#東日本大震災
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74313140/rectangle_large_type_2_6526d0369865c99333eea0831f661714.jpg?width=800)
生活者目線の支援策探る――三好亜矢子・生江明編『3.11以後を生きるヒント:普段着の市民による「支縁の思考」』(新評論、2012年)評
東日本大震災から約二年。被災した人々に対し、さまざまなアクターによる多彩な支援が行われてきた。それらのうち、特に「普段着の市民」――行政職や専門家など「支援」のプロではない、普通の生活者たち――によって行われた支援をとりあげ、それがもつ可能性や有効性について論じたのが本書だ。 本書では、被災地支援に活躍したNPOやボランティア・グループ、協同組合など、一五ほどの実践事例が詳細に紹介され、それぞれ丁寧な検討や考察が施されている。本県からは、米沢市の生活クラブやまがた生協を母体