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海運会社の「海上職」はめちゃくちゃ給料が高い

こんにちは、ぷっかです。
今回は【就活とお金】についてお話します。

あなたは海上職について知ってますか?
海運会社の仕事の一つなんですが、これの給料がすごいんです。

お金が欲しい!って人は目指してもいいかもしれません!

ただ、それだけ大変なことも多いのです...。


○ 海運会社の海上職はめちゃくちゃ給料が高い

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グローバルに働けるということで目指す人もいますが、BtoB企業なので世間ではあまり知られていない海運会社。

有名なのは日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社。

世界情勢の影響は大きく受けますが、基本的に給料が高いのがこの海運という業種です。(給料面で言うと飯野海運という会社も、非常に給料が高いです。)

海運の中でも外航海運は年収が高いですが、内航海運はそこまで高くないので注意が必要...。

そんな海運会社の中でも海上職はめちゃくちゃ給料が高いです。

自動的にお金が貯まっていくとかなんとか...。

30歳前後で1,000万円は夢じゃありません。総合商社並みです。


○ まず海上職って何?

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海運会社の仕事についても少し説明しておきましょう。

海運会社には「事務職」と「海上職」があります。

「事務職」は船の準備や交渉を行う職種。車や石油などの貨物の運行を効率よく行うために仕事をしています。

他にもいろいろな仕事がありますが基本はこんな感じ。基本的に船に乗ることはなく、地上職と呼ばれることもあります。

一方で「海上職」は、実際に船に乗る仕事。事務職が借りてきた船や契約した船に乗り込み、無事に荷物を届けるために奮闘します。

船はその辺の小さいものではなく、全長が200mや300mにもなる巨大なものです。

さらに海上職には「航海士」と「機関士」があります。

● 航海士:船の操縦や見張りを行う
● 機関士:エンジンのメンテナンスや効率化を行う

海上職で船に乗ると以下のようなスケジュールを繰り返します。

半年船に乗る→3ヶ月休み→半年船に乗る→3ヶ月休み→…
(船に乗る期間は目的地によって変化)

船に乗っている間は基本毎日仕事になります。
しかし、目的地に到着すると2,3日ほど停泊し、この期間は外に遊びに行ける時間もあります。

最近は年配の方が船に残り、若い人が遊びに行くということが多いです。


○ 海上職にいきなり就ける?

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海上職には誰でも応募できます。特に必要な資格はありません。

しかし、僕のように船の知識も技術もない一般的な大学生は、約1年半の研修を受ける必要があります。

● 専門の学校に通って座学を半年ほど
● 練習船に乗って実技を半年ほど
● 社船に乗って実務を半年ほど

これによって1年の航海履歴がついて船乗りになることができます。

もちろん試験もあるので、それを突破する必要があります。

この間、給料ってどうなるの?学校に通う費用は実費なの?という疑問が生まれるはず。

安心してください。専門の学校に通う費用は会社が負担してくれます。給料もちゃんと出ます。


○ 海上職がめちゃくちゃ貯金できるのはなぜ?

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海上職はめちゃくちゃ貯金できます。

その理由は、船に乗っている間食事代や宿泊費は必要ないからです。

お金を使うタイミングがほぼ無いんですね。

船では専用のコックさんが料理を作ってくれます。コックにもよりますが、基本ちゃんと日本食を作ってくれます。

それなのにお金を払う必要はありません。

宿泊費ももちろんタダです。また、基本給は乗船中、約2倍ほどになります。

いっぱいお金をもらうけど、使わない。そりゃお金は貯まりますよね。

ただ、ストレス発散として長期休み中に使いまくる
という人も結構多いです...。

また、乗船前にお菓子やビールなどの嗜好品を注文できるんですが、船の上では関税はかかりません。

そのため、かなり安い料金で酒を飲むことができます。

これだけ聞くと最高ですね。


○ 海上職の給料は高いし貯金もできるけど…

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海上職は給料が高いし貯金もできますが、いいことばかりではありません…。
普通の生活では感じないストレスもあります。

まず、船に乗っている間は毎日仕事です。

機関士は普通のサラリーマンのように朝から夕方まで働きます。そして、不具合があれば残業するときもあります。

航海士は交代勤務ですが4時間働いて8時間休憩というのをずっと繰り返します。また、急な仕事が入ることもあります。

そして半年もの間、家族に会うことができません。3ヶ月ほどの休暇を終えたら、また会えない時期が続きます。

毎回、乗船の連絡が来ると落ち込むという人も多いです。笑

ただ、船内には最新の映画が用意されたりバスケットコートがあったり、釣りができたり、暇をつぶすものは一通り用意されています。

そういうものを駆使しながら半年間を乗り切るわけです。

給料は高いし、お金もどんどん貯まりますがそれだけ大変なこともたくさんある、ということです。(大きい船でも嵐の時とかは船酔いします。)


○ まとめ

海上職は正直大変です。6ヶ月間会社に籠っているようなものですから、心を病んでしまう人もやっぱりいます。

貯金しまくりたい、根性がある、体力もある、という人は海上職を目指してみるのもアリかもしれません。

ですが、しっかり自己分析はしてください!特殊な仕事なので合わなかったら大変です。笑

このように世の中には様々な職種があるので、色々と探して自分の将来を考えてみてください。

では、また。


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