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いいから従え、黙って従え、とにかく従え。守破離は「守」が一番大事!

守破離については色々な方が書かれているのですが、今回は守破離の「守」に特化して書きます。なぜかというと「守」を疎かにする人が多いからです。

■ 守破離はビジネスに限らず全ての基本

色々な方がおっしゃっていますが、守破離はビジネスに限らずすべての基本です。簡単に守破離とは以下です。

守:師匠から教わった型を「守る」
破:自分にあった型を模索し型を「破る」
離:さらに成長し既存の型にとらわれることがなくなる(型から「離れる」)

成長はこの3つのプロセスを踏む、という考え方です。

■ いいから黙って従え!

乱暴な言い方ですが、まずは黙って従うべきです。守を疎かにする人はせっかく教えてくれる人の話を聞かずに「自分はこう思う!」と自分で考えたもので突っ走ろうとします。

しかし、冷静に考えてください。

未熟者の考えと、熟練者の考え、どちらが正解に近いと思いますか?
当然後者ですよね。

ときどき、未熟者の判断でうまくいくこともありますが、それはただの「ビギナーズラック」であって長く続くものではありません。

ときどき、熟練者の判断が間違えていることもあります。でも熟練者はそれを素早く改善することができます。判断ミスをした原因がわかるからです。

重要なのは結果ではなく「その判断に至ったプロセス」です。成功しても、失敗しても、そこに明確な理由があるのが熟練者です。そのプロセス、その思考を学ぶのが「守」です。これがあなたのスキルの土台になります。

■ とにかくマネをしろ!

「それはちょっと違うんじゃないか」と思っても、相手のスキルがあなたより上ならば、あなたの判断よりうまくいく確率が高い、ということを認識すべきです。

マネをした結果、失敗するかもしれません。だからと言って「ほらやっぱり!」などと言ってはなりません。「どうして失敗したのか?」を教わるのです。

未熟者にとっては成功も失敗も全てが学びです。熟練者の完全なコピーになって初めてあなたは熟練者になれるのです。オリジナリティを出すのはその後です。

■ 「守」はすべての土台。土台無くして家は建たない。

土台はしっかり作るべきです。家を立てる時も基礎工事が重要です。家が建ってしまえば基礎は見えなくなりますが、基礎がしっかりしているから家も立つし、地震でも倒れません。見えない力が支えているんです。

人間のスキルも同じです。土台がなければその上に知識を上乗せすることはできませんし、基礎がしっかりしているから、ちょっと難しい問題に直面しても応用が効くのです。

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