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『夢の中』 シーズン2 第9話 秘密


第9話 秘密

「……うわ、狭い部屋ですね。圭ちゃんってもっと裕福な人かと思ってました。」

詩音がやってきて数日、俺はすっかり詩音に打ち解けてしまっていた……。詩音はとても可愛い少女だった。性格だって明るくて、俺にもとても親切だ。……何というのか、すごく素直だ。

「うるせぇな。お前もこんな狭いとこで暮らすことになるんだぞ!……我慢しろ!」
「……まぁ確かにそうかもしれませんけど。ううう……。私はこんな暮らしに堪えられますでしょうか……。」
「うーん、詩音なら大丈夫だって。」
「え、圭ちゃん、何でそんな風に言い切れるんですか?」
「…………え?………………い、……何となく……。な、仲間だからな!」

詩音は俺の仲間だからな……。きっと詩音は俺のことを信じてくれるに違いない。そう確信していた。

「……あははは、何ですかそりゃ。仲間ですもんね。わかりました、信じますよ。……圭ちゃんも私を信じてください。」
「ああ、信じるよ。詩音もきっとすぐにこの生活になれるさ。……なれたら、毎日賑やかな楽しい日々が過ごせるぜ……。きっと楽しくなる……」

詩音も最初は戸惑いがちだったが、俺の部屋に住み着いてすぐに打ち解けてきたようだった。まるで兄貴ができたみたいだとか言ってた。……ま、詩音みたいな弟なら欲しいところだぜ……。こんな感じで詩音は戸惑いながらも徐々に雰囲気に慣れてきた。

「圭一くんって詩音のお兄さんみたいな人だねぇ」と言われる度に、嬉しく思うようになっていたのだ。

 
そんなある晩のことだった。俺はいつものように、詩音の部屋を訪ねた時の話だ。……その時、俺は信じられない物を見てしまったのだ……。詩音が、俺と魅音が二人だけの秘密にしていたことに気づいてしまったのだ。

「あの、……圭ちゃん、その本なんですけど……。…………。」
 
……俺としたことが、……油断した。まさか詩音に見付かるとは……。いや、見られても平気と言えばそうなんだけど……。
俺と魅音とで回し読みをしていたのはいわゆる漫画という奴だった。

「あ、これかい。……あははは。」
 
俺は誤魔化すために笑って見せた。しかし……。…………。
詩音は笑い返してくれなかった。俺と魅音は、詩音と仲が良くなれば秘密はなくなると思っていたのだが……。
詩音に秘密がある以上詳しい話は避けなければならない。

「圭ちゃん。それって……マンガって言うんでしょ。魅ぃちゃんの家で見せてもらったことがあります。……男の人が女に変装するのって、何か変じゃないですか。……私をからかっているんでしょう?……私は遊ばれているですよね? からかわないでください……!!……私、そういうの嫌いですよ!!」

俺は何と言って詩音をなだめたものかと考えた。……でも思い付かない。……詩音は怒って泣いていたからだ。俺もどうすればいいのかわからなくて途方に暮れていたのだ……。魅音の方を見る。魅音も同じ気持ちだったようだ。

「詩音ちゃんは相手が女の子だったらどんな女の子が好きなの?! ねぇ? ねぇッ!?」
 
……俺は詩音の地雷を踏んでいたのだ。俺は魅音がなぜ詩音を呼び出したのかさっぱりわからなかった……。でも今やっと理解できた。魅音と詩音の共通の話題になったからだ。
 
「……………………。女の子だったら…………………………。……男の子になりたいかな………………。……魅ぃちゃんみたいなカッコイイ子に。……なりたいな」
 
……その言葉を聞いた時、魅音の表情が変わった……。……魅音の瞳には光るものがあったように見えた。

「…………。……じゃあさ、私が男にしてあげる。今日、家に来る?」
 
……え……? 詩音も驚いたような表情をする……。魅音は自分の鞄の中から化粧ポーチを取り出すと、
 
「……私のメイクで詩音ちゃんを変えてあげよう。それで圭ちゃんへの告白の練習をしてみたらいいわ。さぁおいで。詩音。圭ちゃんのために詩音を変えるんだよ……」
 
……そして、俺と詩音を残して魅音は行ってしまった……。残された詩音の顔が青ざめていた。……俺は、ただ見ていることしかできなかった……。
魅音が出て行った後の沈黙に耐えかねて、俺は魅音が言った言葉をつぶやいた。

「私が詩音を変えてあげる。そしたら圭ちゃんが好きになってくれるかもよ……?!」
 
……魅音の最後の言葉がいつまでも耳に残る……。詩音は俯いて何も喋らない……。……しばらくして詩音がようやく顔を上げる。そして小さくつぶやいた。

「圭ちゃん……すみません……。やっぱりやめときます。……なんか嫌です……。こんなのおかしい……。私……自分が変わっていくことが怖いです……。……それに圭ちゃん、ごめんなさい。もう、もう遅いかもしれないです……。」
 
……俺はこの時悟った。俺と魅音が秘密にしなければいけないことを、……。いや……、それは俺の責任だった……。魅音がこんなことを始めてしまったのも俺が原因なんだ……。……俺も責任を感じて泣けた……。こんなことで泣けるなんて自分をバカだと思った。

「ご、ごめん、ごめんな、し、……お、……。」
 
……俺は詩音を抱き締めたくなった。詩音は本当にかわいい子だと思った。
……だが詩音に抱きつくことはしない。……詩音は妹なのだ。だから抱きしめてはいけないんだ……。俺は手が震え、その場で立ちすくんでいた。
 
「圭一くんって、意外といい人だったんだね……。魅ぃちゃんはどうして、圭一くんみたいな人がいるのに相談してくれなかったんだろう。……きっと魅ぃちゃんは……私を信じてたんだね……」
 
……俺はこの時決めたんだ。魅音の秘密を守り抜くと。詩音は俺をまっすぐに見て言った。

「……圭一くん。お願いがあります……。魅ぃちゃんが私を変えたって言わないでください。圭一くんに迷惑をかけたくないんです!」
 
……俺の決意は固かったはずだ。……詩音を悲しませないと誓ったはずだった。……なのに俺は約束を破っちまった!

「うわああああああああんん!!!! 詩音ーーーッ!! ごめんなぁあああ!! 俺、魅音を守ることができなかった!! 許してくれえぇ!!」

俺は泣き叫んでいた。……魅音が俺を守るために秘密を守ろうとしたように、俺もまた、魅音を守るために秘密を守ろうとしたのだが……。

「俺だって、守りたかったんだよぉおおッ!!!」………………。
「……。」
「……あ、あのな、……これはな、……そのな、……。その、……詩音にな、……かっこ悪いところを見られたくなくてだな、……、その、な……。」
 
……俺は何も言い返せなくなっていた。……俺にも非があったんだ。俺はあの日以来、魅音の秘密を守ろうとしていた。詩音にだけは絶対に知られないようにと。だが俺の行動は間違っていた。
魅音と詩音は親友だった。

「……圭ちゃん。私は信じてますから」

詩音の言葉に思わず目頭が熱くなる……。

「詩音……。……うん、……ありがと。……お前って良いヤツだよ。ホント」

俺はそう言って部屋を飛び出し、玄関に向かった。

「……詩音はな、……俺の一番大事な人なんだ……。……。……………………。……俺が守るべき相手なんだよ…………。……魅音、頼むぜ……」
「圭ちゃん!! 待って!! どこに行くつもりですか?!」
「……え、……何?」

詩音が何を言っているのかわからないという表情をする……。俺はその時自分の置かれている状況に気付いていなかったのだ……。
 
「…………あれ?……何これ……?……体が動かねぇ……。なぁ、……なんで動けないんだよ……?」
 
……そして俺は気付くのだ。……

「詩音が何かしたんだな?……そうだろ?! 早く元に戻すんだ! このやろー!!」
 
……俺は床をドンドンと叩きながら大声で叫んだ……。しかし、……もう、遅かった……。詩音が笑っていたからだ。
 
「あはは。やっと気が付きました?……もう遅いですよ~☆」
 
……そして俺の体は自由を奪われていた。俺は怒りで真っ赤になっていた。
 
「き、貴様、詩音のクセにふざけやがって……!!!!……詩音のクセに……詩音のクセに……! 詩音のクs……え、……な、……。……ええええええええ!!!」

俺は驚愕の光景を見た。……。……俺の服が詩音に剥ぎ取られていくではないか。
 
「ちょ、ま、詩音……、おいっ、ちょっと、こらぁ、や、やめ、お、おまおまお、おまえ、おままおまっおmおま。」
「圭ちゃん。大丈夫です。……全部私がやりますから」

そして俺に馬乗りになった詩音が言う。
 
「さぁ、圭ちゃんを男に変えちゃいますよ!」
「ばっきゃろー!!……おまおまおまっおまっおまっ!!!……俺に何するんだぁー?!」
「うふふ。……私の圭ちゃんにします♪」

こうして、俺の初めては全て妹である詩音に捧げられたのであった……。

「やめてー!!!!やめてぇぇえぇえぇ!!!!!いやぁあああああッッッッ!!!!」……。




続く……


<編集後記>

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。


20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。

2. セリフ  台詞を優先の設定にしました。




⭐ 実際に出力された画面


使用したAI

AIのべりすと



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