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米国債と為替投資 -想定シナリオのズレが発生したにもかかわらず損切せず-

こんにちは、あいたくです。
今回記事にしたいのは昨年から日本でも人気になっていた米国投資に関して、失敗談を記載したいと思います。
私自身が誤った対応をして、利益を取れず非常に悔しい思いをしてしまったため、備忘録として記載していきたいと思います。そもそもなぜ米国債にエントリーしようと思ったのか理由から説明いたします。



なぜ米国債にエントリーしたのか?

なぜエントリーしたのか?理由は2つあります。
①歴史的な米国の高金利
②他国と比較して安全度が高い米国の国債


①歴史的な米国の高金利
昨年から米国の金利は歴史的に見ても高止まりを続けていました。2年債を見ても5%の金利の状態だったが、これは2006年以来なので20年近く起こりえなかった状態だった。

https://www.wsj.com/market-data

前回、2年債金利が5%超えたのは2006年

https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-2-year-bond-yield

②他国と比較して安全度が高い米国の国債
Fitch Ratingsが公表している米国の国債格付けはAA+で高い信頼度です。

ちなみに日本は同じFitch RatingsでA評価で、米国よりも格付け評価が低いです。AAA格付けされている国は他にもございますが、コロナ明けの米国テック&AI銘柄の勢いが強く、米国の経済独走状態だったのでこの国の国債にしました。

国債は他の投資アセットと比べるとリスクが低い事に加えて、歴史的な高金利によって2023年12月02日に「MF163A001 アメリカ合衆国国債 2024/9/30トレジャリーボンド」を約X00万円分購入致しました。(エントリー取得為替149.03円)

その時のポートフォリオは私の投資資産全体を100%とすると下記の状態で保有していました。
▼当時のポートフォリオ
米国国債:35%
株:45%
仮想通貨:20%

その当時の今後のドル円相場予想
その当時、今後円はドルに対して弱くなることを想定しており、ドル円は1ドル180円は最低いくのではないかと予想しておりました。そのため毎月一定額を円からドル替えを行っておりました。

円安と歴史的株高、資産の繁栄

2023年の12月にエントリー取得為替149.03円で米国債を購入していたので、2024年の4月ごろから円安ドル高が続き、円ベースで見た時に資産が増加していきました。
※分かりずらいですがエントリー価格時点よりも2024/06末時点で評価損益率は8.02%上昇しておりました。

SBI証券 資産推移の図

日本円が徐々に弱くなっており、日本経済の先行きを楽観視できない状態であったため、円のみで保有していることに危機感を持っておりました。
自分の予想が当たっていたことが嬉しかったのを覚えています。

風向きが変わった瞬間/急激な円高へ

じりじりと円安が進みましたが、日本の財務省も為替介入を行い、なんとか円高に戻そうと行っていまました。

その甲斐あって4月の祝日に1ドル158円まで進んでいた円安でしたが、一気に154円半ばまで反発していました。

この為替介入は苦肉の策で相手国との関係もあることから継続的に実施することが困難であるため、一時的な効果だと予想しておりました。
実際、下記の通り為替介入後アップダウンはございましたが、その後円安が止まらず、6月末ごろには160円を超えていきました。

https://www.bk.mufg.jp/tameru/gaika/realtime/chart.html


ただ、7月に入り風向きが変わったポイントがありました。
それが日米の要人2人がこの急激な円安に対してくぎを刺すコメントを行った事です。日本の河野太郎デジタル相と米国のトランプ前大統領です。

河野太郎デジタル相 記事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-17/SGQYCADWRGG000

トランプ前大統領 記事

これら発言によって円高ドル安に風向きが変わりました。また日銀が政策金利を0.25%上げる決定を行い、且つ米国の利下げ予測が景気底冷えにより高まったことから、日米金利差が縮小意識され、円が買われドルが売れるという急展開が続きました。

結果07/10にドル円161.661円でしたが、08/09に146.754円まで下がりました。ここまで急激に円高に振れると思わなかったので、ここから想定シナリオからズレ始めました。

当然ドルで為替の買い増しを行ったので、円ベースでみると資産が目減りしていくのが分かります。
ただし、今後ドル円の為替についてはまだどちらの方向に進むのかが見えておりません。
考えられる想定としては以下2点を考えております。

今後のストーリー予想
ストーリー①:米国の利下げ+日銀の追加利上げによる金利差縮小 ⇒ 更なる円高/ドル安
ストーリー②:現在トランプ前大統領よりもハリスさんの方が支持率が高まっているという情報もあり、ハリスさんが当選したら上段で記載したドル安に対する懸念が一旦和らぐ可能性がある(?)ため、 ⇒ 円安/ドル高 戻る可能性があるということ。

①の方が現実的かなと思っております。

本タイトルには想定シナリオからのズレにより損切せずを記載しましたが、現時点ではまだどちらに動いていくか分からない部分が多く、今後の動向を注視して行きたいと思います。

長期的には円安ドル高に戻ると思っているので今はまだ円転する必要はないかなと思っております。

あいたく


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