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【アリス・スカーレットの秘密】第33話 予知夢


⭐予知夢

何故、美桜さんは僕のことを好きになったのか。
確かに僕は優しい人間かもしれない。
だが、それだけで好意を抱くとは思えない。
それに、いくら優しくても僕のことをそこまで想ってくれるとは思えなかった。
僕がそのことを口にすると、咲夜が代わりに答えてくれた。
「ああ、それはね。姉もあなたのことが好きだからだよ」
そして、こうも言った。
「あなたはお姉ちゃんのことが好きだったみたいだけど、今はもう違うでしょ?」
と。
その通りだった。

今の僕は咲夜のことを好ましく思っている。
彼女が姉に抱いている感情とは正反対の想いを。
だから、僕は咲夜のことが嫌いじゃないし、むしろ好きだと言える。
僕は咲夜に向かって言った。
「君のことは嫌いではないし、むしろ好きと言ってもいい。
ただ、僕は美桜さんのことも同じように好きなんだ。
どちらかを選ぶことはできない。
ごめん。
そういうわけなので、僕は二人の恋人になることは出来ない」
はっきりと言うべきことを言うと、二人はしばらくの間、無言だった。
それから、やがて咲夜が口を開いた。
「そっか……。やっぱりダメだったか」
「うんわかってた。
祐樹君が私のことを恋愛対象として見ていないっていうのは何となく感じていた。
でも、諦められなかった。
どうしても振り向いて欲しかった。
どうすればいいか考えた。
そして、ある結論に達した。
それは、どちらの方がより魅力的であるかを判断してもらうということ。
祐樹君は私よりもお姉ちゃんを選んだ。
だから、今度は私が祐樹君に選ばれるように努力する番だよね。
祐樹君に私の魅力を知ってもらって、選んでもらえるように頑張ろう。
だから、これから覚悟していてね。祐樹君が私を選んでくれるまで、私はあなたに猛アタックし続けるから」

僕はそれを聞いて身震いした。
そんなわけで、僕は咲夜に迫られながら日々を過ごすことになった。
彼女は隙あらば抱きついてきたり、キスしようとしてきたりした。
その都度、彼女にされるがままになっているわけにもいかないので、抵抗しようとしたのだが、何故か上手くいかなかった。
彼女を振り払うことができずにいるうちに、次第に彼女と触れ合っている時間が心地よく感じるようになっていった。
 

そんなある日のことだった。
学校からの帰り道、突然雨が降り出したかと思うと、すぐに土砂降りとなった。天気予報では晴れだったので傘を持ってきていなかった。
そのため、急いで帰ろうとしたところで、ふとあることを思い出し、立ち止まった。

それは昨日見た夢の内容だった。
夢の中の自分は咲夜と一緒に出かけていて、その時に立ち寄った店で売っていたものをプレゼントされていたのだ。
その店というのはアクセサリーショップのような場所で、僕はそこでネックレスを購入してもらった。
それを渡された時の記憶はない。
でも、夢の中の僕はとても喜んでいた。
だから、もしかしたらあれは予知夢なのではないかと考えた。

だとしたら、今ここで同じものを買っておけば未来は変わるのだろうか。
そんなことを考えていると、後ろから声をかけられた。
「どうしたの? こんな所で突っ立って」
振り返ると、そこには咲夜の姿があった。
彼女は不思議そうな顔でこちらを見つめている。
僕は彼女に対して、
「ちょっと用事があって寄ってみただけだ」
と答えた後、再び店の方に視線を向けた。
すると、咲夜もそちらを見て何かに気づいたようだった。

「あっ、ここってあの夢の場所と同じところじゃない? そういえば、あそこにあるものすごく綺麗な宝石がついた指輪を買ったんだよ。
ねえ、覚えてる?」
その言葉を聞いた瞬間、心臓の鼓動が激しくなった。
まさか、と思った。
けれど、同時に納得している自分もいた。
どうして咲夜を振り払えないのか。
どうして彼女のことを嫌いになれないのか。

その理由はきっと―――。
僕は咲夜の方を向くと言った。
「咲夜さん僕に買ってほしいものがあるんだけど、お願いできるかな」
その言葉に咲夜は満面の笑みを浮かべた。
「もちろん! 何でも言ってみて」

僕は咲夜に連れられて店内に入った。
そして、ショーケースの中にある商品を指さしながら言った。
「これをください」
すると、店員さんが驚いた様子で訊ねてきた。
「お客様、こちらはペアリングとなっておりますが、よろしいでしょうか」
「はい。大丈夫です」
すると、咲夜が嬉しそうにはしゃぎ始めた。
「やったー。祐樹君とお揃いだ」
彼女は早速、自分の左手の小指にはめて見せてくれた。
そして、僕の手を取ると薬指にはめてくれた。
「これで私たちはずっと一緒だよ」
その言葉で僕の心は決まった。

僕は改めて店員さんの方を向き直った。
「すみません。やっぱりこれキャンセルします」
「えっ?」
咲夜は困惑していた。
「祐樹君? どういうつもり?」
その問いに僕は答えなかった。

代わりにこう言った。
「咲夜さん。少しの間だけ目を閉じていてくれるかい」
僕の言葉を聞いて、咲夜の顔が曇る。
「嫌……、絶対に開けないからね……」
彼女は拒絶するように首を振ると、僕から離れて行ってしまった。
僕は慌てて追いかけようとした。
だが、足がもつれて転んでしまった。
痛む膝を押さえながら、立ち上がる。
すると、咲夜が泣きじゃくりながら謝ってきた。
「ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい……。
私は最低の女です。あなたを裏切っただけでなく、傷つけてしまいました。本当にごめんなさい」
そして、最後に一言。
「愛しています。あなただけを永遠に――」
そこで目が覚めた。

続く……



✅小説の概要

🔴この小説は「AIのべりすと」にタイトルとプロットを入力し、出力された文章に加筆修正を施し、編集したものです。

その意味で「AIのべりすと」と私の共作ということになります。
もちろん「AIのべりすと」の比重のほうが高いです。

『セレンディピティの夜』が想定外に早く終了してしまったため、新たに『アリス・スカーレットの秘密』をスタートさせました。

展開が全く予測できないのは、『セレンディピティの夜』と同様です。

🔷「AIのべりすと」側の都合で、あるいは私の都合で突然終了となる場合があります。ご了承ください。


「AIのべりすと」の設定について書いておきます。

「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。

プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3 → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、小説を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
途中で設定を変更することは可能です。
ただし、結果がどうなるかは保証できません。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。

ただし、修正はかなりの労力を必要とします。
そうなった場合には、自分で書き直したほうが速いかもしれません。
今回は
「2. セリフ    台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」
に変更しました。

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