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ご縁と、滝と。

noteの楽しさのひとつに「ご縁」があると思います。
書いたものに目を留めていただく「ご縁」、スキを頂く「ご縁」、コメントをいただく「ご縁」、コメントを通してやり取りができる「ご縁」。
そして今回、お会いできる「ご縁」をいただきました。

それは、「北欧の街角で」さん。

スウェーデンにお住まいですが、日本に帰国している間にお時間を作ってくださって、お会いすることになりました。
note友達の青葉犀子さんにもお声かけして、いざ、秋の遠足へ。

場所は、私の好きな秋川渓谷です。
JR五日市線の武蔵五日市駅で待ち合わせしました。

皆様、日頃のおこないの良さですね。ほら、快晴!

犀子さんとは何度かお会いしていますが、北欧の街角で さんは初めて。電車で一緒になった犀子さんとドキドキしながら待っていたら、映画のスクリーンから出てきたような女性が颯爽と現れました。
それが、北欧の街角で さん。coolで、読後に漂う余韻が魅力のnoterさんですが、ご本人もそのままの素敵な方です。

バスに乗り込み、20分ほど揺られて「払沢の滝入口」バス停で下車。
払沢の滝(ほっさわのたき)は東京都檜原村にあり、日本の滝百選にも選ばれています。
バス停から滝まで歩いて15分ほど。遊歩道も整備され、森林浴しながら気持ちよく歩くことができる、癒しスポットなんです。

もみじが色づいて、秋ですねぇ。

ひのはら陶芸館 ギャラリー喫茶 やまびこ

遊歩道には素敵なお店があります。

木工房 森のささやき

残念ながら、この日はどちらもおやすみでしたが、森と調和していて、見ているだけで楽しい。

ここから先は、沢の音を聞きながら杉林の遊歩道を歩いていきます。

滝は小さいけれど、澄んだ滝つぼが魅力の忠助淵(ちゅうすけぶち)。
自分の好きな場所に、北欧の街角で さんや犀子さんと一緒にいるのが不思議で、でもすごく嬉しくて、ずっとニマニマしていました。
noteで交流していても、実際に顔を合わせるのは特別なこと。けっこう緊張していたはずなのに、なぜかとても自然におしゃべりを楽しんでいる。おふたりのお人柄のおかげでしょう。

沢を見下ろしながら歩いていましたが、ようやく水辺に近付ける場所にきました。ここまでくれば払沢の滝はもうすぐです。

払沢の滝

全長60m全4段の滝ですが、ここから見えるのは最下段の約23mの部分のみ。木々の葉がすこし落ちてさっぱりしたせいか、上の段もチラッと見えました。

滝の前は、広くありませんが、正面で観ることができます。滝飛沫と風を感じながら、それぞれの滝時間をしばし過ごしました。

大蛇が住んでいたという伝説が残っている、深い滝つぼ。なんだか神秘的です。
滝も好きだし、この滝つぼも好き。

もしかしたら、この「滝が好き」が、おふたりとのご縁につながったのかな。ふと、そう思いました。
もともと私は、あまり社交的な人間ではないけれど、滝のことは熱く語れる。そこで引くひともいるけれど、北欧の街角で さんや犀子さんのように、興味を持ってくれるひともいる。
そんなおふたりと、今、一緒に滝の前にいる…。
じわじわと幸せな気持ちが広がっていくのを感じながら、滝を眺めていました。

払沢の滝で過ごしたあとは、遊歩道の入口にある「四季の里」で、お昼ごはんを食べながらゆっくりおしゃべりしました。

北欧の街角で さんが
「非アウトドアの私と、アウトドアのRieさんが会うなんて、不思議です」
と仰っていました。
ご縁とは、不思議です。
多くのひとがすれ違うnoteで、ふと交流が生まれる。そして、いろんなタイミングが重なって会うことができた。
奇跡のようなこの日を、喜びつつも昔からの知り合いかのように自然におしゃべりし、笑いあっている。もしかしたらこの「ご縁」、滝の神様からのプレゼントかもしれないですね。

帰り道、乗り換えの駅でお互いハグして別れました。

今、それぞれの場所で、それぞれの日常を送っていることを思うと、秋の遠足が夢のようです。
でも、おふたりの声や笑顔、秋の青空、滝の音、木漏れ日、どれも鮮やかで、本当の出来事で、夢じゃないことを嬉しく思います。

赤いパッケージのチョコレートとトレイは北欧の街角で さんから、サンタさんの飾りが可愛いパウンドケーキは犀子さんから。

家に帰り、おふたりからのお土産を家族と一緒にいただきました。
北欧の街角で さんからのチョコレートを見て、夫が
「ヨーロッパで食べて、美味しかったやつだ!」
と喜んでいました。サッカーと旅行が大好きな夫、脳裏にはぶらりと訪れた異国の街が広がっていたことでしょう。
犀子さんからのパウンドケーキは、しっとりと豊かな味で、娘たちは目を細めて喜んでいました。
北欧の街角で さん、犀子さん、本当にありがとうございました。
またお会いできますように。

※※※

払沢の滝は、2023年12月28日まで遊歩道のウッドチップ舗装工事のため、通行止めとなっています。
訪れるなら年明けが良さそうです。
冬の氷瀑でも知られる払沢の滝。
この冬は、どのくらい凍るかな? 













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