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『夢の中』 シーズン2 第42話 最後の願い


第42話 最後の願い

■沙都子を探して外に出た。……でもいない。
辺りを見回す。……どこに行ったのか全然わからない……。とにかく手当たり次第に探すしかない……。……でも……どこにいるんだろう……。……何だろ……。何か聞こえる。……声のような……物音のような……。よく聞いてみると……。これは……人声だ。何を言っているのか聞き取れないけど、……確かに話し声が聞こえる……。誰だ……一体……何を喋ってるんだろう。私は神経を集中して、その内容を聞き取ろうと耳を傾けた……。
 
 
■終章……魅音
 
 
■あーはははは! やったぜ大勝利!! ざまあみろ祟りだぁ!! 祟られる方が悪いんだよ~だ!! わはははは!!! でもさすがにこれだけ暴れまわったんじゃ興宮中もお祭り騒ぎだよねぇ。……ま、それも今日一日限りの話だし、明日からはいつもの生活に戻れるんだもんね、へっへっへ……。
 
……それにしても。……昨日はみんなが帰った後、……疲れ果てるまで笑い続けて、そのまま眠ってしまったようだった。
 
目が覚めたらもう昼を過ぎていた。……学校がある日の昼間の明るさじゃなかったので。寝過ごしていることはすぐにわかる……。あーあ。こんなに夜更かしするつもりはなかったんだけどな……。私はあくびをしながら体を解そうと大きく背伸びをした。……あれ、今頃背中がバキバキ鳴るのはなんなのよ。私ってばいつの間にやせ細っちゃったのかな。体重計に乗ってみたら、案の定……軽くなっていて驚くことになるのだった。
 
「さ、お風呂に入っといで、詩音。ご飯にしましょう」
……私はお母さんみたいな声で詩音を急かすと、洗面所に押し込むのだった。……まったく、私が世話をしてあげないと詩音は何もできないんだものね……。でも大丈夫だよ。そんなのお姉ちゃんに任せときなさいよね。……だから詩音は、早く私に頼ってくれるようにがんばろうよ。そして詩音の作った朝食を食べ終えると、私は食器を片付け始める。

「詩音、……ちょっと手伝って欲しいことがあるから……こっちに来て……」
そう言った瞬間の私の雰囲気が、詩音にとって普段とは違う雰囲気であることを察したらしく、詩音は緊張した表情でこちらに向かってきた。

私が詩音にしてほしいことは簡単だった。洗濯機の中の衣類の整理である。別に詩音でなくてもできることではあったけれど、私が自分でするよりも詩音にやってもらった方が早いのは事実なので仕方がないのだ。
 
詩音も、特に文句も言わずに黙々と作業を続けたので、私の頼み事の意図には気が付かなかったかもしれない。
 
でも……私の思惑通りに事は運んでいた……。詩音に頼んだ仕事は実はただの口実で、本当の狙いはこの後に詩音がひとりでするであろう作業をさせることにあったのだから。
 
詩音はその真意に気が付くことなく、私の思惑通り……洗濯機の中の下着類の仕分けを始めた……。詩音は気がつくだろうか。……私の今日の下着が……昨日の夜、脱ぎ捨てたままになっていたことを……。詩音はそれを見つけただろうか。…………詩音、それはあなたへの置き土産。
 
その最後の1枚の裏には……詩音の名前が書きつけてある。詩音は見つけてしまうだろうか。詩音が自分の名前に気づいたその時、どんな顔をしてどういう行動に出るのか……とても楽しみでならなかった……。
 
詩音、あんたにこの手紙が読めているということは、私がすでにこの世を去っているということでしょう? あははは、ごめんごめん、そんな顔しないでって。まだ死んでなんかいないよ、もちろんさ。私がこうしていられるのだってあと数日まで。もう間もなく、私は消えてしまいます。

でもさ、最後にひと言だけ言いたいことが残っていてさ、こうしてあなたの前にいるわけなんだよね……。でも、残念ながら時間はもうないみたい。だから手短に伝えることにするね。

あはは、何て書いていいかわかんないや。何を伝えれば良いんだろうね。……うーん。あ、そっか。……そうだ。……ありがとう、……これでよし。……こんなのじゃ駄目かな。

私は、詩音に対してひとつ感謝の言葉を残しておくことにします。
詩音、私を憎んでいますか。それとも好きでいてくれていますか。
答えをください。でもこれは、あなたが私を殺してくれたあの時に聞きたかったです。
 
どうしてこうなる前に聞きたがらなかったのかなって思うと少し悔しいな。私はきっとあなたの心を傷つけましたし、嫌われていただろうと思います。それでも……あの時、私はあなたの気持ちを知りたかった。でも……あなたは何も言ってはくれなかったから……。あの時のあなたの言葉を。
私はずっと待っていました。あの時。本当は何と言いたくて、何をしたかったのか、それだけをずっと知りたかったんです。

詩音、大好き。でも、許さないから。これから先、絶対に私以外の人を許さないでね。詩音は一生をかけて罪悪感を抱き続けなければならないのです。それを罰だと思って耐えてください。

それから、詩音、本当に……ごめんなさい。私がしたことは許されないことばかり。お父さんのことで傷つけ、沙都子の叔父さんのことで追いつめ、魅音の叔母のことで悩ませてしまったこと、全部私のせいです。そして一番取り返しのつかないことは、悟史くんを殺したことだね。……本当に謝っても謝りきれないくらいのことです。
 
こんなことになったのも全部私のせいだよ。だから、もし私に何かを言いたいなら一言だけでもいい。どうか私を許してほしいってお願いさせて欲しい……。
 
でも、もしも……私に何も言えないって言うのであれば、私が消える最後の瞬間まで……私を忘れず恨んでいるって誓ってほしい。そうしてくれるだけで、私の全ては報われるから。

私はもう行くけど、私は詩音の中に生き続ける。私は永遠に消えることなくあなたの中で存在し続けられる。そうして詩音が幸せになることだけが、今の私の望み。

私の分身であるはずのあなたに、……そんな辛い選択しか与えられないこと。本当にごめんね。でもこれだけは信じて。私は決して後悔はしていないんだ。あなたを生かすためにやったことを間違いだったなんて思ったことはないんだよ……。だから……私の全てを肯定してくれなくちゃ……だめだよ。

詩音……愛しています……。……そしていつか必ずあなたを愛してくれる人を……見つけなさい。……それが………………私からの……最後の……お姉ちゃんとしての願い……かな……。……さよなら…………。

そして詩音は、……その手紙を最後まで読んだのだろうか。読み終えたら、どう感じるのだろうか。……私が想像できるのはそこまでだった。そして手紙の最後のページに書かれた名前を見つけるのかどうか。その先のことは……詩音自身に委ねることにする。

私がいなくなったら、詩音はきっとひとりきりになるから、その時、私からの最後のプレゼントがあるとしたら、それは一体どういうものなのだろうか。詩音はその手紙にどんな意味を見つけ出すのだろう。それは、私の想像できる範囲を越えてしまっているのだった……。


続く……


<編集後記>

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。


20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ  台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」に変更しました。


⭐ 実際に出力された画面

使用したAI

AIのべりすと



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