見出し画像

59・アフターマシ息子スポーツ編②そして東京マラソンへ~R・Stones  love is strong

娘夫婦はおいしいもの大好きなので、当然ダイエットの問題がからんでくる。娘は、野菜スープにするとか食事に気を付けて、夫婦ともダイエットに成功。
「運動じゃ痩せない 食事の内容」との娘の助言で、好きなように食べてた私もお菓子を控えてダイエットできた。
そのころ太ってきた息子も「かーちゃんと妹がダイエットできるなら」と、ダイエットに着手。
食事に気を付けるほかに、ジムにも通い出した。
以前は「インストラクターに習って器具使って300円! 市立体育館すばらしいよな」という息子だったが めでたく本当のスポーツジムにも通えるようになった。
そしてあれよあれよという間に、ダイエット成功。
健康診断の数値も悪かったのに、1年ちょっとで 体はスリムに 筋肉は付き 健康診断の数値も全部クリアした。

ダイエット目的だけかと思いきや、勢い余ってスパルタンレースに参加するようになり、会社の人も巻き込んで家族ぐるみで参加。
その映像を見たが、大人の大型の障害物競走といった感じで、とにかくスタミナがいりそう。以前は、うちまで30分歩いてくるときなど、奥さんは平気なのに息子は青息吐息でやっとたどり着いたといった感じだったのに、ジムに通いだして1年たらずでよくここまで体力ついたよなぁと感心してたら
さらにマラソンにも挑戦し始めたらしい・・・


2023年東京マラソンに応募したら運よく当選したという。
えっ? そんなに走れるの? いつの間に?
聞けば、けっこうな距離を練習してるらしい。

というわけで、息子の奥さんと子供、友達夫婦、私で 2023年東京マラソン観戦へ。
息子たちは、新宿の出発点まで行く。息子の奥さんは自分が出るわけでもないのに、朝の3時起きだったそう。小さい子もいるのに、ご苦労さん。
私は、テレビで9時のスタートを見てから、おもむろに家を出る。母を置いて何時間も家を空けるのが心配だったが 夫が行かないというので安心して母を頼む。
コロナ以来久しぶりの都心なので、私も体力が心配だったが、息子の晴れ姿を見たい一心でがんばる。

娘「えっ?お母さんも応援に行ったの?
そうだよねぇ。
お母さん、お兄ちゃんでそんな機会なかったもんね(不良だったから)」
と、娘も同情を込めていう。


無事、田町駅でみんなと合流し、沿道へ。
ようやく応援も解禁され人も多いが ここはそれほど混みあっていないのでよく見える。すぐそばで、ランナーを応援できるのはうれしい。
みんながんばって走ってるので、つい「がんばれ~」と声援したり拍手したりして全員を応援したくなってしまう。
やっぱり、実際沿道で見るのは臨場感がちがう。
お祭り気分でワクワクする。
外国のランナーも多く、そばでは「イスパニア! メヒコ!」とスペイン語圏らしい応援が聞こえる。ウクライナらしい言葉で話してる一団に、当時4才の孫がめずらしがって、真似してペラペラしゃべってる。(全然外国語になってないんだが)

今は、スマホで、ランナーの位置情報がすぐわかるのでありがたい。
順調に走ってた息子のペースがだんだん落ちて来て、なかなか来ない。
携帯もスマホも持ってない私は、息子の奥さんたちがいなければ とっても見つけられなかったろう。
やっと、姿を見つけたときはすごくうれしかった。
本人は「もうダメ」などと疲れ切っていたが、ここは折り返し地点の近くなので しばらくしてから折り返してきて給水所付近で私達と話せた。
足はパンパン(そういえば、足がつって立ち止まってるランナーが多かった) 持って行った食糧はとても足りずバテバテだったが、応援の姿で元気が出たという。
息子「やっぱ、応援って大事だな。みんながいたから元気が出た。
もうマラソンはいいや。こんなにキツイとは思わなかった。これからは気楽な市民ランナーで行くよ」などと言っていたが、給水してタブレットなどもらって また走って行った。私もお菓子は持っていたが、息子は、固形は食べられないという。

「海苔好きの孫に小さなおにぎりでも作って行ってやれよ」との夫のアドバイスで作ったおにぎりを孫は喜んで食べたが、当然ながら その後眠気が。
肝心のパパが来たときはぐっすり。

その後、みんなは東京駅で息子と合流するというが、私は体力の限界を感じて ここでみんなと別れて帰宅。
でもみんなと応援できてとっても楽しかった。
息子も無事、時間内に完走し、時間内完走した人がわかるアプリでお兄ちゃんの完走を知ったキキコからメールが。
息子「びっくりした。キキコから『お兄ちゃん、完走おめでとう!』って
メールが入った」
身内が出るマラソンの応援はとても楽しかった。

息子は何かやらずにはいられないんだなと思った。
通信大学の受験はともかく、大型バイクの免許を取り、水上バイクの免許も取り、とうとうマラソンにまで挑戦。もちろん、息子は家族も大事にしているが、奥さんは不満じゃないのかな?と思って

私「タタオは何かやらずにはいられないんだね」
奥さん「そう、タタちゃんはすごいと思って」
私「いや、すごいじゃなくて あきれない?」
奥さん「タタちゃんには、好きなことは何でもやってもらいたい

いや、参りました。

以前、息子の奥さんに「息子を大事にしてくれてありがたい」と言ったら
「どっちが大事にされてんだか」と答えてくれた。
それを聴いてああ息子は彼女を大事にしてて それを彼女はわかってくれてるんだなぁとうれしくなった。
二人していろいろ助け合って乗り越えてきたものね。
今、息子の奥さんがしあわせなのが一番うれしいよ。
(息子は自分の好きに生きてるんだから当然しあわせ)



PS
息子は、今年2024年の東京マラソンは落選したそうだ。
走るのは止めたのかと思ってたら、まだ走ってるらしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?