![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57146877/rectangle_large_type_2_524f7eac85cb948e2481f4c081d7bf80.png?width=800)
【SEO】 個人でも企業に勝てるSEOの戦い方
ここ1、2年のGoogleコアアップデートでE-A-T(専門性 権威性 信頼性)がSEOの鍵を握るようになり、アプデのたびにその重要度が増していることは周知の事実です。
noteやTwitterでも、けっこう「SEOは企業が有利になった。もうダメだ。」とか、「個人では戦えない時代になってしまった…」みたいな悲観的な論調が目立っています。
が、私も個人事業主ですし、私のコンサル先のお客さんにも個人や個人規模の法人を経営している方は多くいらっしゃいますが、ぜんぜんそんな悲観的な雰囲気にはなっていません。笑
もちろん、風当たりは厳しくなってきてはいるし、順位の変動はそれなりにあるのですが、それでも普通にE-A-Tを表現できれば、なんにも恐れることはないし、むしろそれをしっかり表現できればアプデのたびに順位が上がるような実感さえ感じています。
また、E-A-Tをしっかり表現できれば、競合が国とか大企業とかでない限り(場合によっては相手が国や大企業でも)普通に戦えると感じています。
以下は私のお客さん(個人事業主)のとあるページの検索順位の変動推移です。(お客さんの許可を得て公開しています。)
こんな感じで、4月半ばに私がしっかりE-A-Tを表現するように指示してちょちょっと改善したところ、5月に入ってギュンと順位が上がっています。それから、6月頭のコアアップデート時にも上がっていますね。
この記事では、その時にやった方法を含めて個人がE-A-Tをいかに表現すべきかを書いてみたいと思います。
0. サイトの責任者を明記する
これはある意味すべての前提になりますが、そもそもサイトの所有者が誰なのか、発信している情報の責任が誰にあるのか、ということを明記しなければなりません。
個人でビジネスをされている方ならその本人ですね。
ときどき社名や屋号だけで済ませている場合がありますが、これですとSEOにならない時代なので、真っ当なビジネスをされている方なら最低限ご自分の氏名を明記する必要があります。
とはいえ、これまで明記してこなかった場合は、結構ラッキーで、責任の所在を明らかにするだけで数日後に順位が上昇したりすることがありますのでやってみて下さい。
また、昨今のコアアップデートで風当たりが強くなっているブロガーやアフィリエイターの方々は、その部分で責任の所在を明確に記載できないことが最大の問題点だといえます。
ですから、まずはサイトの責任者を明記することがすべての前提と考えてください。
1. プロフィールページを設け、しっかり記載する
上記の前提をクリアした上で、何よりも重要になるのが、プロフィールのページです。
プロフィールのページは、要はE-A-Tの塊です。
そもそもE-A-Tというのは、情報の信憑性をどこまで表現できるか、という基準です。
プロフィールページを見に来た人は何を知りたくて来るのかというと、まさに、そのサイトの情報の発信者が信じるに値する人物なのかどうかを知りたくて来るわけです。
ですから、それに応えるページになるように作り込む必要があります。
どんな情報があったら信じてもらえるかは業種によって異なるものなので、一概に「こう」とはいえません。
記載する項目を知るためのおすすめは、競合他社がどのように表現しているかを見て回って、それを真似したり、それを上回るレベルで情報を公開するといいと思います。
動画で挨拶を撮影して見せるなど、見せ方を工夫してみるのも大事かと思います。
異なる業種のサイトも参考にするといいでしょう。
どういう情報があったら信じてもらえるかをよく考えて、過不足のないプロフィールにしましょう。
2. Googleに自分を継続的に認識してもらう
プロフィールが書けたら、まずはご自分の名前と「公式プロフィール」であることをページタイトルで謳い、Googleにしっかり認識してもらえるようにします。
もし同姓同名の人がいるようでしたら、社名や屋号、または肩書き等とセットでGoogleが認識できるようにしましょう。
それから、noteやTwitterなどのSNSをやっていたり、Kindleを出版していたりする場合には、そのアカウントページや商品ページにリンクを貼り、自身のネット上での活動状況を知らせます。
要は、プロフィールページをすべての活動の拠点とし、ここを見れば全ての活動歴がわかるようにしておきたいわけです。
先日も紹介しましたが、プロフィールの重要性については下記にGoogleの公式見解があります。
それから、私はお客さんに、「ご自分の名前を固有のキーワードと考えて、Googleに認識してもらうようにプロフィールを作るといいです」と言っています。
例えば、「滝口健太郎」なら「滝口健太郎」という固有のワードが私の活動や人となりに紐づいてGoogleに認識され、そこにE-A-Tのレベルも紐づけられることになるわけです。
そういった意味では、できればサイトの記載の名前は、Twitterでもnoteでもどこでも統一したほうがいいでしょう。
そして、その固有のキーワードに対するE-A-Tのレベルが将来的に積み重なっていくようにしたいので、SNS等のアカウントとも紐づけて継続的に情報を発信しつつ、何か活動を行なった場合にはプロフィールのページを更新するようにしましょう。
つまり、プロフィールのページを通じて、継続的にE-A-Tが強化されるように意識して、このページでGoogleに活動状況を報告するように更新していく、という認識で作り込んでいくということです。
3. 第三者との関係性を記載する
第三者との関係性とは、例えば、業界団体に所属しているとか、有力な企業や国家資格所有者と提携しているとか、つまり、ご自分に対する外部組織からの評価や連携の有無を掲載する、ということです。
これによって順位が上昇したお客さんもいました。
「国家資格所有」という記載は、国からの許可を得ているという直接的な記載ですが、資格という形でなくとも、間接的にある組織や機関と自身との関係性を記載することで、その組織や機関の力を借りるような効果が得られます。
考え方としては被リンクと似ていますが、被リンクがもらえなくてもそういった記載で力を拝借することもできるわけです。
ポイントは、ビジネスと関係のある関係性である必要があるという点です。
例えば、よく見かけるように「取引先」として、預金口座を持っている銀行名だとか、融資を受けている金融機関名を記載したとしても、それはビジネスの信頼性のアップにはなりませんので何の効果もないということです。
これも考え方は被リンクと同じと考えていいでしょう。
基準としては、とにかく、その記載があることでサイト内の情報の信憑性や、活動そのものの信頼性が増すかどうかです。
4. メディア出演実績を記載する
これもある意味で言えば第三者との関係性を記載するようなものですが、特に、大手新聞であるとかテレビへの出演だと非常に効果がある印象です。
新聞やテレビほど大規模でなくても、メディアに掲載されたことがあれば掲載して下さい。
その他、講演実績や、講義実績、セミナー登壇実績や、執筆実績でもいいでしょう。
これもやはり、これもある意味、第三者からの評価、関係性を表現しているという側面があります。
5. ブログには必ず筆者名を記載する
ブログ記事には必ず文頭か文末、もしくは両方に、筆者名として自身の名前を書き、プロフィールにリンクを貼りましょう。
できればただ名前を書くだけでなく、一番のE-A-Tの拠り所となるポイント(資格名や実績等)を簡単に添えて、簡潔に信憑性を担保しておきたいところです。
ご自分のサイトだから書かなくてもわかるだろう、という感じで何も記載しない方が結構多いのですが、それでは明らかに損をしています。
全てのブログ記事に名刺を置いておくようなイメージで記載しておきましょう。
6. 参考文献を記載する
ブログ記事には参考文献からの引用をしましょう。
参考文献からの引用という形で、記事の信憑性をアップすることができます。
特に、国家資格を所有しているような、ある程度しっかりしたプロフィールの方が参考文献を記載して、論文や書籍から引用することができると、かなりSEOが強い記事になる印象です。
資料を読み込まなければならないので結構手間のかかる作業ですが、適切な引用があると、かなり効果的です。
一番大事なこと
最後に一番大事なことを書いて終わりにします。
それは、以上のようなE-A-T強化策は、Googleにアピールするためにやるのではなく、あくまでも、ユーザーへの信用獲得のために行うということです。
大体の場合、Googleにばかりアピールしようとすると、ユーザーから見てクドくなったり、不自然になったりする傾向にあります。
例えば、「参考文献の記載があるとSEO上の効果があるらしい」、ということに意識を奪われて、取ってつけたような参考文献の引用を持ってきたるすると、ユーザーはそれを不快に感じて離脱率が上がるなど、マイナスの効果がGoogleに伝わって順位が下がるということにもなります。
ですから、Googleに対しては、しっかりページタイトルやmetaディスクリプション、小見出し等を通じて適切・明快に情報を伝えることぐらいに止めることをお勧めします。
常にサイトのユーザーに焦点を合わせておきましょう。
では、現場からは以上です。
また何かありましたら現場から書きたいと思いますので、フォローよろしくお願いします。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?