![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12350170/rectangle_large_type_2_f2add4a9092ed700720ba87ce5314318.jpeg?width=800)
制約があるから工夫する
システムエンジニアの仕事って必ずと言ってもいいほど残業になりますよね。計画通りにいかないからですが、作業が遅延すると深く考えずに「残業します」「休出します」と言う人がいます。ポイントは「深く考えずに」です。
■ 時間的制約を設けないから時間を使う
作業が遅延した
計画ミスだ
もともと時間が足りなかったんだ
だから時間が必要だ
終わらない=残業(休出)しかないんだ
こういう発想の人はどれだけ時間があっても遅延します。理由は以前書いた以下の記事です。
つまり、「時間外や土日も使える」と思えば、そういう動き方になります。これは時間の制約を設けていないために、時間というリソースを無限に使おうとする心理です。
そのために「限られた時間の中でなんとかしよう」という発想に至らず、工夫して制約に立ち向かおうとする姿勢がなくなっています。
■ スーパーマリオやドラクエは制約があったから工夫した
制約という観点で好きな話があります。それはスーパーマリオブラザーズやドラゴンクエストなどのファミコンソフトの制作苦労話です。
スーパーマリオブラザーズの容量は40KB
ドラゴンクエストの容量は64KB
Twitterに投稿できる画像サイズは 5MB(5,000KB)以下ですので、我々がよく目にする画像ファイルの 1/100 程度の容量でした。
その容量におさめるために昔のエンジニアは工夫しました。例えばドラクエで使われているカタカナは20文字です。限られた20文字で単語を作り上げています。
彼らは容量の制約に阻まれた中で「作品のクオリティを落とさずにどうやって容量を削減するか?」を考え、結果として素晴らしい作品を世に出しました。
■ 制約があるから工夫する
人は制約の中で成長すると思います。もし何かしらの制約に直面したならば、エンジニアとしては以下の精神で制約に挑戦したいですね。
知識労働者なんだから知識で乗り越える
技術者なんだから技術で乗り越える
制約に挑戦しているときが工夫するチャンスです。
最後まで読んで頂きありがとうございました! いただいたサポートは全て執筆活動の資金としてありがたく活用させていただきます。