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人は「知らないものを嫌う」性質がある
テレワークでコミュニケーションが希薄になったことによって、嫌いな人や苦手な人が増えたりしていませんか?プロジェクトのチーム形成に苦労していませんか?その苦労は「知る機会」が減っているからかもしれません。
■ 電車で電話をされるとなぜ不快に感じるのか?
人は「知らないものを嫌う」性質があります。
例えば、電車の中で電話している人がいると不快感に襲われませんか?こんな会話が聞こえてきた状況をイメージして見てください。
「そうなの?」
「えー、マジで!?」
「それってヤバくない?」
「それはいいねw」
なんとなくモヤモヤしますよね。では、電話ではなくて、電車内で会話している2人組がいたとします。こんな会話が聞こえてきたらどうでしょう。
A「今日の宿題が多くて寝るのが遅くなりそう。」
B「そうなの?」
A「昨日なんて徹夜だったよ。」
B「えー、マジで!?」
A「毎週一回は徹夜しているよ。」
B「それってヤバくない?」
A「だから明日は学校休むことにするよ。」
B「それはいいねw」
おそらくこちらの方が不快感には襲われないのではないでしょうか。なぜなら、不快感に襲われる理由は「会話の内容がわからないから」だからです。
■ 「知らないから嫌い」になっていない?
「嫌いだから嫌い」というケースは当然ありますが、実は「知らないから嫌い」というケースも多くあります。前者は仕方ないとしても、後者はもったいないですよね。しかし、テレワークによってこういう状況が増えているように感じます。
テレワークになると雑談が減ります。テレビ会議などで顔を合わせるときには「何かの目的」があって顔を合わせていると思います。そのため、そこでの会話は「その目的」についての会話になります。つまり雑談には発展しにくいのです。
その結果、対面の時と比べて「相手を知る」機会が極端に減少します。それによって「知らない」という状態になります。
■ お互いを知る機会を増やす
対面の時にチーム形成できていたリーダーでもテレワークになって苦労しているのは、ファシリテーションが不足しているからかもしれません。テレビ番組の司会者のような動きですね。
・話をしていない人がいたら話を振ってみる
・本題とは違う雑談も交えながら会議を進めてみる
・業務時間に「雑談の時間」を明確に設ける
個人的には、対面でのチーム形成に優れていたリーダーは空気を読める人だったのかなと思います。雰囲気を掴んでうまく纏めていたのではないかと思います。しかし、リモートになると空気を読みにくいため、ある程度自分のタイミングで捌いていく必要があります。
チーム形成には色々な手段がありますが「知る機会を増やすためにどうすれば良いか?」ということを念頭に活動すると、やるべきことは見えてくるのではないかと思います。
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