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マネジメント、押してダメなら、引いてみる

■ 人は「あまのじゃく」である!

最初に、私は心理学の専門家でもなんでもありませんのでご了承ください。あくまでも私の経験上での話です。

禁止されると破りたくなるというのは「強要されると反発する」ということでもあります。

テスト前はゲームをしてはいけない!
ダイエット中は甘いものを食べてはいけない!

どうでしょう?
やりたくなりませんか?
経験ありますよね。

私はあまのじゃくな性格なので、子供の頃から感覚的にこれを理解していました。そのため私はこれを利用してセルフマネジメントしていました。

ここまで勉強したら1時間ゲームをしよう!
0.5kg痩せたらケーキを食べよう!

のような感じです。
敢えて禁止にせずに逃げ道を用意しておくのです。
これだけでモチベーションが上がるんですよね。

きっと、私だけではなくて多くの人がやっていたと思います。

ちなみに、私は煙草を吸いませんが、「煙草を吸ってはならない」と言われると、吸いたくなるのかなと思います。

■ 「〜してはいけない」ではなく「〜しよう」と言う

私はこれを仕事にも応用しています。チームメンバーに注意を促す時に「〜してはいけない」というニュアンスを避けるようにしています。

例えば、重要な作業をする時のケースとして「ミスしてはいけない」ですね。これは言わないようにしています。その代わりにこう言っています。

「ミスするのは仕方ないけど、それが流出するのは防止しよう」

言い換えると「ミスはしてもいいから、それはどこかで防ごう」という言い方です。あえて「ミスすること」には着目せず、「ミスしたことを防ぐためにどうするか?」を議論の対象にするのです。

心理学的な難しい話はわかりませんが、感覚的に「ミスするな、ミスするなよ、絶対にミスするなよ!」って言われるとミスしそうですよね。ですので、そこには触れない、というのが私のやり方です。

「押してダメなら、引いてみよう」的な発想です。

学術的な根拠も、これの効果も測定していませんが、もし共感いただけたら試してみてください。


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