【後編】「野良連合」に何が起こったのか - 炎上最前線のノンフィクションルポ
※まだ読まれていない方はぜひ【こちらの前編】からお読みください
前編では、「野良連合にて給与未払いがあったのかどうか」を調べているうちに、なぜか「パパ活女子への給与未払い」にたどり着き、さらには突然猛スピードで走ってきた「未成年女性への飲酒強要・準強姦疑惑」という暴走列車にひき逃げをされてしまった。
あまりにも心を揺さぶられすぎて、他人事なのに動悸が止まらない。
しかし、本来の目的を忘れてはいけない。
「所属選手たちへの給与未払いがあったのかどうか」
これを絶対にハッキリさせねばならない。
1.第三の疑惑「所属選手、所属デザイナーへの給与未払い」
給与未払いがあったかどうかをハッキリさせるためには、「どうやら未払いがあったらしい」というウワサではなく、「確たる言質」を取る必要がある。
給与未払いについて一番詳しいのは、当事者である。つまり、未払いをした人(加害者)と、未払いをされた人(被害者)だ。
加害者から「自分、給与払いませんでした!(テヘ)」という証言は基本的に得られないため、実質的に突破口は被害者、ここしかない。
私は早速、今回給与未払いが原因で解散したとされるVALORANT部門から放出されたメンバー5人全員と連絡を取ることにした。
また、前編で「私は前々から野良連合の黒い噂を耳にしていた」と書いたが、これは野良連合のレインボーシックスシージ(以下R6S)部門に関する噂だった。
R6S部門の噂についても、過去をもう一度振り返って詳しく調べるなら、それは今しかない。
思いたったが吉日、R6S界隈にあまり詳しくない私は、その筋に精通している某事情通に協力を求めた。
尋ねた瞬間、瞬時に「お役立ち情報」を教えてくれる某事情通。
一瞬、自動応答AIに話しかけてしまったのかと勘違いした。
まるでドラクエの村人並みに的確なアドバイスを瞬時に返してくれる某事情通には感謝しかない。
先に述べた(元)VALORANT部門の選手達に加え、R6S部門でかつて野良連合に所属していた選手達にも連絡を取り、準備は万端だ。これでなにか新材料が得られるはず。
各方面に情報提供を呼びかけてから、事件はすぐに動いた。
私が各方面へ調査を進めていることを知って、ある人物(X氏とする)がこんな情報をくれた。
(※名前を隠した加工は当方によるもの)
上記画像はLINEのやり取りのスクリーンショットだが、右側は情報提供をしてくれたX氏で、左側はなんと「今回給与未払いに遭い、チームを解散させられた選手5人のうちの1人」だ。
LINEのやり取りの中で、元選手は確かに「(プロ活動中は)0円生活だった」「(野良連合に)10万円を払うと言われてチームに加入したが、新型コロナ流行などにかこつけて無給の状態が続き、さすがに耐えられずにチームを辞めた」という旨のことを述べている。
ちなみに、野良連合のVALORANT部門が設立されたのは2020年5月6日であり、解散したのは8月8日である。
もしこの「ずっと無給だった」という発言が真実であれば、まるまる3ヶ月間、5人の若者が無給でチーム活動をさせられていたことになる。「3ヶ月間0円生活」は、無人島のよゐこ濱口以外には不可能な芸当だし、明らかに違法労働だ。
この時点で、「未払いがあった」という言質を得られたのはこの1名だけであったが、私は一旦ここまでの調査結果をまとめてツイートすることにした。
なにかの事件を告発する時、いちばん重要なのがこの「途中経過をまとめること」だと私は考えている。
Twitterは1ツイートに140字までしか入力できないため、情報がどうしても小出しになり、複数のツイートにまたがってしまう。
そのため、「なにやらタイムラインで『祭り』が発生しているぞ」と新たにこの事件に関心を持った人が現れても、ひと目で状況がわかりづらく、祭りに参加できなくなってしまうのだ。
この「途中経過まとめツイート」は、最初から一緒に事件を追ってくれているフォロワーではなく、むしろ途中から集まってきた野次馬を祭りの渦中に引き入れるためのものなのである。この「一体感」の形成無しにして祭りは成立しない。
そして、祭りが起こるとどうなるか。
あとは黙っていても情報が集まってくるようになるのだ。
過去にKizoku氏と関わりがあり、騒ぎを聞きつけた人達が次々に情報提供をしてくれた。
まずはこちら。
野良連合に、プロゲーマーではなく「デザイナー」として所属していた人物からの告発。内容を要約すると、「Kizoku氏から『ウチは金払いがいいよ』と言われチームに加入したものの、制作物への代金未払いが続き、耐えかねて支払いを催促したら、Kizoku氏が『お前の住所、〇〇県だよな?今からタクシーで行くよ、どんな奴が催促しているのか顔が見てみたい』と脅してきた、というもの。
実際の被害者からのタレコミのため、信憑性はそれなりに高いといえる。
もしこれが事実であれば、私はひとつ思うことがある。
「ウチは金払いがいいよ」という甘い文句からの、給与未払いコンボ。
これを聞いて、何かを思い出さないだろうか。
もう皆さんもお気づきだろうか。
手口がチャック・バスのそれと完全に同じなのである。
・「年収1~2億円」と謳い、相手と条件を合意してからパパ活代金を値切り、最終的に地雷掲示板で晒される。
・「ウチは金払いがいい」と謳い、デザイナーを雇ったあとで給与を払わず、最終的に滝沢ガレンにDMで晒される。
これをデジャヴと言わずしてなんと言うのか。
そして、なにげに重要なのが、この告発DMの最後に記されたこの部分。
「どうやらKizoku氏はキャバクラに金を使いすぎて選手の給料を払えないらしい」という噂である。
前編ではKizoku氏が世界大会の合間を縫ってパパ活にいそしむ模様を記したが、この「キャバクラ」に関してはもっと凄い。Kizoku氏のキャバクラ好きは業界でも相当有名らしいのだが、彼がどれくらいキャバクラを愛しているのかについては、本人がTwitter上でも語ってくれている。
Kizoku氏は19年3月に、ある女性に対して「俺は毎月500万円をキャバクラに使っている」と述べており、加えてその500万円は「経費」として処理しているとも述べている。
さらに、その9ヶ月後となる12月にも別の女性に対し、「毎月500万円をキャバクラに使っている」と語っている上、この9ヶ月間のキャバクラへの投資が全国キャバクラレンジャー協会に認められ、いつの間にか「キャバレンジャー」になっている。
キャバレンジャーが何なのかわからなかったので、とりあえず検索したところ、
「ネオン戦隊キャバレンジャー」という謎のLINEスタンプがヒットしたが、とりあえず関係なさそうなので無視しておく。
この動画でも、17:53~からKizoku氏が「(R6Sの)大会の賞金は、焼き肉とキャバクラに消える」と言っている。Kizoku氏のキャバクラへの入れ込みっぷりを語りだすとキリがない。
どれだけキャバクラが好きなんだ。通常、人間の体は60%が水分で構成されているが、Kizoku氏は80%くらいキャバクラで構成されているとしか思えない。
もし選手達への給与未払いが事実であれば、支払われなかった給与はパパ活やキャバクラなど、Kizoku氏の女遊びに消えているのではないかという推論が成り立つ。
ここまでで集まった「給与未払い」に関する告発は、選手1名とデザイナー1名の合計2名であった。これだけでも「どうやら未払いをやっていそうだな」とは言えるものの、数が少ない。
この感じだと、他にも多数未払い案件を起こしていそうなのに、なかなか情報が集まらない。
そんな時だった。
またもや衝撃的なシロモノが私のDMへ寄せられた。
2.第四の疑惑「所属選手への恫喝」
まずは動画をみてほしい。
動画というより、音声データであるが、これはとある筋から入手した、「野良連合の花形『R6S部門』に所属する1人の選手が、オーナーのKizoku氏に恫喝された際の生音声データ」である。
やり取りの中で、Kizoku氏は未成年である選手に対して、大声で、ヤクザ顔負けの口調で、関西弁で、恫喝している。
(どうでもいいが、Kizoku氏は長崎出身である)
はじめてこの音声を聞いた時の私の感想をBLEACH風に言うならば、
「輩(やから)か」である。
完全に「そっち系」の人である。
しかも相手は未成年。
どうやらチームを辞める辞めないの契約で揉めているようだが、聞けばこの未成年の選手が野良連合に入団した際に交わされた契約書には、「保護者(法定代理人)の同意欄」がなかったそうだ。そもそもが「契約書」としての様式を満たしておらず、契約自体が無効だ。
この「恫喝」音声データは、Twitterでもかなりの注目を集め10,000人以上にリツイートされ、拡散された。疑惑でもなんでもなく、動かぬ証拠そのものだったからだ。
この拡散によって、一連の告発以降パッタリ動きが止まっていた野良連合側に、ある変化が現れた。
3.スポンサーバトルロイヤルの勃発
一連の告発を受けてなのか、野良連合のホームページにあったスポンサー/パートナー企業一覧から、「コナミ」が消失したのだ。
目の錯覚かと思い、ページ上でコナミコマンドを入力してみたが、やっぱりコナミは消えたままである。
野良連合の中で、何かが起きている。
外からは何もわからないため、コナミと野良連合の両社に関係するウェブページを片っ端から当たってみたところ、このような発見をした。
コナミが運営するeスポーツ関連施設のHPにて、野良連合の選手らが講師を務めているのだが、彼らのプロフィール欄から「野良連合所属」の文字が消されてしまったのだ。
どうやら、野良連合の炎上騒ぎを聞きつけたコナミ側が動いたようだ。
コナミの運営するeスポーツ関連施設のサイトから、軒並み「野良連合所属」の文字が消されていた。(念の為こちらでもコナミコマンドを入力したが、特に変化は起こらなかった)
動いたのは、コナミだけではなかった。
今度はなんと、オーディオ機器メーカー「オーディオテクニカ」が野良連合HPのスポンサーリストから消えた。
まるで神隠しにあったかのように、次々とスポンサーがリストから消えていく。その様子は、さながら企業同士がスポンサーリスト内で生き残りをかけた「スポンサーバトルロイヤル」が勃発したかのようである。
その後も「スポンサーバトルロイヤル現象」は続き、
次の脱落者は「リンクトブレイン」となった。
ついに残った企業は4社。
果たしてどの企業が「スポンサードン勝」を手にするのか。
勝利予想投票では、たった10分間の投票時間にもかかわらず13500票が投じられるというとんでもなく高い注目度であった。「若者の選挙離れ」とよく言うが、選挙に行ってない人間が全員ここに集結しているのか?というような盛り上がりである。
4社のどこがドン勝を手にするのか、とんでもない盛り上がりを見せた「スポンサーバトルロイヤル」だったが、恐らく選挙に行っていない社会不適合者達の盛り上がりを尻目に、事態は思わぬ方向に進む。
なんと、ドン勝を待たずして4社すべてが消失したのである。おそらくスポンサーバトルロイヤルの世界に、隕石が落ちたに違いない。
スポンサーバトルロイヤルは「勝利者なし」のまま終わったのであった。
※このスポンサーバトルロイヤルについては、「スポンサーがすべて降りた説」や「炎上に関するクレームを入れられるのを恐れた野良連合がとりあえずホームページから消しただけ説」など、情報が錯綜している。実際のところは、野良連合の中の人しかわからない。
4.給与未払い告発ラッシュ、突入
大いにバズり、話題となった「恫喝音声」だが、この恫喝音声を聞いてから、私にはある考えが浮かんでいた。
先ほどから感じていた、「今までの経験からいって、そろそろ他の選手達からも給与未払いの話がポロポロ出てきてもいいのに・・・」という違和感の正体。
他の選手がなかなかKizoku氏のことを喋りたがらないのは、この「恫喝」のせいではないかという考えだ。
結論から言うと、この考えは正しかったように思う。
というのも、恫喝音声データを公開して以降、「ああ、他の人もそうだったのか」と、次々にかつて野良連合に所属していた選手が口を開き始めたのだ。
特に注目すべきは、かつて野良連合の「荒野行動部門」に所属していたおじぽん氏の告発だろう。
今回私が公開した音声データのように、おじぽん氏もまた、Kizoku氏の恫喝音声を録音所持しているという。しかもおじぽん氏は、私が公開した音声よりも「内容がもっとヒドい」と述べている。
Kizoku氏がおじぽん氏に行ったとされる恫喝の中では、
「野良連合はeスポーツ全体に影響力あるチーム。(ウチを辞めたら)お前が二度とeスポーツできないように潰す」
「荒野行動が終わったら違うゲームをするつもりかもしれないが、俺はPUBGコーポ(※PUBGのメーカー)の人にも顔が利く。その人に頼み込んでお前のアカウントをBANさせてやる」
といった信じられない言葉の数々を放っているという。
しかも、怒鳴りながらである。
書いていて、涙が出そうになる。
また、かつて野良連合R6S部門に所属していたとある選手は、給与未払いなどについて口外しようとしたところKizoku氏とトラブルになり、LINEでこのような文を送られたそうだ。
「いろいろ勘違いしてるから、歌舞伎町で今度話そう。うちの兄貴たちもくると思うからよろしく」
めちゃくちゃ怖い。歌舞伎町という場所をあえて指定しての呼び出し。これはもうほとんど「ポチンキ降りろや」と同じ脅し文句である。
加えて、脅された選手は20歳そこら。きっと怖いなんてもんじゃなかったはずだ。しかも、この選手はこの後でKizoku氏に突然自宅を訪問されている。あまりの恐怖にもちろん居留守を使ったそうだが、Kizoku氏はインターホンのカメラを手で隠した上でチャイムを鳴らしてきたそうだ。あまりにも手慣れている。
恐ろしすぎるKizoku氏。今すぐ名前を貴族から蛮族に変更してほしい。
----------------
先ほどまでは全く私の元へ寄せられてこなかった給与未払いに関する告発だったが、先の音声データ公開とおじぽん氏の告発によって、私の元へ急に津波のように告発DMが押し寄せてきた。
その数なんと200通。
この200通の中には、「知り合いが野良連合で給与をもらえなかった"らしい"」「○○部門で給与未払いがあったと"聞きました"」という他人からの伝聞情報も含まれているし、私への個人的な応援メッセージや、単なる誹謗中傷なども入っている。その中から私は、地道に「給与未払いにあった"本人"が自分の言葉で告発しているDM」を選別し、整理した。
その結果、「給与未払いにあった本人」から私へ情報が寄せられた(あるいは、本人が公に告発した)のは、
①VALORANT部門
②スタッフ(デザイナー) 先に述べたこの2部門に加えて、
③PUBG部門
④R6S部門
⑤Splatoon部門
⑥Overwatch部門
⑦Fortnite部門 の合計7部門であった。
長くなってしまうので、テンポよく貼っていく。
また、相当な量になってしまうため、全てを貼ることはせず、各部門で悪質なものを1~2通のみ貼ることにする。
(※本人の希望により名前やIDなどを隠しているが、「訴訟問題になった場合は裁判で名前を出してくれても構わない」というお墨付きをもらってある)
【PUBG部門】の給与未払い告発
【R6S部門】の給与未払い告発
【Splatoon部門】の給与未払い告発
【Overwatch部門】の給与未払い告発
【Fortnite部門】の給与未払い告発
Fortnite部門に関しては、次のような驚きのパターンの給与未払い告発も届いた。
なんと野良連合で、「Vtuberの代わりにFortniteをプレイし、肝心のVtuberは『プレイしているフリ』をしながら喋る」という案件があり、しかもその案件で報酬の未払いが行われたのだという。ここまでくると笑うしかない。
DMでは、この告発者がチームに加入していた証拠と、彼とKizoku氏がやり取りしているLINEのスクリーンショットも添付されている(公開NG)。ちなみに、代行プレイでは1試合18キルというプレイを2回行ったようだ。
あまりにも多すぎる給与未払いの告発の数々。
DMでの告発のため、あくまで証言に過ぎず、これだけでは決定的な証拠にはならないが、それでも告発の数が多すぎる。異常である。
5. eスポーツと給与未払いの関係
実は、私が過去に野良連合の「給与未払いの噂」を耳していながら、特にこれまでツイートしてこなかったのには理由がある。
それは、「eスポーツチーム」と「給与未払い」の関係性だ。
ぶっちゃけて言うと、eスポーツチームはあまり儲からない。正確に言うと、eスポーツチームは結成したての時期は儲からない傾向にある。何故ならば、チームが実績を残してスポンサーが付くまで、外部から収入を得られないケースがほとんどだからだ。始めからプロリーグに所属できれば、公式リーグからのファイトマネーが得られるが、始めからプロリーグに所属できる幸運なケースは珍しい。いわゆる「下積み時代」がeスポーツチームにも存在するのだ。
だから、eスポーツチームで給与未払い事件はわりとよく起こる。マクドナルドでeスポーツチームを単品注文すると、店員から「ご一緒に給与未払いもいかがですか?」と勧められかねないレベルで起こる。
そのため、今回の野良連合の未払いについて、もしかすると「なんだまたか。他でもよくあるし、まぁそんなもんでしょ」と思っている人もいるかもしれない。
だがそれは違う。
eスポーツ界隈でよく起きる給与未払い騒動は、先に述べたように「発足したてのチーム」で起こる現象である。つまり、野良連合のように、業界で名が通り、既にスポンサーが多数ついている大手のチームで給与未払いはどうやっても通常起こらないのである。起きてはいけないのである。
もしそのような大手チームで給与未払いが起こるとすれば、それは99%チームの経営体制がドルチェ&ガバガバーナであることを暗示している。
6. 騒動後の野良連合、Kizoku氏の動向
さて、ここまでもはや何個出たかわからないぐらいの疑惑を陳列してきたが、騒動後、死体のようにピクリとも動かなかったKizoku氏がついに動いた。
野良連合公式アカウントが、一連の騒動に関する「公式声明」を発表したのだ。
長いので要約すると、
・みんなお騒がせしてごめんね
・一連の炎上騒動だけど、事実が極めて大幅に誇張され捻じ曲げられとる
・だから弁護士に相談して嘘つき全員に法的措置を取るかも(民事&刑事)
・あとスポンサーとかに変なメール送るのやめろ、それも法的措置とるかも
・とりあえず詳しくは、後日報告するね(スタコラサッサー
といった感じである。
「一連の炎上」という言葉が非常にふんわりしているが、基本的にはすべての疑惑を否定し、「法的措置をもって対抗する」と反撃の狼煙をあげた。つまり、滝沢ガレンに対しても全面戦争の宣戦布告に打って出たのである。
ついに発表された野良連合の「公式声明」だが、私はこの声明に対して色々と疑問に思うことがあった。
・疑惑はすべて「Kizoku氏個人のもの」なのに、どうしてKizoku氏のアカウントではなく、チームのアカウントでのみ声明を発表したのか?
・今回の疑惑の数々はかなりヤバい事態だと思うのだが、公式声明をTwitterにあげるのみで、ホームページでは何も通達しなくていいのか?
・というかこの公式声明、Androidスマホのメモ帳で作ってないか?
細かいことはさておき、一点目の「Kizoku氏のアカウントを動かさない理由」が本当にわからない。今回悪い(と言われている)のはKizoku氏のみであり、選手やチームは何も悪くない。
Kizoku氏個人の問題を、チームの問題として責任を分散させようとしているようにしか思えない。
ちなみに、「Kizoku氏は個人アカウントを動かしていない」と書いたが、正確にはこれは誤りである。
通常は毎日かなりのツイートをおこなっていたKizoku氏だが、騒動後は何もツイートしなくなった。確かにツイート自体はしていないのだが、実は「いいね」はしている。
騒動後、Kizoku氏がいいねしたツイートがある。それがこちらのツイートだ。
「野良連の改名をして画像加工をして遊んでいる人、著作者に訴えられたら負けるから辞めたほうがいい。超えたらいけないライン」というツイート。
この「野良連の改名をして画像加工で遊んでいる人」とは誰のことを指しているかと言うと、こちらの人物を指している。
野良援交(公式)アカウント。
ご丁寧にも、スポンサー企業がすべて出会い系アプリに変更されている。野良援交という名前は確かに失礼にもほどがあるが、スポンサーリストについては、もしかすると未来の野良連合の姿としてあり得ない話ではないのかもしれない。
ひとつだけ個人的に釘を刺しておきたいのだが、Kizoku氏を「援交」呼ばわりするのはもう辞めにしてほしい。面白くないし、第一失礼である。援交はもちろん援助交際の略だが、Kizoku氏は先に述べた女性達に対して、タクシー代すら払っていない。つまり、全く「援助」していない。
今後は援交ではなく、シンプルに「交」と表現してほしい。野良交。
さて、こんなパロディーアカウントまで登場してしまうほど事件は大きく界隈を震撼させていたわけだが、野良連合の「法的措置でもって対抗する」という強硬姿勢に、私は正直いってビビり散らかしている。
私はお金持ちの経営者でもなければ、筋肉質でもない。一介のサラリーマンである。ただの低級妖怪である。トキワの森のキャタピーである。
ハッキリ言って訴訟は面倒だ。勝てる勝てないの問題ではなく、裁判というもの自体が色々と面倒なのだ。
これだけ強気に暴露ツイートをしたり、note記事を書いたり、はたまた暴露配信を敢行している私をみて、「滝ガレ効いてないなw」「ノリノリやんけ!強すぎww」「もちつけKizoku。滝ガレに喧嘩売る香具師なんて逝ってよし!と言ってみるテストw」と言っている方を結構な頻度でみるのだが、今回の法的措置光線は紛れもなく私に効いている。
効いてないから暴露しているのではなく、効いているから暴露しているのだ。殴ることをやめると、殴り返される。「法的措置」という言葉で走り始めた滝沢ガレンという名のバスは、もう止まることができない。このバスは、止まると爆発する。
ここまで読者の皆さん、フォロワー・リスナーの皆さんと一緒に闇を暴いてきた滝沢だが、私の冒険はここで終わるのかもしれない。いや、終わるのだ。これまで、本当にありがとう。
もうこれで、終わってもいい・・・。
終わってしまうのであれば、最後にありったけの力を振り絞り、もうひとつだけ爆弾を残しておきたい。
7. Kizoku氏の黒い過去
思えば、長く果てしない道のりだった。
Kizoku氏にまつわる様々な疑惑を掘り起こしてきた。
もう何もかもを堀り尽くした。
堀りすぎて、ついには岩盤にまで達してしまったように感じる。
しかし、岩盤の下には、果てしないマントルが存在していた。
これまで「Kizoku氏」について調べてきたのだが、そもそもこの「Kizoku」という名前は何なのかについて、改めて考えたい。
eスポーツの世界に限らず、こういったインターネットの世界では、たびたび人は「本名」ではなく「ハンドルネーム」を名乗る。芸能人が本名を名乗っていないのと同じである。ビートたけしの本名はビートたけしではなく北野武だし、おさかなクンの本名はおさかなクンではなくおさかなである。
Kizoku氏が本名ではなくKizokuというハンドルネームで活動していることについて、ここまで誰もが特段気にとめてこなかったはずだ。私も含めて。上で述べたとおり、ハンドルネームで活動するのが当たり前の界隈なのだから、当然である。しかしここに、思わぬトラップが隠されていた。
Kizoku氏が他の人と同じようにハンドルネームで活動しているのは、他の人と異なる理由によるものである説が浮上してきたのだ。
Kizoku氏の本名は西 泰弘(にし やすひろ)である。本人もこれに関しては特に隠していない。
また、Kizoku氏はTwitterにて、eスポーツ業界に携わるようになる前は、サラリーマンをやっておりどうやら証券マンであったことを仄めかしている。
「証券テクニカルアナリスト」という資格を証券マン時代に持っていることも明らかにしている。彼が「泥酔テクニカルホテリスト」の資格を持っていることは既に述べた通りだが、金融の道にも明るかったらしい。
Kizoku氏をこの、「西 泰弘という本名」と「元証券マンという経歴」という二本の軸で調査したところ、このような記事(プレスリリース)を発見した。
https://www.value-press.com/pressrelease/84920
イニシア・スター証券があのアイドルファンドを復活させ、一般投資家向けに募集開始。目標投資利回りは15%
イニシア・スター証券株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役:望月陽一郎)は、 2011年9月21日に、一般の方向けにアイドルファンド(以下、本商品)の募集を開始いたします。ファンドの運用期間は2年で目標投資利回りは15%となっております。
以前のアイドルファンドとの違いは、芸能プロダクションが主体となっており、投資対象がそのプロダクションに在籍してるアイドルの子限定でした。当ファンドは制作会社(ビデオメーカー)が主体となっておりますので、投資対象はプロダクションの概念にとらわれずさまざまなアイドルに投資できます。つまり、より容姿がよく売り上げが見込みやすい子をキャスティングする事が可能となっております。【アイドルファンド第1弾】として既に1組のデビューが決まりました。
真丘 めぐみ、南 菜々子、春日 ゆかの3人組からなる「ピンクキャラメル」に決定いたしました。尚、今なら期間限定で資料請求者は、抽選でこのアイドルに会いに行くことができます!
~中略~
【本件に関するお問い合わせ先】
イニシア・スター証券株式会社 マーケティング部
WEBチーフプロデューサー 西泰弘
要約すると、「イニシア・スター証券」という会社があり、そこに「西泰弘というWEB関係の担当者が存在している」ということが判明した。
「アイドルファンド」と称して、投資家達にアイドルへ投資させ、アイドルが芸能界で活躍したら投資したお金を増やして還元する、というビジネスをやっていたようだ。今回は「真丘めぐみ、南菜々子、春日ゆか」という3名のアイドルが投資対象らしい。
なにやら怪しげな商売だが、とりあえず3名のアイドルの現在を調査したところ、なんとこの3名のうち、春日ゆかさんは全裸ありのイメージビデオに、真丘めぐみさんは男優との絡みありのアダルトビデオに出演していた。noteはアダルト関係に厳しいと聞いたので、詳細は各自で念のためティッシュを用意してからググってほしい。
なんとなく話がキナ臭くなってきた。
この「イニシア・スター証券の西泰弘=Kizokuこと西泰弘」という仮説について、Kizoku氏本人は否定するかもしれない。
しかし、独自調査により、「イニシア・スター証券の西泰弘」のはてなIDが[ kizoku24 ]であることを突き止め、加えて、こちらのツイートから「Kizokuこと西泰弘」のPlaystation IDが[ kizoku2424 ]であることも抑えてある。もはや二人が同一人物であることについて、言い逃れることは不可能に近い。
さらにこの「イニシア・スター証券」について調べたところ、さらにこんな記事まで発見してしまった。
https://www.mani-mani-money.net/?p=2142
【投資詐欺】ラブホテルファンドの破たん、そして元幹部ら逮捕へ
グローバル・ファイナンシャル・サポート社 イニシアスター証券
(中略)
イニシアスター証券の破たん
GFS社のHOPEシリーズを引き継ぐ形でラブホテルファンドの運営を始めたイニシアスター証券ですが、こちらも結局2013年に破たんに追い込まれます。イニシアスター証券はラブホテルファンド以外にもFX、モンゴル投資など幅広く業務を行っていたため、破たんには様々な要因が関与していたとは思います。しかしイニシアスター証券については、昨年2015年になって当時の経営者:品野修三容疑者(54)氏を含む5人が逮捕されるという新たな展開がありました。罪状は、会社の資産と分けて管理しなければならない顧客の金1億円余りを無断で取り崩した金融商品取引法違反の疑いというものでした。金融商品取引法は、経営破綻などに備えた投資家保護の目的で、証券会社などに顧客の資産を信託銀行などで分別管理するよう義務づけています。今回の容疑は、品野容疑者らが顧客から預かったお金や、信託銀行から取り崩したお金を運転資金や別の会社への貸し付けに流用していたといった内容です。つまりラブホテルファンドで集められた投資資金は、本来の目的以外に流用されていた疑いがあるようで、この容疑が定かであれば投資詐欺事件ということになります。ラブホテルファンドは年利8%を売り文句に多くの資金を集めましたが、美味しい話には裏があるという言葉の典型例のように破たんしてしまいました。GFS社の投資元本の大幅毀損は原因が分からなかったのですが、イニシアスター証券は資金流用の容疑がかかっており、これが真実ならば投資詐欺事件だったということになります。この話を調べてちょっと不安になったのが、私も利用するソーシャルレンディング:maneoです。年利8%のファンドが当たり前のように募集されていて、まさかラブホファンドのような顛末にならないよな?と一抹の不安がよぎりました。これからも最新の注意を払って投資していきたいと思います。
なにやら長いが、先ほどの「アイドルファンド」に引き続き、今度は「ラブホファンド」でトラブルを起こし、ついには5名の逮捕者まで出てしまったとのことなのだ。
これはラブホファンドとは、文字通りラブホに対する投資金を投資家から集め、そしてその資金を運用して増やし、投資家へ還元するというビジネスのようだ。上記は説明画像である。もはやこの画像を作った意味がわからないくらいシンプルな説明画像だ。誰が作ったんだこれ。
イニシア・スター証券はアイドルファンドやラブホファンドという謎のビジネスを立ち上げた後、逮捕者を出している。さらに、有料記事のためこちらには貼れないが、イニシア・スター証券はアクセスジャーナル社のこちらの記事で「反社関係者とのつながり」まで指摘されている。
というわけで皆。
この話はここまでにさせて欲しい。
正直言って、私はこの果てしない底なし沼に、もう片足どころか大体乳首くらいまで浸かってしまっている。今更遅いっちゃ遅いのだが、ここがもう限界だ。許して欲しい。
8.【まとめ】話を整理しよう
この記事の文字数がなんと、13,000字を超えそうだ。とりあえず最後に話を整理しよう。
野良連合のKizoku氏にまつわる一連の問題だが、当初は「給与未払いがあるかないか」というシンプルな話だったのに、いつのまにかリアス式海岸並みに入り組んだ話になってしまっている。
これまでKizoku氏に浮上した疑惑を並べてみる。
①世界大会開催中のパパ活疑惑
②パパ活中に、パパ活女子に対して給与未払いを行った疑惑
③パパ活において、体型が「筋肉質」であると偽った疑惑
④パパ活において、自分が「チャック・バス」であると偽った疑惑
⑤未成年女性に飲酒強要をした疑惑
⑥未成年女性に準強姦をはたらいた疑惑
⑦R6S部門の所属選手に対して恫喝をはたらいた疑惑
③パパ活において、体型が「筋肉質」であると偽った疑惑
⑧荒野行動部門の所属選手に対して恫喝と脅迫をはたらいた疑惑
⑨VALORANT部門において給与未払いを行った疑惑
⑩チーム所属デザイナーに対して報酬未払いを行った疑惑
⑪PUBG部門において給与未払いを行った疑惑
⑫R6S部門において給与未払いを行った疑惑
⑬Splatoon部門において給与未払いを行った疑惑
⑭Overwatch部門において給与未払いを行った疑惑
⑮Fortnite部門において給与未払いを行った疑惑
⑯Fornite部門においてVtuberの代行プレイ業務を請け負った疑惑
③パパ活において、体型が「筋肉質である」と偽った疑惑
⑰給与未払いによって不正に貯めた資金をパパ活に使った疑惑
⑱給与未払いに酔って不正に貯めた資金をキャバクラに使った疑惑
⑲かつてイニシア・スター証券社にて投資詐欺に関わっていた疑惑
⑳イニシア・スター証券社が、反社関係者とつながっていた疑惑
㉑パパ活において、体型が「筋肉質」であると偽った疑惑
21個もの疑惑。えげつない量の疑惑である。この21個の疑惑を私は、永遠に忘れたくないという思いを込めて、Forever21と呼ぶことにした。そんなことはどうでもいいのだが、とにかくこれらから言えることは、Kizoku氏がヤバいということだ。ヤバすぎる。
そして同時に言えるのが、「野良連合でヤバいのはオーナーのKizoku氏だけだ」ということ。これを忘れてはいけない。所属する選手達はあくまで無関係、または被害者なのである。
まるで疑惑の四次元ポケットを持っているかのように無限に疑惑がわいてくるKizoku氏。叩いたらホコリが出るというか、叩いたら雪崩が起こる。
今回、私滝沢ガレンは、自らの命を危険に晒しつつも、Kizoku氏によって搾取されてきた若者達のためにこの闇をぶちまけることにした。
この記事の最後は、かつてKizoku氏が所属選手に対して放ったこの一言で締めたいと思う。
「お前、二度とeスポーツできないように潰すからね」
----------------------------------
【9月9日 追記】
Kizoku氏が、このnote記事の公開後に代表辞任を発表した。(なお、チーム運営を辞めるとは言っていない)
代表は辞任したものの、声明内では「メンバーを傷つけたことはない」と自信満々である。
この声明が投稿されたのが、8月30日の21時だったのだが、このおよそ1時間前に、とあるDMが私に寄せられた。
それがこちらのDMだ。匿名希望者によるこのDMでは、「Kizoku氏が野良連合を辞めるようだ。近々本人からツイートがある」ということを予告している。いわゆる「捨てアカウント」からのタレコミDMだが、予告がまさに当たった。内部関係者からのリークだったのだろうか。今後もこのアカウントからのDMには注目しようと私は考えた。
そんななか、Kizoku氏の辞任声明に合わせて、現在野良連合に所属している関係者らが次々と「ある主旨」のツイートを開始した。
下記の画像は、私が確認できたチーム関係者らのツイート集である。
細かい違いはあるが、基本的に皆「Kizoku代表お疲れさまでした。私はスキンの売上からしっかり給与を貰っていました」という旨のツイートだ。これだけ大勢の選手から一斉に「お疲れさまでした」と労いの言葉を投げかけられ、そして「給与は貰っていた」と疑惑を払拭するツイートをしてもらえるKizoku氏は、本当は選手たちにすごく愛されていた代表だったのではないか?
そんな思いが私の中に芽生え始めた頃、先ほど私へ「Kizoku氏が間もなくツイートする」と予告DMを送ってきたアカウントから、追加のタレコミDMが送られてきた。これがそのDMである。
ちょっと長いので要約すると、
①Kizoku氏が代表辞任を発表したが、それに合わせてKizoku氏はチーム所属の関係者達に『今から俺が代表を辞任する旨をツイートするから、それを引用リツイートして【私はちゃんと給料もらってました!】と言ってくれ』と頼み込んでいる。
②「パイロットプログラム(※)」でUBIソフト社から野良連合へ支給されるお金は、ある程度は選手に支払われているものの、十分には支払われておらず、大半はKizoku氏のポケットマネーになっている。
③また、支払われているのは上記パイロットプログラムによるUBIソフト社から支給されるお金のみで、チーム独自の固定給与のようなものは一切選手へ支払っていない
といった内容だ。
専門用語である「パイロットプログラム」について説明する。レインボーシックスシージ(R6S)のプロシーンには、パイロットプログラムというシステムが存在する。これは、メーカーのUBIソフト社が、ゲーム内でプロチーム関連のアイテムを販売し、その売上の一部をチームへ還元する、という仕組みだ。ファンが応援しているチームの関連グッズを購入することで、そのチームを間接的に支えることができるシステムだ。
そして、これは非常に重要なポイントなのだが、このパイロットプログラムは、飽くまでUBIソフト社が「選手たち」を支えるためのプログラムであり、もしこれらの資金がしっかり選手に行き渡っていないとなると、UBIソフト社はペナルティーとしてそのチームに関するアイテムの販売自体を取りやめてしまう。これはチームとしては最も避けたい事態だ。
数々の給与未払いが取り沙汰されるなか、「少なくともパイロットプログラムによる給与は貰ってました!」と次々と選手達がロボットのようにツイートを投稿した背景にはこのような理由があるのだ。
Kizoku氏は今回代表辞任を発表したものの、チーム運営から退くとは一言も言っていない。実際、辞任を発表したその瞬間からこのような裏工作をしていた。果たして野良連合は、今後生まれ変わることができるのだろうか。
そんなことを考えていたところ、さらなるリークが同じ人物から寄せられた。リークの内容をまとめたのが以下のツイートである。
これまた長いので要約すると、「Kizoku氏の後任の代表は『あきどっぐ氏』に内定しており、しかも彼はKizoku氏の奴隷なので実質的に野良連合はこれからも何も変わらない可能性がある」という内容だ。加えて、関係者しか知り得ないような給与未払いに関する情報が付け加えられていた。
9月9日現在、野良連合の後任代表はいまだ公式に発表はされていない。果たしてこの「後任はあきどっぐ氏」というのが本当なのか、ウソなのか、今後の展開に注目したい。
----------------------
【8月30日 追記】
Kizoku氏の代表辞任声明だが、ツッコミどころが非常に多い。
あえてクソみたいな駄文をダラダラと長文で書くことで、読み手のやる気を失わせて真実をウヤムヤにする作戦なのではないか、と思えるほどクソみたいな声明だ。でもここまで記事を書いてしまったので、頑張って要約する。
・この度は俺のプライベートなどでお騒がせしてゴメン。
・プライベートで未熟さや過ちがあったことは認めるし、改めて皆には事実を説明して謝罪したいと思ってる。
・一方で、中には事実無根の情報が拡散されているのも事実。現在専門家を交えてこれに対抗するために動いてるから、やっぱり詳細は説明できない。
・とりあえず語れる部分だけ語るね。
・まず、俺は頑張ってeスポーツシーンを盛り上げてきた立役者だ。5年前から1円の収益もない状態からトップチームを作り上げた。
・俺は野良連合が大好きだ。自分の宝であるチームの評判を下げてしまって後悔している。
・チームが好きすぎて、チームを辞める選手へ間違った言動をしてしまったこともある。反省している。
・しかし!私が直接選手を苦しめたことは断じてない。
・騒動の一部になっている「給与未払い」「野良連スキン売上の私的流用」は事実無根。
・「選手に支給しろ」と言われている資金は、しっかり支給している。
・私的流用はしていないが、潤沢な給料を渡せていなかったのも事実。部門によってはスポンサーがつくまでボランティアで選手を所属させていた。
・ボランティアの選手に私個人の資金からは給与を支払わない。が、チームのお金をポケットマネーにしたこともない。
・代表は辞めるけど、今後の体制については後日発表する。
・野良連合をこれからもよろしく。
いろいろな意味でKizoku氏のことが心配になるくらい支離滅裂な文章すぎて、「要約」といいながら非常に長くなってしまった。
これを読んで皆さんがどう思うかはわからないが、少なくとも私は、「ああ、全部ウヤムヤにして逃げたいんだな」と感じた。特に、給与未払いを事実無根と全否定するのは、ムチャにも程がある。2~3人の告発なら丸め込めるかもしれないが、あまりにも数が多すぎるし、中には「恫喝された音声を所持している」と語っている人物すらいるのだ。どうやって攻略するつもりなんだ。
今回、Kizoku氏の闇を報じることになってから、Kizoku氏への直接的なコンタクトは最初のDM以外一切なかったのだが、さすがにこの辞任で全てを丸く収めようとするのは許せなすぎたので、私滝沢ガレンは以下のリプライをKizoku氏へ送信した。
したところ、
ものの数分でブロックされてしまった。
Kizoku氏、本当にありがとうございました。これはアレですよね。アントニオ猪木の闘魂ビンタみたいなものですよね。ファンサービスが最後まで徹底していて、本当にプロの経営者って感じです。お疲れさまでした。
(次の日、ブロックは何故か解除されてました)
---------------------
【8月30日 23時 追記】
PUBG部門の告発についてDM頂いた方より以下の通り、
「私は選手ではなく、知人から聞いた話。紛らわしい文面で申し訳ない」と訂正がありました。
「本人からの告発」として掲載し、誠に申し訳ありませんでした。
--------------------
【この件に関するお問い合わせ窓口】
問い合わせ窓口一覧】
①KONAMI
メール窓口 ←クリックすると飛びます
電話窓口 0570-086-573 (平日10時〜18時のみ)
②森永製菓
メール窓口
電話窓口 03-3798-0111(平日10時〜16時のみ)
③コルセア
窓口不明(Twitter)
④リンクトブレイン
メール窓口
⑤オーディオテクニカ
メール窓口
電話 03-6801-2010(平日9時〜17時のみ)
⑥産経デジタル
メール窓口
⑦OMEN(日本ヒューレット・パッカード)
メール窓口
----------------
スペシャルサンクス
この記事を執筆するにあたって取材に協力してくれたチーム関係者、元関係者の方々、情報提供をして下さった皆様、自らの命を危険に晒す暴挙を許してくれた嫁沢、そしてたくさん笑わせてくれたKizoku氏に心からお礼を述べたい。ありがとうございました。
野良連合の選手たちが報われることを信じて。
おまけ
Kizoku氏の本名で色々調べている際、こんな動画を発見した。
若かりし頃の西泰弘、Kizoku氏が出演している謎の特撮番組である。
詳細については一切謎に包まれている。
唯一わかっているのは、少なくとも若い頃のKizoku氏は、紛れもなく筋肉質であったということだ。
https://twitter.com/bean_sprout1120/status/1298275534665691139?s=19
また、上記のような動画も話題になっている。
※今回公開した「炎上最前線のノンフィクションルポ」は、できたらシリーズ化したいなと思っているゾ!滝沢ガレンのYouTubeチャンネルで動画化もしているので、チャンネル登録してくれると励みになるゾ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?