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話が伝わらない3つの要因

今回は若手向け、もしくは「自分の話が伝わらない・・・」と悩んでいる人向けの話です。

誰かに作業指示を出す、誰かに作業をお願いする、こんなことは毎日のようにあると思いますが、指示とは違う結果になったり、お願いした通りの成果物じゃない・・・なんてことも良くあることだと思います。

それは「話がきちんと伝わらない」からですが、私の経験上、そういう人の特徴は大きく以下3点です。

・話の結論が先にない
・話が長い
・話すことに夢中になっている

■ 話の結論が先にない

これが一番重要です。話には、結論が「後にあるべきもの」と「先にあるべきもの」があります。私はこう考えています。

結論が後にあるべきものは「ストーリーを楽しみたい」もの

例えば、ドラマとかスポーツとかですね。これらは「ストーリーを楽しみたい」ので先に結論は言って欲しくないと思います。

結論が先にあるべきものは「ストーリー」を楽しむ必要がないもの

例えば、部下からの報告を受ける時に、そこに至るまでのストーリーをワクワクしながら聞くということはないと思います。つまり、仕事は結論が先です。

■ 話が長い

なが〜く話をされると、話の最初の方は忘れます。少なくとも私は覚えていません。

話にもピントがあります。話が長くなればなるほど、それがぼやけていくのです。最悪の場合、眠たくなります。入社式とかで会社の偉い人の話とかを聞いていると、眠たくなって何も覚えていませんよね。あれと同じです。

そんな状態で「わかりました?何か質問ありますか?」と言われても、頭が寝ていたので何も質問が出来ません。結果「質問はありませんね!ではこれでやっておいてください!」みたいになるのです。

■ 話すことに夢中になっている

相手の様子を一切見ずにノンストップで話す人がいます。しかも、そういう人に限って早口なんですよね。ですので、ほとんどの人が話についていけず、ポカーンとしているうちに話が終わります。

そんな状態で「わかりました?何か質問ありますか?」と言われても、話が頭に残っていないので質問も出来ません。結果「質問はありませんね!ではこれでやっておいてください!」みたいになるのです。

■ 伝えることを意識しよう!

「伝える」ということを意識するだけでずいぶん改善されます。

話の区切りのいいところで「ここまでの内容でご不明な点はございますか?」と聞いてみましょう。若手の人、伝えるのが苦手な人は、この一言が出てきません。

この一言を定期的に言うだけで、聞き手が置いてけぼりになることは防げます。これを連発されるとそれはそれで鬱陶しいのですが、伝わらないよりはマシです。上手く伝えられるようになったら、質問する回数を減らしていきましょう!


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