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感謝の存在

わたしの人生の身近には、必ず人間以外の動物がいた。
そんな環境で育ったせいか、いるのが当たり前だと思っていた。
だけど、人間だけで暮らす家庭が多いことを知って、当たり前ではないのかと、感謝する気持ちを抱いた。

今も6匹の動物達がわたしたちと共に暮らしてくれている。


わたしが生まれる前から、この家には動物達がいた。
馬、牛、ヤギ、犬、猫、ニワトリ、うさぎ、亀…
家畜からペットと呼ばれる存在まで。

人間と比べると寿命が短く、
亡くなってしまうたびに、辛く悲しい気持ちになった。

だけど、共に暮らした動物達が、その時の姿のまま記憶に焼きついている。
誰にも言えない辛さを動物達に話したこともあった。

近くにいてくれた事は
とてもありがたかった。


わたしには何本か好きな映画があるが、
そのうちの一つが
"猿の惑星"
初めてこの映画を見た時、衝撃と共に複雑な気持ちになった。

猿を通して自分達の姿を見せられている気分になった。
フィクションとはいえ、自分達の存在が一番で当たり前…ではないことに気づかされた。


わたしたちが生きているこの世界に、
人間以外の動物達が存在してくれていることが、ありがたいことだとだった。
彼らがいるから、わたしたちが生きてこれたんだと。

もしこの世に、人間しかいなかったらと想像すると…ものすごく恐ろしく感じる。
ただでさえ欲深な人間は、
さらに欲深になってしまうのではと…。
人間、社会の進化は素晴らしいけれど、
人間の力だけで果たせたことなのかと、
わたしの小さな脳でも、思うことがある。


話すことも文字を書くこともできず、
もちろん見返りを求めてくることも無いけれど、
人間を暖かく癒し、忙しない時間を忘れさせてくれる。
そんな事、人間にできるのだろうか…。


だからこそ、
動物達の存在は当たり前ではなく、
感謝しなければいけないと日々感じてしまう。

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