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時間は特殊な経営資源

私は経営資源を「ヒト、モノ、カネ、情報、時間」だと思っています。「時間」を含めるかどうかは意見が分かれることがありますが、ドラッカーは「時間こそは、最もユニークで乏しい資源である」と言っているので「時間」は経営資源と捉えて良いと思っています。

■ 経営資源としての「時間」の特殊性

経営資源に含めるかどうかは本題ではないので、話を戻しますが、「時間」には以下のような特殊性があります。

・見えない
・蓄積できない
・何もしなくても消費する
・誰にでも平等に与えられている

時間は非常に取り扱い方が難しいものです。特に人間は見えないものに対しての意識が低下します。つまり経営資源の中で疎かにされやすさNo.1と言っても過言ではありません。

私は「時間」を非常に重視しています。私が部下にもっともうるさく言っているのが時間の使い方です。意識しないと無意識のうちに浪費してしまうためです。

なんかよくわからないけど時間が足りない

こんな状況に陥らないように私が実践している3つのことをご紹介します。

■  計画を立てる

計画を立てることは「見えない時間を見えるようにする」手段です。このあたりまえ過ぎることが疎かになっている場面を多々見かけます。

また、計画は毎日見直します。なぜなら、状況は日々変わるため、昨日の計画通りに今日動けるとは限りません。計画して時間を見える化して日々ブラッシュアップします。

■ 時間を効率よく使う

あれもこれもと手を付けて並行作業する人がいます。そんなに人間の脳は万能ではありません。

試してみてください。

小学1年生レベルの足し算の問題が10問、引き算の問題が10問あります。

・足し算の問題を10問解いてから、引き算の問題を10問解く
・足し算の問題と引き算の問題を交互に解く

どっちが早く終わるでしょう?

結果は前者になります。こんな簡単なことでも差が出ますので「これをやる」と決めたらそれに集中した方が時間を有効活用できます。

■ 他人のペースに巻き込まれず自分のペースで動く

電話で割り込まれたり、話しかけられたり、チャットが来たり、メールが来たりして、それにいちいち反応してしまうのは、他人のペースで動いている状態です。

自分のペースで動くためには、例えばメーラーやチャットツールは朝と昼と夜の3回しか見ないなど、見る時間を決めることで自分のペースに持っていくことができます。

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