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旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス+α

1.たびキュン♥早割パス


2024年2月14日~3月14日の平日のみ、JR東日本全線乗り放題(新幹線・特急の指定席は2回まで乗車可能。3回目以降は別途料金必要)の乗車券。
発売方法がインターネット「えきねっと」のみかつ、乗車日の14日前という縛りはある。有効期限は1日、金額は1万円!
例えば仙台に日帰りで牛タンを食べに行っても、往復指定席約2万2千円のところ1万円!新幹線の往復代で牛タン食べに行ってもお釣りがくると。

今回、金・土・日の3日間で金曜はこのパス、土・日は他の乗車券と併用。

2.Day1 秋田・男鹿半島~由利本荘~岩手・盛岡


こまち1号で秋田へ。東京→秋田、指定席で片道約1万8千円なので、片道の時点で元が取れてしまうと。
この日のこまち1号は全席満席で、デッキに人が溢れていた。

秋田到着後、そのまま男鹿線に乗車し男鹿半島の先端へ。

蓄電池電車EV-E801系「ACCUM」
なまはげのイラストが描かれている
終着 男鹿

折返しの時間の合間でご飯。
駅の向かいに、道の駅おが内にある「東洋一の海岸線にある男鹿のレストラン」でご飯。
・男鹿名物!しょっつる焼きそば(1180円)
・航空自衛隊秋田男鹿加茂分屯基地の空上げ(780円)

しょっつる焼きそばは、男鹿の伝統調味料❝しょっつる❞をベースとしたタレと、粉末ワカメと昆布だし入りの特製麺、具材は海鮮。

秋田男鹿加茂分屯基地の空上げについては、航空自衛隊のホームページを参照。


左:しょっつる焼きそば 右:空上げ
貨物線跡

折返しで秋田に戻り、そこから羽後境駅へ。
この駅では、指定券が❝手書きの切符❞になるのだが・・・
町が委託している駅で、窓口がおばあちゃん。
正直気難しく、何とか販売していただいたものの、結果論としてわざわざ行かなくても良かったなと。

駅舎
大曲方面 湯沢行

一度秋田へ戻り、さらに進んで羽後本荘へ行き、由利高原鉄道鳥海山ろく線へ。
ここまで行くのが大変だったがようやく。

この路線は旧国鉄矢島線を、沿線自治体が引き継いで現在に至る。
2015年に、埼玉県立川越工業高等学校の生徒が乾電池駆動の車両を鳥海山ろく線前郷駅~矢島駅間折り返し22.615kmで走らせ、ギネス世界記録を達成。

「秋田で生まれ育った娘さん」を意とする「おばこ」がトレードマークにもなっている。

おばこ
東北駅百選にも選ばれている終点矢島駅

たびキュンパスを窓口で提示すると、オリジナルカードがもらえる。
また由利高原鉄道の一日券を買うと、もう1枚一日券が付いてきたのだが、3月末までなので使わずに終了。

今回、秋田へ出向いたのは秋田駅の乗車記念印が欲しかったからw
由利高原線から秋田まで❝紙のきっぷ❞で購入できたので、売り上げに貢献したと思いつつ。

E6系新幹線「こまち号」の乗車記念印

当初秋田に泊まろうと思ったが、翌日秋田からだと余計に金がかかると思い、パスが使えるうちに移動しようと。
大曲まで移動し、最終の新幹線(こまち96号 仙台行)に乗り換えて盛岡まで移動。
まさか96号に乗る日がくるとは・・・

東京方面は終了

3.Day2 遠野~ほっとゆだ~仙台

3-1.ひなび(陽旅)

昨年まで花巻線で運行していた「SL銀河」に代わる観光列車として、かつて青森地区で運行していた「リゾートあすなろ」(ハイブリッド気動車HB-E300系)を改造し、新たに「ひなび~陽旅~」としてデビュー。

2両編成で釜石方1号車がグリーン車、2号車は指定席。

グリーン車のフリースペース。グリーン券所持している特権
グリーン車内 ボックス席
座って前面展望が楽しめる
指定席 フリースペース
指定席

SL銀河は、花巻市出身の宮沢賢治「銀河鉄道の夜」をイメージした装飾であったが、この列車は岩手県と青森県を走った気動車によく使われた通称「盛岡色」と呼ばれる、白地に赤ラインの配色を用い、中央に山、左右に波や川、花吹雪の模様を取り入れることで、北東北の豊かな自然を表現したものとなっている。

盛岡を出発し花巻まで東北本線を走行。
途中、花巻空港駅を通過する。駅から空港までバスで7分。
花巻空港からは新千歳・名古屋小牧・伊丹・神戸・福岡と飛んでいる。

花巻から進行方向が変わり、釜石線(銀河ドリームライン釜石線)に入る。

SL銀河の名残

ホームでは岩手県の無形民俗文化財に指定されている「鹿踊」が演舞されていた。
太鼓の音が力強く、体中に響いた。

鹿踊り

途中の遠野で下車した後、折返しの快速「はまゆり」(かつての「急行 陸中」)に乗車。
3両のうち1両は指定席で、取るか迷ったがせっかくなので指定席。

「ひなび」と「快速 はまゆり」

3月末から専用スタンプが設置されたとのことで、スタンプ回収兼ねてまた行くようだ・・・

3-2.ほっとゆだ

今日、明日は「いわてホリデーパス」・「週末パス」という乗り降り自由の乗車券で移動。
遠野~花巻~北上へ移動し、北上線で「ほっとゆだ」へ

花巻とは違い、まだ雪景色

2007年以来、17年ぶり2度目の訪問。
元は国鉄の所有地を当時の湯田町が譲り受け、温泉を掘ったことで町おこしを兼ねて温泉付き駅舎となった。
日本で数少ない温泉併設の駅。

左が温泉、右が駅舎

湯田温泉峡の入り口、ほっとゆだ駅に併設する「川尻温泉 ほっとゆだ」。
泉質:ナトリウム、カルシウム-硫酸塩、塩化物温泉 (低張性弱アルカリ性高温泉)
効能分類:切り傷、皮膚病、動脈硬化

ここの温泉は全国で唯一、浴室に「鉄道の信号機」があるという特長がある。
目的としては、列車の接近を知らせるもので、上下線関係なく表示される。これは発車時間が45分前になると「青」、30分前になると「黄」、15分前になると「赤」を点灯。
本当なら撮ってお見せしたかったのだが、先客がいて退場する様子もなかったので断念。

折返し25分という短い時間の中で、今回皆さまにご紹介したく立ち寄った次第。(次の列車は3時間後ぐらい・・・)

駅舎から直で温泉!

3-3.POKÉMON with YOU トレイン(2代目)

ほっとゆだ~北上~一ノ関へ南下。
一ノ関にて、気仙沼線で運行している「POKÉMON with YOU トレイン(2代目)に遭遇。

2011年3月11日に発生した東日本大震災からの観光面、復興支援を目的に「ポケモン・ウィズ・ユー(POKÉMON with YOU)」全面協力のもと2012年より運行開始。2017年よりピカチュウオンリーの現行車両。
初代デザイン時に乗ったことがあるが、現行のはないので乗りに行きたい。

3-4.仙台にて

新幹線乗るほど急ぐ予定もないので、一ノ関から小牛田~仙台へと、普通列車を乗り継ぎ。
そろそろ、仙台で牛タン食べたいなと。
ということで、駅構内になる「利久」で夕飯。
ご飯の量は物足りなかったが、お肉は柔らかく美味しかった。

たんのう定食(牛タンシチュー、4枚切り、2541円)

今回、前から気になっていたカプセルホテル「とぽす」へ
※男性専用の宿泊施設

館内も綺麗で、人工ラジウム泉とはいえお風呂も良かった。
リラックスコーナーでは外に出ることもでき、ふろ上がりに仙台の街中で、のんびり涼めることができることに感動したw

4.Day3 松山町~古川~甲府~稲毛~千葉

3日目、窓口の営業開始が8時なので、それに合わせ松山町駅へ。

松山町駅

ここの駅は❝手書きのきっぷ❞を購入することができるので、色々と仕込み。

横川駅、深谷駅の記念印欲しさに発行

「松島や ああ松島や 松島や」の句でおなじみの、日本三景の一つ「松島」

右側に見える高架橋は仙石線

特に観光するわけでもなく、臨時快速「湯けむり号」が松山町駅が通過なので、松島まで戻り古川へ。
新幹線に乗り換えて今回の旅行は終わり。

レトロラッピング車 臨時快速「湯けむり号」

4-1.あずさに乗ってきましたキャンペーン

「週末パス」という乗り降り自由の乗車券(新幹線・特急列車には、別途特急券を購入する必要がある)を有効活用すべく、大宮~立川~甲府へ。
甲府駅などの駅スタンプを押して、稲毛駅・千葉駅窓口に提示するとキーホルダーがもらえる企画。
なおチラシは千葉支社駅管内のみ配布なので、前段として市川駅までチラシを取りに行った。

時間的に長野駅が早いなと思っていたのだが、そもそも長野駅はスタンプ対象外だったので、最も最短な甲府駅へ。
それも調べぬうちに、長野までの自由席特急券を買ってしまったので、手数料払って、払い戻しした。

甲府~新宿~船橋~津田沼~千葉とひたすら移動し、窓口で提示してキーホルダーをゲット。
そして津田沼駅にも立ち寄り、自由席特急券を購入して窓口に提示すると硬券をゲットすることができる。(時間的に特急は走ってないので、グリーン券に変更した)

キーホルダーと硬券をゲット!

総乗車距離約2190kmと久々にガッツリ乗ったなと。
直近で乗り放題の切符だと、去年発売した「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」(3日間連続、指定席4回まで乗車可能)。
コロナ終盤だったし1回しか使わなかったので、もったいなかったかなと。
乗り放題切符は定期的に発売して欲しいと説に願う。


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