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【書評・感想】Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR

■Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR/ジョン・ドーア (著), ラリー・ペイジ (その他), 土方 奈美 (翻訳)

■Amazonの商品説明から引用


【内容紹介】
あなたが目標に向かって
前進できないのは
やり方が間違っているからだ

アイデアを思いつくのは簡単。
実行がすべてだ!

「やるべきときに、やるべきことに集中できたのは、OKRのおかげだ」
――ラリー・ペイジ(Google共同創業者)

Amazon, Google, Intuit, Slack, Twitter, Uber ……
大成功を見抜く男、ジョン・ドーア――
シリコンバレーの伝説的なベンチャーキャピタリストが
世界レベルで戦うためのシンプルで確実な方法を
お教えします。

●野心と創造力を最大限に解き放つ
●やるべきときに、やるべきことに集中する
●見当違いな仕事を洗い出す

ジョン・ドーア
世界的ベンチャー・キャピタル、クライナー・パーキンスの会長。Amazon、Google、Twitter、ネットスケープなど、数多くの世界的な成功企業に初期段階から投資。時価総額2位と3位の企業を生みだした。

■おすすめ度


★★★★☆

OKRについて、何となく理解していた状態だったのが、腹落ちしました。
ところどころ紹介されている事例は飛ばし読みしてしまいましたが・・・
目標設定の大切さと、達成のために何をすべきかが詳しく書いてあり、良い指針になると思います。

■読んだきっかけ


会社の目標設計に導入されたことでOKRを知り、個人の指針としてもOKRを設定できたら日々が充実すると思い、読んでみました。


■内容まとめ・感想

OKRとは、「目標と成果指標(Objectives and Key Results:OKR)」

---------------------------------------------------------------------------------Objectives :目標
 →自分は何を目指したいのか。この問いに対する答えが、目標
 
  何を達成すべきか。重要、具体的、行動を促し鼓舞するもの。
  野心的だが、現実的なもの?
    1行で簡潔に書く。
  ※これが無謀だと問題を起こすこともある

Key Results:主要な結果
 →目標までの到達度をどのように測ればよいか。
  この問いに対する答えが、マイルストーン、すなわち成果指標
  
  どのように達成しているかをモニタリングする基準。
  主観を排除して、達成可否がYes/NOで回答できるもの。
   ※時間軸、現実的
---------------------------------------------------------------------------------


四半期OKRは3~5項目が理想的。
Googleは年間のOKRと四半期のOKRを設定しているそうです。
→1サイクルあたり3~5個の全体目標にコミットする。
   1つの目標に対して最大5つのKRを決める。


Google では、目標を 70% 達成できれば成功と言えるような OKR を設定するそうです。そのため、OKR をすべて達成した場合は驚異的な成果と見なされます。
ムーンショットや10Xというような、とんでもない状態に達するにはこういう管理が大切なのか。と思いました。

通常業務をOKRにしてはいけない。
本当に顧客・自分たちにとって必要なことを設定する。

大事な要素

フォーカス:集中する。重要なこととそうでないことに分ける。

アラインメントと連携:アラインメント=整列? 
自分ーチームー会社の連携がとれていること
最上位のOKRが、その下の組織のOKRと連動している。

トラッキング:責任の明確化、立て直しができること。

ストレッチ:限界に挑戦する目標を設定する。


印象的だった言葉

Outputを重視する。
Outputは行動の結果であるから。

Inputは知識

質の高いOKR=KRの精度が高く網羅されている。

人は経験からは学習しない。
経験を”振り返ること”で学習する。


OKRとCFR

継続的なパフォーマンス管理も重要だ。

CFRは本当に重要なことを測定する文化を、組織の隅々まで浸透させるシステムだ。

Conversation:1on1による対話

Feedback:過程を評価し、改善につなげるための同僚との双方向のコミュニケーション


Recognition:大小様々な貢献に対しての承認


Youtubeの例


Youtubeにとって重要な指標は、視聴回数やクリック数ではなく、視聴時間だった。

「蝶ネクタイの結び方」をユーザーが入力(Youtubeで検索)
A:1分で手早く簡潔に紹介
B:10分でユーモアを交えながら紹介

どっちがYoutubeの検索結果1位になるべきか。
答えはB。Google検索とYoutubeのミッションの違いがある。
ユーザーを夢中にして楽しんでもらいたいYouTube


■こんな人におすすめしたい

・仕事の目標設計がうまくいかない人
・普段の行動に迷いがあると感じている人


■あとがき

この本を読んで、個人版OKRを策定しようと思考中です。

人生における、「Objectives :目標」というと、構えてしまいますが、
まずは当面の3ヶ月・1年でどんな風になっていたいか。
何を大切にしたいか。など

アレコレ考えてみたいと思います。

さすが、Google様。ということで、こんなサイトも丁寧に用意されています。

見てみると、OKRに限らず働くことに関する研究やノウハウを反映した記事が沢山ありますので、是非お時間あるときに読んでみてください!




おしまいです。それでは、また!


読んで頂きありがとうございます。 このnoteを読んで、少しでも何かを感じていただいたなら嬉しいです。