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【アリス・スカーレットの秘密】第7話 水族館のペンギン


⭐水族館のペンギン

翌朝、僕達が目を覚ますと外はまだ薄暗かった。明乃はまだ眠っているようなので起こす事にした。彼女の身体を揺すりながら

「おーい起きろ!」

と言うと、すぐに瞼を開いた。

「あれ? もう朝?おはようダーリン」

と言って抱きついて来た。その勢いで倒れそうになるのを何とか堪える。危ない危ない……。

「危ないだろ……。ところで今は何時なんだ?」
「う~ん……。まだ6時半過ぎくらいかな?」

と明乃は答えた。
 
「そっか。それじゃ朝食を食べたら出かけようか?」

と言うと彼女も大きく頷く。


それから数分後、僕たちは食卓に着いた。 
メニューとしてはトーストにベーコンエッグといった簡単なもの。
ちなみに明乃が焼いたらしい。料理もできるなんて本当に良い奥さんになるに違いない。

「はい、できたよ」

と言って手渡してくれたので、早速食べ始める。とても美味しいのだが、一つ疑問を感じた事があったので聞いてみる事にした。

「そう言えばさ、どうして僕の事を『ダーリン』って呼ぶようになったんだっけ? 確か付き合った時に呼び方を変えるって言ってたよね? 何か理由でもあるのかい?」

と尋ねると彼女はこう答えた。

「えっとね……私にも色々あったんだ。まずは付き合い始めてしばらくは苗字呼びだったでしょ? でもね……私だけが名字で君が名前だと距離感があるなって感じてたんだよ。それでどうしようか考えてたら急にダーリンに会いたくなっちゃったの。だから私だけの呼び名が欲しいと思って……それで決めたのが今の呼び方。駄目だった?」

と言われてしまった。僕はそんな彼女の気持ちを嬉しく思いつつも、

「全然構わないよ。寧ろ大歓迎だよ」

と答えておいた。そう答えると彼女は嬉しそうな顔をしていた。その後は他愛のない会話をしつつ食事をする。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものだ。気が付けば出発の時間になっていた。僕達は身支度を整える。

「よし!忘れ物は無いね。明乃、行くぞ」
「了解!レッツゴー!」

そして家を出て電車に乗り込む。平日の通勤時間帯に比べれば空いているが、それでも席を確保するのは難しい程には混雑している。座れる場所を探していると明乃が声をかけてきた。

「ねぇ、あの椅子とかどう? 二人掛けだけど……大丈夫だよね?」

確かにこれならば問題無いだろうと思って了承したが、いざ座り始めると想像以上の密着度で心臓が高鳴ってしまった。僕達は向かい合って座り、手を繋いでいる状態で発車時刻を迎えた。


しばらく時間が経つにつれ、車内は徐々に込み

「凄い混んできたね……」
「うん……ちょっと予想外かも」

と言い合っているうちにどんどん人が増えてきて、気が付いた時には満員状態になってしまっていた。
 
僕達のすぐ近くには若い男性サラリーマンがおり、明乃の胸に目が釘づけになっているようだ。僕はそんな彼を睨みつけて、

「すみません。少しの間だけこの人を立たせても構いませんか?」

というと

「おぉ!? 勿論だぜ。俺が支えてるから存分に立たせてやってくれ!」

と言って快く受け入れてくれた。その後、何とか立っているスペースを確保できたので、そこに彼女を誘導してあげると、

「ありがとうございます。ご迷惑をおかけしました」

と丁寧に頭を下げていた。僕は彼の方を向いて軽く一礼してから明乃の手を取って握り直すと、彼女が耳元で話しかけてくる。

「フフッ……優しい人で良かったね。さっきはありがと」

と言われた。

「あぁ、そうだな。それじゃ行こうか」
「了解。しっかりエスコートよろしくお願いします!」

というやりとりの後、目的の駅に到着した僕達は再び手を繋ぐと目的地に向けて歩き始めた。最初は緊張していたものの段々と落ち着いてきて、いつも通りに接する事ができるようになってきた。

 
途中までは順調だったのだが、
「お兄ちゃん達カップルですか? 仲が良いですね!」

と言われてしまい、思わずドキッとしてしまった。明乃の方も恥ずかしかったのか顔が真っ赤になっていて可愛らしかった。僕は慌てて否定しようとすると明乃の方が先に口を開いたのだ。

「えへへ……私達はラブラブです! 結婚を前提にした付き合いをしているんですよ!」

と言われてまたも動揺してしまった。そんな事を聞いてきた女性に明乃は何か質問されていたけど、僕はまともに対応できなかった。
 
暫く歩くとペンギンがいる広場が見えて来た。すると明乃が僕の服を引っ張ってきたのでそちらを見ると笑顔を見せて、

「やっと着いたね! ほら見てダーリン、可愛い子たちがいっぱいだよ!」

と言うので周りを見てみると、様々な種類のペンギンがいた。そのどれもが可愛らしくて見ていて飽きない。そんな中、一匹の子が僕たちの方に近寄ってきてくれたので撫でようと試みると、
 
「キュー!キュウゥ!!」

と言う鳴き声を上げて威嚇してきた。どうやら警戒されているらしい。
そんな様子を見た明乃がその子に近づいて行って、

「ほーら怖くないよ? おいで~」

というとゆっくりとこちらに向かって歩いてきてくれていたので、頭を優しく撫でた。
 
「よしよし……良い子だね」
「キャウ……♪」

そう言うと目を細めて喜んでくれていた。そして僕の方にも来て欲しかったので餌をあげてみる事にした。

「ほれ……美味しいぞ? どうだ? 食べるか?」

と聞くと、
「キャウン!」

と言って食べてくれた。その後、暫くの間は仲良く戯れた後に水族館の中に入った。チケットを購入して中に入ると、

「うわぁ〜綺麗……!! 見てダーリン!」

と言いながら指さしている方向に目を向けると色とりどりな魚達が泳いでいた。それを眺めている彼女に向かって、

「うん。本当に美しい光景だ」

そう言いつつ、彼女の方を見ていると、いつの間にか彼女は目の前にいた。どうしたのかと思っていると、

「あのね……キスしていい?」

と聞かれた。断る理由なんて無かったので、すぐに了承するとそっと触れ合う程度の軽いものだったのだが、
 
「ありがとう……幸せ……」

という言葉を言ってくれた。


それからは二人で色々な所を見回っていたのだが、途中で迷子になっている小さな男の子を発見したので、

「大丈夫? お母さんとはぐれちゃったのかな?」

と声をかけるとどうやら母親を探していたようで、少しだけ泣いてしまっていた。
 
「うん。多分、大丈夫だよ。お姉さんと一緒に探しましょうね」

と明乃は言い聞かせるように話しかけている。しかし母親が見つからないので僕達は館内放送をして貰えるようお願いすることにした。

 
少し待っていると、程なくして館内放送が流れ始め、女の子の母親が見つかったので無事に保護された。その時、

「お嬢ちゃん。ありがとうございます」

とお礼まで言われてしまった。



続く……



✅小説の概要

🔴この小説は「AIのべりすと」にタイトルとプロットを入力し、出力された文章に加筆修正を施し、編集したものです。

その意味で「AIのべりすと」と私の共作ということになります。
もちろん「AIのべりすと」の比重のほうが高いです。

『セレンディピティの夜』が想定外に早く終了してしまったため、新たに『アリス・スカーレットの秘密』をスタートさせました。

展開が全く予測できないのは、『セレンディピティの夜』と同様です。

🔷「AIのべりすと」側の都合で、あるいは私の都合で突然終了となる場合があります。ご了承ください。


「AIのべりすと」の設定について書いておきます。

「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。

プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3 → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、小説を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
途中で設定を変更することは可能です。
ただし、結果がどうなるかは保証できません。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。

ただし、修正はかなりの労力を必要とします。
そうなった場合には、自分で書き直したほうが速いかもしれません。

「2. セリフ 台詞を優先」にしました。

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