
■ 残り2%って何?
残り2%についてヒアリングすると「あと〇〇するだけなんですよ。」と言われるのですが、そのタスクが「〇〇するだけ」で終わった試しがありません。
これ、管理者も惑わされるのですが「残り2%」と言われると「数時間で終わるのかな?」っていう印象を持ちませんか?
おそらく、担当者も同じように錯覚しているのではないかと思います。もしくは、少しでも多く作業が進んでいるように見せたいという心理が働いたのかもしれません。
いずれにしても管理者が正しい状況を把握できないのは困ります。
■ 数字を使っているから定量的だとは限らない
例えば、進捗率50%という報告を受けたとします。
その50%をタスク数から求めていたとしましょう。
10個のタスクのうち5個終わったから50%だと。
でもそれが成り立つのは「残りの5個のタスクの重みが、すでに消化した5個のタスクと同じ重みの時」だけです。もし簡単なタスクから5個消化していたとしたら実際の進捗率は50%ではないですよね。
このように、数字を使っていても、そもそも1タスクの重みがバラバラであれば、50%という数字に意味はありません。
■ 残作業時間の使おう!
進捗率じゃなくて残作業時間を使いましょう!
管理者が知りたいことは「どれくらい終わったか?」ではなく「あとどれくらいで終わるか?」です。進捗率はこれを把握するのには適していません。それよりも素直に「あとどれくらいで終わるのか?」つまり「あと何時間の作業が残っているのか?」を確認しましょう。
それが「残存作業時間」です。
たったこれだけのコトで進捗管理は断然にやりやすくなります。
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