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冷静さを身につけるためにやっているコト

私はプレイングマネージャーとして、ソフトウェア開発の現場でプロジェクト管理をしています。要するにリーダーなのですが、リーダーとして心がけていることがあります。

常に「冷静」であること

リーダーがどうあるべきかというのを語ると、色々な要素が出てきてくると思いますし、その状況によって求められるリーダー像は異なるので、一概に「これ」と言うのは難しいと思っています。

ただし、私は「冷静」というのはいかなる場面でも共通して必要なスキルだと思っています。逆に考えて、冷静さを失ったリーダーなんて危険人物でしかないです。

なお、私の目標は、いかなるトラブルが発生したとしても心拍数をあげないことです。最近は多少のことでは心拍数は上がらなくなりました。そこで私が実践しているコトをご紹介します。

■ 場数を踏んで慣れる

これが一番です。私は何度もリリース後に不具合を発生させてしまいました。金融系システムであるためリリース後の不具合にはとても厳しいのですが、場慣れしたおかげで多少のトラブルでは動じなくなりました。

ですので「経験を積む」ことは最高の成長手段です。

■ 準備をする

トラブルでテンパる原因は「その状況を想定していなかったから」です。あらかじめ考えられるだけのトラブルを想像しておくことで「想定外」が「想定内」に変わります。

■ 状況を整理する

状況が分からないから不安になり、落ち着きがなくなり、焦り、冷静さを失います。まずは状況整理です。

例えば、ホワイトボードに「事実」と「推測」を分けて書きましょう。よく「事実」と「推測」を混在して整理する人を見ますが、それは混乱のもとです。

なお「事実」とは「100人が見て100人が同じようにとらえられる事象」のことです。要するに客観的であって主観的ではないものです。

■ いつも以上にゆっくり動く

トラブるといつも以上に動きが早くなる人がいます。焦っているからそうなるのは普通なのですが、リーダーがそれをやってしまうと周りにも焦りが伝染します。

従いまして「いつも以上にゆっくり動く」ことを意識します。行動を落ち着かせることで心も落ち着いてきます。

■ 開き直る

これが究極だと思います。トラブったらなるようにしかなりません。「起こったものは仕方がないじゃないか!」くらいの気持ちの切り替えは重要です。そして、気持ちを切り替えて気を楽にしたうえで深呼吸。

「さて、どうしようかな」

心に余裕を持たせれば冷静さは取り戻せます。

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