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「マルチタスクで仕事を大量に捌く俺ってスゲー!」というのは幻。

たまに大量の仕事をマルチタスクで捌いている人がいますよね。周りから見ていると「仕事できる人!」って見えます。私も管理者になってからは、プロジェクトを複数掛け持ちし、同時並行でパッパッと捌いていました。

■ マルチタスクは非効率

マルチタスクで仕事を処理できるようになった時には「自分は仕事できているな!」と思いましたが、ある時、気づいたのです。

量はこなしているけど、生産性は大したことないんじゃないか?

管理者は仕事の数が多いため、仕事を大量にこなしている=高い生産性でこなしている、と思っていたのですが、1つ1つの仕事を見直してみると、稼働した時間の割には、大したことやっていないなと気づいたのです。

■ 人の脳はシングルタスク!

紙とペンを準備して試してみてください。

50音順にひらがなとカタカナを交互に記載してください。
例)あイうエおカきクけコ
次に、50音順にひらがなのみを書き出してください。
例)あいうえおかきくけこ

どうでしたか?
後者の方が簡単でしたよね?

なぜ前者は難しいのかというと、頭の中で「ひらがな」と「カタカナ」で脳の切り替えが発生しているからです。

このように、人の脳は複数のことを同時に考えることはできないし、脳の切り替えには時間がかかるのです。

■ マルチタスクは幻想

人の脳にマルチタスク機能はありません。

しかし「マルチタスクで仕事を捌く人」はいますよね。これ、実際にはマルチタスクではなく、高速で脳を切り替えるシングルタスクで仕事をしているのです。

仕事の量が多いということは、それだけ脳の切り替えが発生しているということなので、無駄な時間を使っているのです。

マルチタスクで仕事を捌く人がカッコいいと思うかもしれませんが、時間を効率的に使いたいなら、マルチタスクはやめましょう。

■ 地道に一つずつ仕事をこなしていこう!

結局、これが一番効率的です。仕事はシーケンシャルに粛々と捌いていくことが、結果的に時間をもっとも無駄にしない働き方だと思います。

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