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みなさんが法学部を選んだ理由は?

滝川沙希です。
突然ですが、皆さんが法学部を選んだ理由は何ですか?
というのも高校までの間、法学を学ぶ機会はほとんどありません。法学部を選ぶことは、逆に不自然な選択ではないでしょうか。

法学部人気は、近年、低下していると言われており、東京大学も文Ⅰから法学部への進級時に定員割れする年がありますね。
そのような中、なぜ、法学部を選んだのか。想像をめぐらせました。

志望動機

大学は就職と異なり、一般入試であれば、志望動機は必要ありません。

◆就職に有利?
 就職に有利であることは、疑いありませんが、同様に、経済系でも有利でしょう。法学部である必然はないように思います。
 特に国際機関で働く夢を抱いている皆さん。文系からでは経済系の方がはるかにポストがあります(なお、学部卒では相手にされません)。
 今からでも、転学、転部を検討してください。文系科目から離れることも検討なさってください。その際、看護学なんかも狙い目です。修士からそちらというのもありですけれど。

◆実は政治学科
 政治学を学びたいという方で、希望する大学には法学部の中に設置されていたという場合もあるかと思います。政治経済学部の中の場合もありますよね(早稲田大、明治大など)。
政治学科をどこにおいてあるのかは、設立時の大学の事情にすぎません。内容は同じです。

◆法曹を希望
 これが最もそれらしい理由かもしれません。法学部でなくとも予備試験、法科大学院進学は十分に可能ですが、あえてそちらに進学する必要もないわけですし。腕試しとして行政書士試験を受験する方も増えてきたようです。

◆もっとも難易度が高い学部を選択した結果
 文系学部で選んだらそうなったということは、良し悪しは別にして、結構ありうることです。

◆学ぶことが未決定
 実は、法学部ではいろいろなことが学べます。政治学、国際関係論は、もちろんですが、法哲学→哲学、外国法→外国語、法制史→歴史学といった遊びもできます。
 私はかつて、ある国際法学者の論文を読んでいたところ、その先生は若いころフランス語に夢中だったそうです。その先生は、国際法学者としても著名でしたが、なんと全く別分野の研究にいってしまわれたようです。

◆法律学の研究者になりたい
 大学側は、優秀な学生が実務に流れ、研究者志望が減少していることに危機感を覚えています。リクルートしたいようですが、実は結構狭き門です。
求められる能力が格段に高くないといけません。実定法の研究者になりたい方でも外国語能力は必須ですし、意外にコミュ力も必要だったりします。

◆公務員になりたい
 一昔前では想像できないことらしいですが、国家公務員総合職(キャリア組)の人気が大幅に落ちています。そして、地方公務員の人気が上昇してきています。
 全国的に名が知れてる大学から就職することは、何ら珍しくありません。
 その選択が正しいのかどうか別にして、その場合は、行政書士試験に合格しておくことは、有益です。試験科目の重複、難易度の近接など、両者は非常によく似ているからです。

まとめ

今回は、まとめはありません。
私がお伝えできることは、何もありません。どうか、勉強を通じて、学生生活を満喫してください。


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